私事ではありますが、明日は誕生日です。
今月に入ってから 「20日は誕生日なの! おめでとう、と言ってね!」
と言っていたら、今日、仕事で関わっている留学生たちがお祝いをしてくれました。
仕事で関わるようになってから、まだ1か月も経っていないし、会うのも週に2日。
なのに留学生たちからは、ケーキと服をもらいました。
ケーキは、総勢20人で切り分けたので、ほんの3口程度でしたが、とても美味しかったです。
それに私の「洋服好き」をわかっていたのか、服のプレゼント。
さっそく来週、着ていこうと思っています。
でも留学生たちは、来日して一年未満。
まだまだ慣れない日本の生活において、
つたない日本語で一生懸命、店員さんと話をして、
ケーキのプレートや服のラッピングを頼んだのかと思うと、やっぱり涙ぐんでしまいます。
ネパールでは、誕生日の人がちょっとしたプレゼント(チョコレートなどのお菓子)を配るので、
私もそれに倣って、職場でチョコレートを配ったら、お返しにお菓子をたくさんもらいました。
なんだか最近、ただの木槌を落としただけなのに、
銀の槌や金の槌で返ってきていることが多いような気がするのは
少しずつ豊かさを受け取れるようになってきたからかもしれません。
少し前のブログで、誕生月は憂鬱になる
と書きましたが、ここ数年は、こうやって留学生たちがお祝いしてくれるので、
憂鬱になるどころか、すごく心に残る誕生日を迎えられています。
これもセッションを受けるようになって、大きく変わったことかもしれません。
なぜかと言うと、ここで何度も公言していますが、私は 「人嫌い」 です。
そしてどちらかと言えば 「子ども嫌い」 でもあります。
「人嫌い」もそうですが、なんとなくおおっぴらに言うのが憚られる 「子ども嫌い」 。
でも、このブログで隠していても仕方がないし、だから何? とも思うので書いていきます。
それに自分の子ども時代を除外すると、周りに子どもがいる環境で過ごしてきていないので、
正直、どう扱っていいのかわからない、というのもあります。
私の 「子ども嫌い」。
これは、今なら少しわかりますが、
私のなかのインナーチャイルドが過剰反応していて、
素直になれなかったり、甘えられなかったりするような、
ものすごく捻くれた部分が、同族嫌悪とも言えるような反発心を生んでいました。
それに加え、子ども特有の、無知からくる無防備さや、純粋さも、
大人になった私からすると、ものすごく危うく思えたし、
何よりも、子どもでいることは私にとって不利益でしかない、と思い続けていて、
早く大人になりたいと願う、そんな子ども時代を過ごしていたことも一因です。
人前に出ることも嫌い。
子どもも嫌い。
なのに今は、自分の子どもと言ってもいいような年齢ばかりの留学生を相手に
前に立って、何かしら教えることを生業にしています。
そして 「嫌い」 とか 「苦手」 と思っていることでも、
(あるいは思い込まされていたのかもしれませんが)
この数年では、それを凌駕するほどの楽しさと面白さを感じるようになりました。
それに留学生たちからは、私が教える、と言うより、教えてもらうことのほうが多いです。
仕事では公式年齢を24歳(!)に設定していますが、
純粋にびっくりしたり、すんなり笑って受け入れたり、軽く受け流したりと、
留学生たちの反応は様々で、その純粋で正直なところが大好きです。
なので留学生にはおおらかさと素直さ、そして寛容さを日々、教えてもらっています。
人生の後半に入ってからのほうが、楽しくなるなんて、
20代や30代のころには想像できませんでした。
そう考えると、やっぱり人生は何が起きるのかわかりません。
この一年もブロック解除と呪術解除にますます励みたいと思います。