③私が毎日異言で祈る理由
〜私達の霊の理解力を引き伸ばす異言の祈り〜
私が毎日異言で祈り、あなたもそうすべき2つ目の理由
異言の祈りは、あなたの神様にたいする見方を広げる
これは凄く良いポイントで、今日初めて語ります。
異言の祈りは、あなたの神様にたいする見方を広げるとは、いったいどういう意味なのか？
使徒10章で、使徒達は異邦人達が異言で語るのを聞いて、神様を賛美しました。
人々が異言を語った時に、素晴らしい御業ゆえに神様を賛美したという記述が使徒行伝には2回出てきます。
神様を賛美する（英語ではmagnify＝大きくする、拡大する、讃える）とはどういう意味なのか？
拡大鏡、虫眼鏡で物を見ると、物が大きくなります。
しかし実際は、その物自体の大きさは変わっていません。
神様ご自身も、今よりさらに大きくなることはありません。
神様は全知全能で、力と知恵と知識に満ちておられ、どこにでもおられるお方、遍在されるお方で、成長するということはありません。
さらに権威を得ることもありません。
神様はすでに争うことができないお方、征服できない、無敵な、揺るぎない、永遠に存在されるお方です。
神様はご自身を改善されることはありません。神様は永遠の王です。
ですから私達が神様をmagnify大きくすると言う時は、神様が時とともに大きく成長していっていると言っているわけではありません。
神様はこれ以上大きくなることはできません。
しかし私達は、神様にたいする見方、視点を拡大することができるのです。
人々の祈りの生活、賛美の生活を見ることによって、その人がどれほど神様を大きなお方として見ているかが分かります。
その人が自分の霊の内で、神様をどれほど大きく見ているかが。
小さな小さな祈りしかしない人達は、神様をほんとうにちっぽけな存在として見ているのです。
詩篇145篇3節にはこうあります。
「主は大いなる方。大いに賛美されるべき方。
その偉大さを測り知ることができません。」
聖書は、神様の偉大さは私達の理解をはるかに越えるものだと語っています。
私達の理解、私達の限りのある思考を越えているんです。
神様の複雑な偉大さを、私達の限界のあるこの頭で理解することは不可能なんです。
それを聖霊様に明らかにしてもらう必要があるのです。
だからこそイエス様はペテロに「このことをあなたに明らかに示したのは人間ではありません。天の父だけが示すことができるのです。」と言われました。
ですからあなたが異言で祈ると、あなたは神様を大きくするのです。
つまり、神様があなたにとって大きなお方となるのです。
あなたが異言で祈っていく時に、神様の偉大さにたいするあなたの理解が増大していくのです。
ハレルヤ！
聖書は、神様の偉大さは私達の頭の理解を越えると言っています。
しかしあなたの霊の理解力は、あなたの頭の理解力よりもはるかに大きいのです。
あなたが御霊によって祈る時、パウロがⅠコリント2章で語っているように、他のどのような方法でも知ることができないことを、御霊によって知るのです。
それは何か学ぶことによって知ることができるものではないのです。
異言で祈ることによって、神様の偉大さ、神様の偉大な力があなたにとって現実なものとなるのです。
そうなるとあなたに何が起こるでしょうか？
あなたは励まされ、力づけられ、より大きな声で祈るようになり、大きく祈り、今までより大きく賛美し、もっと大きく求めるようになり、
あなたの巨人に立ち向かうようになるのです。
なぜなら、あなたはゴリアテが偉大なのではなく、あなたのうちにはもっと偉大なお方が住んでおられ、実のところゴリアテは負け犬であることをあなたは知っているからです。
あなたのうちで、またあなたを通して生きておられる神様は偉大なお方だからです。
ハレルヤ。
ある人達は浅い賛美と祈りの生活を持っています。
なぜならその方達の神様の力にたいする理解は本当に限られているからです。
しかしパウロを見てください。
彼は、私達の誰よりも異言で祈りました。
その彼がエペソの教会にこう言っています。「私たちのうちに働く力によって、私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊かに施すことのできる方に、」ハレルヤ！
コリントの教会の人達全員を合わせたよりももっと沢山異言で祈ったパウロは、
「神様の力は、あなたがたが考えることができる以上に偉大な事を成し遂げることができるんだ！」と言っているのです。
もしあなたが考えることができるなら、それは神様がそれ以上にはるかに偉大なことができることを証明しています。
ハレルヤ。
そのように神様を大きく信じることができるように、パウロの想像力と霊の理解力を引き伸ばしたのは何だったのでしょうか？
彼の祈りの生活でした！
彼は、御霊によって祈ることによって、自分の最も聖い信仰の上に自分自身を築き上げたのです。
