外交筋のお家でウクライナ料理を学ぶ&語学を想う・・・。 | この命流星のごとく燃やして(`炎ω炎´)

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こんなですが、変な「漢の料理ブログ」です。なお記事は時系列的にはバラバラ。リンクの張り忘れ等もあり、記事上げてからリンクを張りなおすこともありますし、文章が納得いかずに公開してから微修正する事もあります。ご了承下さい。

ドバルジェニ!結局語学力UPには何が必要か・・・禅問答な漢、星餓です!

 

PICK UP:

①外交官の人のお家はどうやって語学を覚える?

②ウクライナの伝統料理ボルシチ・・・だけど肉無しでプルーン!?

③ロシアとは違うロールキャベツとボルシチ!

 

昨年は語学を深める年でした。で、結果はどうかと言いますと、

まあ・・・ある程度レベルは上げられた自負はありますけど、

それはスペイン語に限った話で、他は思ったほど上達出来なかった。

 

正直、冒頭の単語はあまり意味がなかった気がする。

だが、ブログの中に文を入れたのは多少なりとも意味があったかと。

結局、地道に続ける&何度も使うしかない・・・というのが結論ですね。

 

う~ん、まだまだ精進しなくてはいけません。今回はそんな語学力をどう上げていくか、

それをマルチリンガルなヨーロッパの人のお家で考えさせられた教室でした。

ババ━━━m9(`・ω・´)━━━ン!!!

 

 

そんな訳で、今日はウクライナの外交筋のお家で料理を習いました。

主にお母さんが料理担当、学生の娘さんが日本語に翻訳してくれます。

 

娘さんは日本の学校に通い日本語ペラペラ!

他に英語やロシア語も出来るらしい。お父さんの仕事も関係あるのでしょうけど、

やはりヨーロッパにはバイリンガルがザラにいますよね。スゴイわ・・・。(((゜д゜;)))

 

でも、二人が会話しているのはウクライナ語では無くロシア語らしいです。

(※何でも、たまにロシア語なら分かる人がいるからだそうです。)

 

それと兄弟が小さいからかもだけど、

トイレにあいうえおの表があったのは懐かしい&その手があったか~と思ったり。

 

 

さて、今回のメニューは主に冬の日に食べられる家庭料理。

まずは「パンプシキ」から。パンプシキはウクライナでは、
ボルシチとよくセットで食べられるパンだそうです。ヽ(゚◇゚ )ノ
 
小さく型に入れて焼いたら、ニンニク油をぬりぬり。
シンプルながら、この油や生地にはコツがありました。
 
 
お次はボルシチ。実はあのボルシチはウクライナ生まれなのです!
そんなウクライナには3タイプ、計27種類ものレシピがあるそうです。
今回は3タイプの中の一つ赤いタイプ「キノコとプルーンのボルシチ」を作ります。
 
ここではロシア大使館近くの八百屋さんにあるという、
ビーツのスライスをたっぷり使用!これがまた大きくて立派なのよ!
 
キノコ、椎茸、人参を気長にしっかり炒めて具にしていきます。
プルーンも以外だが、このボルシチには出汁やニンニクが入って無いんですよね。
これは常識が変わった瞬間だった!ヽ(゚◇゚ )ノ
 
 
次は「ロールキャベツ」。ロールキャベツは正直、
ロシアのと同じだろうと思って甘く見ていたんですよね。
 
キャベツにみんなで具をまきまき。重ねてソースと茹でて仕上げます。
あら、ロシアのは一度焼くと聞いていたので違いますね!∑(゚Д゚)
 
確かに中の肉や米を入れるのは同じ。
しかし、人参をベースに良く炒めて煮込んだ物で、結果ロシアとは全然別物。
かといって、お隣ポーランドの方が近いが全く同じ訳でもなく・・・。
 
 
お次はサラダ&前菜枠の「シュバサラダ」。
これは日本語で「毛皮のコートを纏うニシン」という、
非常に洒落た名前で呼ばれているアレですよ!ヽ(゚◇゚ )ノ
 
本来はニシンなのでしょうが、今回はサバになりました。
生の物にオイルやビネガー、ハーブで濃い目にマリネしてあります。
 
このニシン・・・もといサバを小さく切ったら、ゆで卵、ジャガイモ、
ビーツ、マヨネーズ、玉ねぎといった物を層状(レイヤー)に。
 
ビーツの上にマヨネーズを広げてやれば、オシャレなパープルカラーになりました!

しかしよく重ねましたね!随分厚着したニシン・・・いや、サバだったか。(ノ∀`*)タハー

 
 
最後にデザートの「ジャムロガリキ」。
これは先生がおばあちゃんから教わった、
クラシックで簡単なお菓子だそう。
 
生地を丸く伸ばしてジャムをこうくるくるっと!
最後に端を丸めてやれば、形はOK!クロワッサンみたいですが、
この形は馬の蹄?を表していて、幸運を運んでくれるのだそうです。(ノ´▽`)ノ
 
 
さて、全て出来ました。それでは頂きましょう!
まずはボルシチ&パンプシキ。
 
パンプシキはニンニクと油が効いてて、
パン屋さんのガーリックソフトフランスを思い出します。
 
これウマー!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
パン自体もモチモチ・ふわふわで美味しかったです。
 
 
そして「キノコ&プルーンのボルシチ」。
味は・・・ああ~、一つ一つしっかり炒めた甲斐ある味だ!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
出汁は入っていない分シンプルだけど、物足りなくは無いんです!
 
それにシンプルだからこそ、生のビーツがしっかり効いているです。
こんなにビーツを感じられるボルシチって、日本ではまだまだ贅沢だよなあ~。
 
東欧らしさのサワークリームさえも、
この贅沢なビーツ味の前では無くても十分な位でした。
 
 
次はロールキャベツとシュバサラダ。
 
シュバサラダ
味は・・・あら?素晴らしい味でした!

この魚、シンプルだけどファッションセンスが半端ねえ!

あははは:*:・ヽ(´∀、`)ノ・:*:ははははは
 
魚自体ははしょっぱオイリー。
だが、それを緩和するまろやかなジャガ芋、卵、マヨネーズ。
サッパリさせるりんご、香味の玉ねぎに素朴なビーツ・・・。
 
逆にしょっぱいから、他が引き立つのもあるのかな。
色だけで無く、バランスも素晴らしかった・・・。

 

ロールキャベツ
ああ、逆にコチラは薄味・トロトロで家庭的~。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
葉が柔らかくなっていて具もとろける様。中にお米も入るからか、
ロールキャベツよりビーフ味のお粥やリゾットを食べてる感じが近いかも。
 
で、この人参ソースもまた独特ですね。
塩味薄めでしたが、これはこれで趣がある味でした。
 
 
最後に「ジャムロガリキ」。
 
うんうん、少し練られたホームメイドなサクッと感。
中からは暖かいマーマレードがとろ~ん!
 
甘さは控えめで親しみやすいですね。
これはみんな好きそうな味だな~。(´∀`)
 
 
まとめ・感想
 
★ロシアとウクライナのボルシチは違う。プルーンを使うのはウクライナだけだそうだし、
赤ボルシチはビーツが濃いらしい。(ロシアでは逆に缶のビーツを使うのが多いとか)
 
★ウクライナには肥沃な土地があり、
それがウクライナ料理の美味しさの源流なんだろうな。
一番使う油はひまわり油だそうです
 
★娘さんは親御さんと同じく外交官になりたいらしい。両親の影響もあるだろうが、
若い&夢や目的が明確な方が語学はやっぱり身につくのかな。