「けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。
キリストは、万物をご自身に従わせることのできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じ姿に変えてくださるのです。」ピリピ3章20ー21節
引き止めているもの
~イエスを信じる者達に与えられている権威~
しかし、今多くの終末時代のメッセージがあるのですが、それがきちんと整理されて語られていないと、「あの人はこう言っていて、この人はこう言っている。」と混乱してしまいます。
Ⅱテサロニケ2章1-12節は、パウロが受けた啓示で、終わりの時代に起こる出来事を整理し、覚えるに最適な箇所です。
この箇所を基に、黙示録や旧約の預言書で語られていることを整理していくことができます。
1節から。
「さて兄弟たちよ。
私たちの主イエス・キリストが再び来られることと、私たちが主のみもとに集められることに関して、あなたがたにお願いすることがあります。
霊によってでも、あるいはことばによってでも、あるいは私たちから出たかのような手紙によってでも、主の日がすでに来たかのように言われるのを聞いて、すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたりしないでください。」
主の日とは何でしょうか?
それは、キリストが再びこの地上に来られる日、再臨のことです。
つまりパウロは、「再臨がすでに起こったかのように誰かが言うのを聞いて、混乱してはならない、今から語る出来事が起こるまでは再臨は起こらない」と言っているのです。
3節。
「だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないからです。」
滅びの子、それはつまり反キリストです。
使徒ヨハネは、反キリストのことを獣と呼び、使徒パウロは、滅びの子と呼びました。
父なる神、子なる神、聖霊なる神がいます。
サタン、つまりルシファーは神となりたがり、堕落しました。
サタンはいつでも、神様の真似をしたがります。
それなのでサタンの三位一体では、サタンは父なる神、反キリストは子なる神、そして様々なしるしや奇跡を行う偽預言者は聖霊なる神的な存在です。
サタンはそのようにして人々から崇拝されたいのです。
4節。
「彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。」
4節は重要です。
世界には様々な宗教があります。
ヒンズー教やイスラム教などです。
そして今、世界統一宗教に向けた動きがあります。
「様々な信仰があるけれど、でも私達は一つの神様を信じているのです。」
彼らはそのようにして互いに結びつき、やがてそれは、世界統一政府とつながっていくことでしょう。
それが反キリスト王国です。
ともかくある事が起こった結果、反キリストが目に見える形で出現し、あらゆる神の上に自分を高く上げ、自分を神とするのです。
そしてあらゆる宗教が、彼こそが神であると認め、仕えるようになります。
もしそうしなければ、殺されてしまうのです。
反キリストは、そのようにして世界を支配します。
彼は、全世界の全ての人達から礼拝されたいのです。
4節には、「彼は、すべて神と呼ばれるものに反抗し、神の宮の中に座を設け」とあります。
神の宮はどこにありますか?
もちろん新約においては、私達が神の宮です。
しかしイスラエルの視点では、物理的な第一神殿は、ソロモンの時代に完成しました。
その後崩壊されました。
そして第二神殿が建ち、イエス様がこの地上を歩まれた時も存在しました。
マタイ24章で、イエス様は、「この神殿は破壊され、何一つとして残らない。」と言われました。
AD60年代から70年にかけて、イスラエルとローマ帝国が戦いましたが、イスラエルは敗北し、神殿は完全に崩壊され、唯一残ったのは西の城壁だけです。
それは嘆きの壁と呼ばれ、現在私達は目にしています。
第二神殿崩壊後から現在に至るまで、イスラエルには神殿がありません。
しかしこの終わりの時代の出来事が起こるためには、ある時点でエルサレムに神殿が建っている必要があります。
今その場所は、イスラム教のモスクがあり、非常に複雑な状況で、イスラエルは神殿を建てたいのですが、建てることができていません。
しかし私は、何らかの出来事があって、その場所が一掃され、神殿が築かれると信じています。
そして反キリストは、神殿建設のために重要な役割をし、その結果イスラエルの人達は反キリストを受け入れ、反キリストと平和条約を結びます。
そこから7年の患難時代が始まります。
そして7年の真ん中、3年半の時に、反キリストが突如として神の宮にやって来て、そこに座して忌み嫌うべきことを言います。
「私が神だ。私を拝め。」
その時からが最後の三年半、大患難の時代です。
ですから、この終わりの時代の出来事において、第三神殿が建つことは預言的に重要な出来事です。
5節。
「私がまだあなたがたのところにいたとき、これらのことをよく話しておいたのを思い出しませんか。」
6節。
「あなたがたが知っているとおり、彼がその定められた時に現れるようにと、いま引き止めているものがあるのです。」
6節は、私達にとって最も重要聖句です。
つまり、反キリストが、自分の時が来るまで現れることができないように、引き止めている力があるのです。
では反キリストを引き止めているその力とは何でしょうか?