これは、私が毎日異言で祈る3番目の理由につながります。
3番目:異言の祈りは、あなたの信仰を充満させる（活性化する）
ユダ20節はこう言っています。
「愛する人々よ。あなたがたは、自分の持っている最も聖い信仰の上に自分自身を築き上げ、聖霊によって祈り、」
はっきりさせておきたいことがあります。
ローマ10章17節は、きっぱりと明確に語っています。
「信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」
異言で祈ることによって、もっと多くの信仰を得るわけではありません。
信仰は、あくまでも信者達に、神のみことばを通してやって来ます。
それはこのみことばや他の箇所からも明確です。
みことばが啓示される時に、神への信仰が築かれます。
しかし心に信仰がありながらも、その信仰は活性化されておらず、よどんでいて活気がなく、休眠状態になっている人達がいます。
ユダ20節が言っている「御霊によって祈ることによって、最も聖い信仰の上に自分自身を築きあげなさい。」の、「築き上げる」という言葉のギリシャ語本文の言葉は、「充電する」という言葉と同じ意味なのです。
スマホやバッテリー、車のバッテリーを充電するのと似ています。
異言で祈ることが、信仰を増し加えるのではありません。
異言で祈ること、御霊による祈りは、すでにあなたの心にある信仰を活気づけ、掻き立て、あなたの心にある信仰に一致する行動を取らせるのです。
ですから異言の祈りは、あなたの心にすでにある信仰を活気づけ、あなたはその信仰によって行動することができるようになるのです。
イエス様のような信仰、モーセのような信仰、パウロのような信仰があっても、それを休眠状態にさせてしまうなら、あなたに何の益ももたらしません。
信仰に一致する行動があってこそ、信者に益をもたらします。
御霊による祈りによって活気づけられ、掻き立てられたあなたの心にある信仰を用いる時、その信仰を解き放つ時に、超自然的な現れが起きてくるのです。
ハレルヤ。
聖書は「異言を話す者は自分の徳を高めます」と語っています。
何を高めるのでしょうか。自分の信仰です。
ある日思ったことがあるのですが、異言の祈りは充電器のようです。
充電器そのものは何か特別なことをするわけではありません。
iPhoneは充電が2％、1％と減っていき、ついに充電が切れるとどんなに素晴らしい機能があっても使うことはできません。
しかし充電器をコンセントに差し込んで、そしてiPhoneに繋ぐなら、iPhoneは充電され、あなたに益をもたらします。
異言の祈りとはそのようなものなのです。
異言がなければ、あなたの信仰は休眠状態、活気がないものとなります。
そうなるなら、確かにあなたの内には変わらず信仰があるのですが、あなたに何の価値ももたらさなくなってしまうのです。
しかし充電器をコンセントに差し込んで、デバイスにつなげるように、異言をあなたの信仰につなげるなら、あなたの信仰を活気づけ、神の力があなたの内に充満し、あなたの人生に価値あるものとなり、あなたがするあらゆることにおいて実際に結果をもたらすのです。
ようは、異言は神様の力とあなたの信仰をつなげて、あなたに神様の力を与えるのです。
ハレルヤ！
今日から、あなたは異言で祈ることによって、それを体験するようになります。
イエスの御名によって。
みなさんの中には異言で祈るけれど、異言の価値、益についてあまりよく分かっておられない方もいると思います。
いつもしていることだから異言で祈っている。
異言の恩恵、益について語っている時に、あなたの目が開かれ、異言の無限の可能性を理解することができるようになりますように。
異言は、訳の分からないことをただぺちゃくちゃとまくしたてているわけではないのです。
ただ理解できない言葉を語っているのではありません。
そうではなく、異言には目的があるのです。
異言で祈っている最中に、「自分は本当に何か意味あることをしているのだろうか？」と思うことが私にもあります。
そのような思いは誰にも来ると思いますが、そのような思いが来ると、失望して異言で祈る気がもはやなくなり、母国語だけで祈るようになります。
しかし、異言の目的、神のみことばに結びついた恩恵、益を知っているなら、異言で祈ることをやめさせるために悪魔があなたにもたらす失望感を、あなたは吹き飛ばすことができるのです。
そして、あなたはもっと大きな声で、もっと熱心に異言で祈るようになります。
そして結果的に、あなたは異言がもたらす恩恵を全て体験するようになるのです。
あなたの祈りの生活は全く新しいレベルに変わります。イエス・キリストの御名によって！
停滞した状態は終わります。
今日から、力とワクワク感という新しい風があなたの祈りの生活に吹いてきます。
つづく
