サーシャさんのツイート

Sashaさんの一連のツイートを読んで、胸を打たれ、心から同意するところが多かったです。

何人か、ツイート上で翻訳されていましたが、記録のために、ここでもツイートのコピーと翻訳を載せさせていただきます。Sashaさんから許可いただきました。

 

 

My thoughts on #YuzuruHanyu and fs. Long rant.

 

Having been a figure skater myself (decades ago), I’ve always known how corrupt the sport is. That’s why after I quit, I never followed fs closely but just occasionally watched competitions on tv (which was fun AND frustrating).

 

羽生結弦選手とフィギュアスケートについて思うこと。長文乱文です。

 

私自身、フィギュアスケートの選手だったこともあり（数十年前）、このスポーツがいかに腐敗しているかということはずっと知っていました。だから辞めた後は、フィギュアスケートをじっくり追うことはなく、たまにテレビで競技を見る程度でした（それは楽しいと同時にいらただしくもありました）。

 

But Yuzu drew me in. He was special. At age 17, he started setting WRs, and it soon became clear that if anyone could beat Patrick, it would be him. I was happy to see him set new WR after WR, not because he was succeeding, but because the fs world seemed finally capable of acknowledging the best as THE BEST.

He won Sochi, reached a level of fs nobody had ever thought possible, and won his 2nd OGM in 2018. By then the ISU realized that Yuzu was unstoppable, and something had to be done.

 

でも、ゆづは私を惹きつけました。彼は特別でした。17歳で世界記録を出し始め、パトリックに勝てる人がいるとしたらそれは彼なのだとすぐにわかりました。彼が次々と世界記録を更新していくのを見て私は嬉しかった。彼が成功しているからというよりは、やっとフィギュアスケート界が、ベストはベストだと認めることができるようになったと思えたからです。

彼はソチを制し、誰も考えもしなかったレベルのフィギュアスケートに到達し、2018年には2度目のオリンピック金メダルを獲得しました。そしてその頃、ISUはゆづを止められないこと、何かをしなければならなくなったことに気づいたのでした。

 

But even rule changes post Pyeongchang couldn’t stop him from setting WRs because his skating had no weaknesses. The ISU had no choice but to ignore the rules altogether.

 

しかし、平昌後のルール変更でさえ、彼の世界記録の更新を止めることはできませんでした。彼のスケーティングには弱点がなかったからです。なので、ISUには、ルールをとことん無視するしか選択肢はなかったのです。

 

Hence came the phantom ur calls, +3 and +4 GOEs on perfect elements, pcs caps for the tiniest of errors, coupled with lenient calls and generous scoring for his competitors. These were very effective, unfortunately, because Yuzu was a perfectionist.

 

そして、不可思議な回転不足判定、完璧なエレメントに対する+3や+4のGOE、わずかなミスに対するPCSの抑え、そして彼のライバルに対する甘い判定と寛大な採点が生まれたのです。これらは、非常に効果的でした。不幸なことに、ゆづが完璧主義者だったからです。

 

For Yuzu, +4 GOE meant imperfection on his part, when it was only biased judging. The scoring in the past few yrs was, in a way, mental abuse. It destroyed his confidence in his skating.

 

ゆづにとって、+4GOEは、自分の不完全さを意味しました。偏ったジャッジに過ぎなかったのに。この数年の採点は、ある意味、精神的な虐待でした。自分のスケーティングに対する信頼を破壊するという意味で。

 

But Yuzu being Yuzu, he continued to fight back. He continued to challenge his technical boundaries and created the most intricate programs (maybe with the hope that even the most incompetent judges might notice TRANSITIONS).

 

しかし、ゆづはゆづでした。彼は、反撃し続けました。技術的な限界に挑戦し続け、非常に複雑で入り組んだプログラムを作り上げました（最も無能な審査員でも「トランジション」に気づくかもしれないという期待を持って）。

 

As a result, the gap between him and his competitors widened even further. This was not reflected in the scores, but the number of new fans only he was able to acquire with every skate proves this.

 

結果として、彼とライバルとの差はさらに広がっていきました。それは点数には反映されませんでした。ただ、滑るたびに彼だけが獲得することができた新しいファンの数が、それを証明していました。

 

It’s sad the ISU couldn’t trust N*than to grow into a deserved rival to Yuzu. I truly think he had the potential. He could have grown so much as a skater had he been pushed. Fair competition between the two would have been so exciting.

 

ISUがNサンを信頼して、ゆづのライバルにふさわしい存在に成長させることができなかったのは悲しいことです。彼には可能性があったと本当に思います。彼はプッシュされていれば、スケーターとして大きく成長できたはずです。2人の公正な競争は、とてもワクワクするものだったでしょう。

 

ISU should have realized that Yuzu has more fans than fs has. He attracted so many people who had never watched figure skating. ISU’s sole job was to convert these new Yuzu fans into fs fans by promoting the fairness and beauty of the sport.

 

ISUは、ゆづのファンがフィギュアスケート自体のファンよりも多いことに気づくべきでした。彼は、フィギュアスケートを見たことすらなかった人たちをたくさん惹きつけました。ISUが唯一すべきだったことは、この新しいゆづファンをフィギュアスケートファンに変えることであり、フィギュアスケートの公正さと美しさをアピールすることだったのです。

 

So sad about the lost opportunity. I fell in love with Yuzu’s skating and I wanted to fall in love with fs again, too. It is, after all, a sport I devoted a big part of my youth to.

 

機会が失われたことがとても悲しいです。ゆづのスケーティングに惚れ込んで、私ももう一度フィギュアスケートに惚れ込みたいと思ったのです。なんといっても私の青春の大部分を捧げたスポーツなのですから。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

羽生さんに、見ている人は見ているんだと伝えたい。

みんな、分かっている。

羽生さんは、どんどん上手くなり、どんどん芸術性を増していった。ISUの「精神的虐待」をはねのけて。

胸が痛くなる。

何も建設的なことが言えない自分が嫌になります。

足が癒え、また美しいスケートを見せてくれる日を待ち望んでいます。