サタンがあなたを誘惑するために用いる3つの手段
ーその手段を知って、誘惑に打ち勝つー
マイケル・フレンチ、ステファン・クエルト、レベッカ・ムーア
サタンの策略を無視していたがゆえに、クリスチャン達やさらには偉大なクリスチャンリーダー達まで誘惑に陥るのを、私達は目にしています。多くの場合、リーダー達は、自分達が体験した誘惑について語りません。リーダーとしての資格を失ってしまうかもしれないと恐れているからです。しかし実のところ、誘惑は、この地球上で生きる全ての人が体験する現実なのです。
クリスチャンであっても、つまずいてしまいやすい酷い罠がそこら中にあります。それが、現実です。
毎日、全ての人が、敵の誘惑の影響に囲まれて生きています。
それらは、しばしば私達をうろたえされるために変装していたり、私達の防備をゆるめようとトリックをかけてきます。
しかし、すべての仮面の下には、私達の人生の敵であるサタンがいるのです。
イエス様でさえ荒野に1人でいる時に、40日間、悪魔から誘惑されました。ルカ4章で語られている、荒野でのイエス様への誘惑は、誘惑の源と性質についてのいくつかの重要な真理を現わしています。
その真理とは、誘惑は敵であるサタンから来、どこにでも-人けがなく何もない場所でも、低い場所でも、高い場所でも、そしてもちろん聖なる場所でも-あるということです。
荒野は、欠乏の霊があなたを肉体的に、精神的に、霊的にすり減らしていく何もない場所です。イエス様が荒野にいた時に、サタンがした最初の攻撃には2つの面があります。イエス様の感覚にたいする攻撃とイエス様を自信喪失させようとする試みです。
ルカ4:1-3には、イエス様と悪魔のやりとりの始まりが記述されています。
さて、聖霊に満ちたイエスは、ヨルダンから帰られた。そして御霊に導かれて荒野におり、四十日間、悪魔の試みに会われた。
その間何も食べず、その時が終わると、空腹を覚えられた。そこで、悪魔はイエスに言った。「あなたが神の子なら、この石に、パンになれと言いつけなさい。」
荒野にいた間ずっと、イエス様は断食していました。ですから、イエス様の体がどれほど食べ物の味、匂いを欲していたか想像がつきますね。40日間、イエス様の内も周りも全てが、誘惑に屈するようにと懇願していました。しかし、イエス様は抵抗しました。
ゴールが見えて来たとき、悪魔は、断食の期間が終わる前にイエス様を食べ物の誘惑に屈させようと、イエス様の肉に訴え始めました。
私なら、励ましてくれる人がまったくいない、そして実際に食べはしないけど、見て楽しむ上質のステーキがない、本当に何もない場所で40日間も過ごせるかわかりません。
ものすごい試練ですよ!しかし、生ける神の御子は聖霊に満たされ、聖霊様によって荒野に導かれました。内に聖霊様がおられたので、イエス様は空腹という誘惑に勝つことが出来たのです。
けれども、この攻撃には、先の誘惑と関連する誘惑がありました。サタンはキリストに、「あなたが神の子なら、この石に、パンになれと言いつけなさい。」(3節)と言いました。
このほんのわずかな言葉で、サタンはイエス様を自信喪失させ、ひそかに恥をかかせ、低い場所へとイエス様を追い詰めようとしました。
低い場所での攻撃、それは私達を自信喪失という脅しで踏み砕くためにサタンが用いる手段です。
私達が低い場所にいる時に、自分自身に問いかける疑問にはこのようなものがあります。
私って、何者なんだろう?私は一体、どこから来たんだ?私に、将来なんてあるの?人生の価値って、一体何?そもそも私の人生って、価値あるのかな?
イエス様が知っておられたこと-そして私達が覚えておくべきこと-は、今、私達がいる状況、そして私達について悪魔が言ってくることが私達の価値を決めるわけではないということです。
私達の価値は、「(聖書に)~と書いてある。」(4節)によって決まるのです。
神のことばは私達について、何と宣言しているでしょうか?
