メンタリングする上で気をつけるべき10の大きな過ち



J.リー・グラディー

私は2週間のシンガポールの旅から帰ってきたところです。
シンガポールでは、8つの別々の教会でメッセージを語りました。
会衆に語る全ての機会を楽しみましたが、この旅で一番充実したのは公の集会ではありませんでした。
一番充実感を与えてくれたのは、私とともに旅した5人の男性、アルバート、ハニ、シリーシュ、ビリー、ピーターのメンタリングをしたことでした。


この旅で一番充実感を与えてくれた瞬間は、先週の日曜日の夜、礼拝の最後にアルバートが人々のために祈っているのを見た時でした。
私はアルバートをかれこれ2年間メンタリングしているので、彼が他の人達のために自分を用いるために踏み出すのを見て嬉しくなりました。
これがメンタリングの力です。
あなたが弟子と質のある時間を過ごす時、彼らは霊的に成長していき、最終的には彼ら自身も他の人のメンターになっていきます。

メンタリングは基本的な聖書の考えなのですが、今日のメガチャーチという背景においては、忘れ去られてしまった価値あるものです。

モーセーはヨシュアをメンタリングし、ナオミはルツを、エリヤはエリシャをメンタリングし、パウロはテモテに自分の命を注ぎました。
しかし今日、私達はより時間のかかる1対1の戦略より、人間味のない組み立てラインのような訓練方法を好んでいます。

私はメンタリングを自分の優先事項にしています。
というのも神様は量より質のを方を大切にされるからです。
イエス様は群衆向けの働きを沢山されましたが、その多くの時間をご自分の中心的グループを訓練するためにささげました。

そしてイエス様はご自分の少ない数の弟子達を驚くほど素晴らしく準備させたので、彼らに彼らは自分よりも「さらに偉大な働き」をするだろうと言われたほどです(ヨハネ14:12参照)。
有能なメンターとは弟子が自分を手本にし、自分を越えていくようにさせる人のことです。

今週、私の弟子アルバートは、先週末の集会で私達が祈った新しくイエス様を信じた人達の何人かをメンタリングしなさいという思いを受け取りました。
そして彼は私にコーチングと、特にメンタリングする上で避けるべき失敗のリストを作ってくれないだろうかと頼んできました。
これがそのリストです。

1.弟子達からの連絡を無視しない

弟子訓練は、あなたの時間を要求します。
電話やメール(ラインやメッセンジャーなど)に応答し、あなたが連絡を取りやすい人であることを弟子達が確実に知っているようにしてください。

2.弟子達が深刻な罪を告白した時に、嫌悪感を示さない

真の感情的癒しには、透明性と悔い改めが必要です。
けれどもメンターであるあなたは、弟子が自分の魂をさらけ出す決心をした時に憐みと思いやりを示さなければいけません。

3.信頼を裏切らない

私は、個人的にした告白を牧師やメンターが漏らしてしまったがゆえに、心を閉ざし、教会に行くことさえもやめてしまったクリスチャン達に会って来ました。
今、あなたがメンタリングしている人があなたを信頼して、抱えている人には話す事ができない最も深い葛藤を打ち明けたなら、その情報を忠実にしっかりと管理してください。
それを他の人に分かち合うのはあなたのする事ではありません。

4.弟子達を子ども扱いしない

あなたはあなたの弟子を一人の成人として扱わなければなりません。
優しく扱いすぎたり、甘やかしたりしないでください。
使徒パウロはこのように言いました。
「おとなになったときには、子どものことをやめました。」(Ⅰコリント13:11)
子ども扱いするなら、あなたは決して人々を霊的健全へと導くことはありません。
成長と成熟を期待してください。

5.対決を避けない

「ハイパーグレイス(極端な恵み)」神学のこの時代、一部のクリスチャン達はどのような形であれ愛のむちを与えようとしません。
心が狭い、律法主義的だと思われることを恐れているからです。
あなたはこの恐れに打ち勝たなければいけません。
もし本当にあなたが弟子を愛しているなら、必要な時は愛情深く、しかし毅然と正すのです。

6.支配したり、操ったりしない

あなたが弟子の人生を管理しているのではありません。
あなたの仕事は、弟子が自分で神様から聞くことができるようにと助けることです。弟子のために神様から聞くことではありません。

7.独占欲を持たない

メンターとしてあなたのゴールは弟子に仕え、彼もしくは彼女が成長するのを助けることです。
しかし、弟子が人生で必要とするのはあなただけではありません。
友人達や他のメンター達が入る余地も残しといてください。
そしてもし弟子が他の人に助けを求めたとしても嫉妬しないことです。

8.共依存とならない

あなたはいつも弟子をイエス様に向かせる必要があります。
彼らがあなたに依存することを許してはいけません。
そして、あなたの感情的な必要を決して弟子訓練の関係で満たさないことです。

9.自分の弟子達を金銭的に利用しない

長年にわたって私は、自分がメンタリングしている人達にネットワーク販売事業で自分の「ダウンライン(紹介制度で自分の下につく人の事)」に加わるようにと求めたり、あるいは投資クラブに加わる事や外貨に投資するようにと求めている牧師達やメンター達と出会ってきました。
これは大きな過ちです。
私腹を肥やすためにメンタリングの関係を利用する事は、イエス様が言われた「心の清さ」を全て否定する事です。

10.弟子のことを諦めない事

ペテロがイエス様を否定した後、イエス様が彼のことを見捨てたなんて想像できますか?
できません。イエス様はペテロを罪のゆえに不適格な者だとは言われませんでした。
イエス様は彼を回復されたのです。
良い時も悪い時も、さらには手に負えないような道徳的過ちを犯したとしても弟子のそばにいてください。
彼らを愛し、赦してください。
そして彼らのために祈ることを決してやめてはいけません。
生涯のメンターとなってください。

J. Lee Gradyは2010年にフルタイムの働きに入るまでの11年間カリスマで編集者をしていました。今日彼は、虐待や文化的抑圧を受けている少女達や女性達にイエス様の癒しをもたらすクリスチャン慈善団体The mordecai projectを指揮しています。

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