7節。
「不法の秘密はすでに働いています。」
私達はそれをコロナ禍で見てきましたが、今もなお反キリストの出現に向けて、背後で働いています。
まだはっきりとは出現していませんが、反キリストはすでに存在していて、水面下で動いています。
そしてある時点で出現します。
しかし、今はまだ反キリストの出現を引き止めているものがある。
イエス様はすべての支配と権威の武装を解除し、それらは今、イエス・キリストの教会である私達の足の下にあり、私達はそれらにたいしてイエス・キリストにあって権威を持っています。
つまり私達こそが引き止めているものなのです。
7節に戻ります。
「不法の秘密はすでに働いています。
しかし今は引き止める者があって、自分が取り除かれる時まで引き止めているのです。」
自分が取り除かれる時まで。
神の統治はこうです。
キリストが復活し、天に昇った後、私達はキリスト共に天に座しています。
私達はキリストのからだであり、キリストは私達の頭です。
そしてキリストは、私達にこの地上で主の計画を成し遂げるようにと命じました。
聖霊様は、からだである教会の中にいて、神の御業をするために私達を通して働いています。
私達は地の塩、世の光です。
私達、イエス・キリストの教会のゆえに、この世はまだ滅びていないのです。
そのことをご存知ですか?
確かに多くの緊張があり、邪悪な働きがあります。
しかしまだ、敵は、悪魔は、自分達がしたいことを自由に行うことはできていません。
なぜなら、御霊によって異言で祈り、神のみことばを宣言し、神から与えられた権威を行使している全てのクリスチャン達のことを考えてみてください。
霊の領域において、神のみことばと御使い達によって、私達は反キリストの働きを引き止めているのです。
あのコロナ禍の出来事を通して、多くの御霊に満ちたクリスチャン達が目覚め、終わりの時代を意識し始め、キリストにある権威を行使するようになりました。
私達が、引き止めているのです。
黙示録の患難時代に出て来る聖徒達は、私達のことではありません。
私達が携挙された後、7年の患難時代に多くの人達がイエス様を信じますが、その人達は「教会」とは呼ばれていません。
教会はすでに引き上げられています。
それなので彼らは、患難時代の聖徒達であり、私達とは違います。
なぜならその時代は、イエス様を信じることはある意味簡単だからです。
しかし同時に、イエス様を信じることは困難な時代でもあります。
信じるか、死ぬかの二者一択です。
獣のしるしを受けるか、死ぬかです。
そこには今のような信仰は必要とされません。
しかし今は、私達は信じることを選ぶことができます。
そしてその信じる信仰によって、私達は引き上げられるのです。
しかし私達が携挙された後、7年間が始まり、反キリストは恐ろしいことを行います。
その時になると、反キリスト達は、聖徒達に打ち勝つことができるようになります。
しかしキリストの復活と悪魔の敗北と、そしてキリストにある私達の立場についての啓示が与えられるなら、反キリストが私達を支配できるというのは支離滅裂です。
なぜならキリストは、悪魔悪霊どもを打ち負かしたからです。
そして私達がこの地上から取り去られると、引き止めるものがいなくなります。
私達が、教会が取り去られ、聖霊様も私達と共に取り去られます。
もちろん聖霊様は、7年の患難時代もこの地で動かれますが、今のようにではなく、限定的です。
8節。
「その時になると、不法の人が現れますが、主は御口の息をもって彼を殺し、来臨の輝きをもって滅ぼしてしまわれます。」
この節は、黙示録19章の箇所と似ています。「その方の口からは、鋭い剣が出てる。」
ハレルヤ。
なぜ口なのでしょうか。
それは霊の領域においては、私達が神のみことばを語る時、力が流れるのです。
あなたの口を用いて、悪魔をあなたの足の下に留めておいてください。
悪魔にあなたの人生を滅ぼさせないでください。
あなたの口を使うのです。
神のみことばは、あなたの口にある御霊の剣です。
主イエスも反キリストを、御口の息をもって殺すのです。
ハレルヤ。
9節。