勝利は昔も、今も、これからも御霊の剣によって勝ち取られるのです。御霊の剣とは、「神の口から出る一つ一つのことば」(マタイ4:4)です。内にあるみことばのゆえに、イエス様はサタンの最初の策略に勝つことができたのです。
最初の誘惑では、キリストを屈服させることができなかったことを知ったサタンは、次の誘惑に移りました。
サタンは、イエス様を低い場所から、山の上の高い場所に連れて行きました。
また、悪魔はイエスを連れて行き、またくまに世界の国々を全部見せて、こう言った。「この、国々のいっさいの権力と栄光とをあなたに差し上げましょう。それは私に任されているので、私がこれと思う人に差し上げるのです。ですから、もしあなたが私を拝むなら、すべてをあなたのものとしましょう。」
高い場所は礼拝を要求します。この世の制度の高い場所は、礼拝を要求してきますが、あなたを弱り果てさせるのです。
この試みで、イエス様は物質主義と格闘されました。
イエス様は知っていたのです。高い場所でのサタンの攻撃を弱体化させる方法は悪魔に抵抗して、神様を礼拝し、神様にだけ仕えることであることを。
イエス様は、「引き下がれ、サタン。『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい。』と書いてある。」と言って、再び、誘惑に打ち勝ちました。
最後の抵抗として、サタンはイエス様を聖なる場所、つまり神殿で誘惑しようとしました。
また、悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の頂に立たせて、こう言った。「あなたが神の子なら、ここから飛び降りなさい。『神は、御使いたちに命じてあなたを守らせる』とも、『あなたの足が石に打ち当たることのないように、彼らの手で、あなたをささえさせる』とも書いてあるからです。」(ルカ4:9-11)
教会にいようと、またリーダーの立場にいようと、誘惑はついて来るのです。この手の誘惑は、宗教的な野心をターゲットにしています。ほとんどの人達は、人々に仕え、助けるという純粋な動機でミニストリーに入っていきます。しかし、その後、聖別されてない野心が取って替わってしまうのです。教会の中での、ルールや専門用語、そしてどうすれば人々の関心を引くことができるかを私達は知るようになります。
頂上から飛び降りて、自分をキャッチするようにと御使い達に命じる方が、ろばの子に乗って、人々の足を洗うよりもはるかに印象的です。
しかし、私達は誰かを感心させるために召されたのではありません。私達の召命と恵みは、神様から与えられたものです。
神様こそが、私達の価値の源であり、私達は人々を自分ではなく、神様に向けさせなければいけません。
悪魔は、これとまったく同じパターンで私達を誘惑してきます。
まず、1つの領域で私達を誘惑し、うまくいかなかったら、次の領域に移るのです。
1.私達が最初に体験する誘惑は、大抵、肉の欲や自分にたいする見方です。それは肉に集中させ、キリストにあってあなたが何者であるのか分からなくさせるための、感覚に対する攻撃です。「自分はこれを受けるにふさわしい。」とあなたに言わせることができたなら、サタンは満足するのです。
2.2番目の誘惑は、あなたのこの世と悪魔にたいする見方に関するものです。「自分はこれにふさわしい」からという理由で私達に罪を正当化させる、目の欲をターゲットとした社会的地位という名の攻撃です。
3.3番目の誘惑は、あなたの神様にたいする見方と神様との関係に関するものです。
この攻撃は、霊的なものです。もし自分が「到達したぞ!」と思っていることに気がついたなら、虚栄心に屈服してしまったということです。
私達を神様の愛からそらすために、サタンは私達の人生の様々な領域で誘惑してきます。失敗、敗北、罪は神のみことばに対する無知と御声を聞かないことに直接関係しています。
神のみことばを知り、神様を礼拝し、神の御心を行なうことが、誘惑の影響に打ち勝つための土台です。しかし、それらも神様との親密さがなければ、私達を弱らせるものとなるのです。
私達はこの親密さを、神のことばを学び、礼拝し、神の御心に従い続けることによって深めていきます。この3つのうちどれか1つではなく、3つとも必要なのです。
誘惑に襲われているなと感じたら、もっと賛美と礼拝をすべきです。
そうすることによって、私達の肉を主に従わせ、私達の目をこの世ではなく神様に向けさせ、私達の居場所は、自分の台座の上ではなく、イエス様の十字架のもとであることを思い起こさせるのです。
また、自分自身にこのように問いかけることも賢明です。
私と神様との関係は何に基づいているんだろう?
自分の業績?自分がするかもしれない目を見張るようなこと?
愛ではなく、自分の利益?
私は、自分の利益のために神様を利用するという罪を犯していないだろうか?
あなたが誘惑に抵抗するなら、あなたは誘惑に打ち勝つための神様の恵み、神様の愛、神様があなたに与えられた価値、そして朝ごとに新しい神様の恵みを体験するようになるのです。
「私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯されませんでしたが、すべての点で、私たちと同じように、試みに会われたのです。ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」(ヘブル4:15-16)
「兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。」(黙示録12:11)
「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」(Ⅰヨハネ1:9)
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