「アメデオ・モディリアーニ展」、姫路市立美術館で8月3日までやってます。
今回は、“展示図面”のご紹介をしたいなと思います。
展覧会を行なう上で、作品をどう飾るかは非常に重要ですよね。
つまり、どうすればお客さんに一番喜んでもらえるか?ということですね。
作品のサイズや内容、並べる順番、作品と作品の間隔や高さ、セクション分け、そのほか作品の安全確保やスムーズな動線・・・などなど考慮することは山ほどあります。
逆に言えば、腕の見せどころです。
そして、それは主に学芸員さんのお仕事です。かなりの大仕事となりますし、個性も経験も出てきます。
というわけで、今回の「アメデオ・モディリアーニ展」姫路会場の図面は姫路市立美術館の学芸員さんが描きました。
こんなかんじ。
姫路市立美術館の展示室はとっても細長い構造になってます。
元々は旧日本軍の倉庫だったとか。
そして出入り口が一つしかないので、入り口から奥まで行って、また帰ってくるという順路になってます。写真では分かりにくいですが。図面の上の方を先に通って、奥まで続いてます。そして奥から下のほうの順路を通ってまた帰ってくる感じです。
これが最初の順路の方です。奥に向かって進みます。
次が帰りの道の方。手前に進んで来ます。
今回の展示では年代順にセクション分けがなされています。
モディリアーニの肖像画はとっても特徴的です。35歳というとても短く悲劇的な生涯、のこした作品数がとても少ないこと等で、その芸術がどういう過程で出来上がっていったか、という視点で展覧会がなされることはあまりありません。
しかし、今回は初期のものから最晩年のものまで、それもただ集めるのではなく、作家の独特な芸術の形成に迫ることを目指して選んでいます。
つまり、作品ごとに違いがよく分かります。一点一点をじっくり味わう以外に、年代順に見比べていくことで作家のメッセージを感じられるのではないでしょうか。
作品数としては約50点と多いとは言えませんが、見ごたえは十分にあると思います。
世界中から集まった貴重な作品ばかりです。是非見に来て下さい~