「不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、」
「また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行われます。
なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。」
つまり、真理を受け入れないと決心した。
11節。
「それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。」
彼らが真理を受け入れなかったがゆえに、強い欺きによって彼らは偽りを信じるようになってしまう。
私が話してはいないことを、AIで合成した私の画像に話させて、あたかも私が話しているかのように見せることができる技術がすでに存在しているのも不思議なことではありません。
12節。
「それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。」
皆さんがご存知のように、ヒューマナイドロボット開発やAIの発展によって、ビル・ゲイツやイーロン・マスクなどテクノロジー分野で最前線に立つ人達は、5年以内に、私達人間の仕事の大半をロボットがするようになるだろうと予想しています。
AIロボットによって、99%の仕事がです。
それゆえに彼らはこう言っています。
「我々人間は、労働の苦痛から解放されて、生活費は政府が支給するので、人生を楽しむことができる。」
これは、彼らが2030年に実行しようとしている、グレート・リセット計画です。
しかし、キリスト抜きにしてユートピアはやって来ません。
むしろディストピアです。
SF映画やドラマなどでは、必ずと言っていいほど、最上位の王が登場し、全世界を支配します。
それと同じように、悪霊は常に背後で働いています。
他の人達を支配し、奴隷にする。
それがサタンの性質です。
反キリストは、最先端テクノロジーを使って全世界を支配するようになります。
だからこそ、獣のしるしは人間の遺伝子を変えてしまうことになるのでしょう。
だからこそ、神様は「受けてはならない」と言っているのです。
既に、ニューラリンクなどの脳内チップの技術によって、麻痺した人が歩行できるようにもなっています。
ある時点で、最先端医療技術によって、人間が永遠に健康に生きることができるようになってしまうでしょう。
しかし獣のしるしを受けるなら、その人はもはや神が創造された人間ではなくなってしまうのです。
彼らは、テクノロジーによってあらゆる限界を無くし、自由に生きることができる時代が来ると思っています。
テクノロジーによって、超人を造り出そうとするトランスヒューマニズムです。
すでにどこかで何かが行われています。
だからこそ裁きが行わなければならないのです。
神様がバベルの塔の建設を阻止し、言語を変え、人々を世界中に散らしたのにも理由があります。
なぜなら、人々は自分達が神のようになれると思い上がったからです。
今、私達はその時と同じようになっています。最先端テクノロジーなどによって、人間が神の秩序を侵す事ができると思っている。
イエス・キリストは、人間のためだけに代価を払われました。
ハイブリッド人間やネフィリムのためではありません。
ネフィリムはハイブリッドでした。
だからこそ、人間のあまりの堕落とネフィリムのゆえに、神様は世界を滅ぼす必要があったのです。
御使い達(堕天使達)が人間の女性達と関係を持ち、その結果生まれたのがハイブリッドであるネフィリムでした。
しかしやがてそれと似たような感じで、ネフィリムが世界に現れる時がやって来るでしょう。
だからこそ聖書は、艱難時代になったら、「獣の刻印を受けてはいけない。それよりは死を選びなさい。」と言っているのです。
なぜなら、獣の刻印を受けるなら、もう後戻りはできないからです。
隣の人に言ってください。
「獣のしるしを受けてはいけません。」
ご自分の体に入れるものにはよく注意してくださいね。
よく注意してください。
なぜなら彼らは、惑わして受けさせようとしてくるかもしれないからです。
続く




