私の仕事は、朝一番に翌日の仕事を各職人に割り振る“段取り”を決める事から始まる。
現場状況、ボリューム、そして職人の施工能力等を考慮したうえで決める。
4人いないと終わらない現場に2人で行かせても終わらないんで、そのへんを踏まえて段取りする。
ただ、ちょっと厳しいかもしれないが少し頑張ればなんとかなるだろうという期待を込めて段取りする事もある。
仕事が忙しくて、1日に多くの現場をさばかなくちゃいけない時なんかは特にそうなる。
そこで問題になるのが職人の“やる気”。
だいたい2つのパターンの職人に別れる。
1つは、どうしたらこの段取りを時間内に終わらせられるかを考える職人。
もう1つは、最初から『終わらんよ
』と言って諦める職人。 前向きな職人と後ろ向きの職人。
後者にはやる気が感じられないのだ。
最初から諦めてるから、現場でもテレテレ仕事をしてる。
だから余計に終わらない。
しまいには『こげな仕事ば入れられてもしきらん。』と開き直る。
最終的には元請けに迷惑をかけてしまう。
だから暇な時には無難な仕事しか入れない。
そして月初、稼ぎ額を見て必ずこう言ってくる。
『こんな稼ぎやったら食うていけんばい
』そりゃそうだろう。
それは自業自得というもの。
稼ぎたければやる気を見せて、自分の限界点を高めに設定してください。
時代は流れてんのよ。
10年前みたいな稼ぎをあげたいんやったら昔の1.5倍働きなさい。
自分は何も変えないで稼ぎがあげようなんて、世の中そんなに甘くはないとよ。
いい加減、頭切り替えてね、T君。