久しぶりに、超感動しました。


敵を愛しなさい?

(写真はネットから拝借/コリー・テン・ブーム)


コリー・テン・ブーム


聖霊様の力によってのみ、私達は人を赦すことができます。


愛は、限界のない忍耐であり、ずっと信頼し続け、希望を失うことがありません。他の全てが倒れても、愛は立ち続けるのです。


どうすれば、そのような強い愛を持つことが出来るのでしょうか?
聖霊様が、私達にその強い愛を与えてくださるのです。自分の敵を愛するという試練に直面する時、私達は聖霊様に目を向けなければいけません。


アフリカで、投獄され死刑判決を受けた男性に会いに行きました。私は、彼に尋ねました。


「イエス・キリストの十字架について聞いたことはありますか?イエス様が十字架で、世界の罪、そしてあなたの罪を負われたことを?」


彼は、頷きました。


「イエス・キリストがあなたの救い主であることを信じていますか?」


「はい。私はイエス様を愛しています。けれど、いつも誠実だったわけではありません。政治に私の時間と関心を全て費やしていました。けれど今は、私の全ての罪をイエス様のもとに持っていきました。イエス様は、私を赦してくださいました。もし、これから先、長く生きれるなら、私は一生涯、イエス様に仕えて行きます。」


「あなたをここに入れた人達のことを赦しましたか?あなたの死に罪意識を感じるであろう人達のことを。」


「まさか。私は、彼らを憎んでいます。」


「私にはそれが理解できますよ。私の体験を一つ、語らせてください。」


「オランダでの戦争中、私は、ユダヤ人達を助けていました。ある日、1人の男性がやって来て、私に言ったんです。『妻もユダヤ人を助けているんだけど、逮捕されてしまったんです。今、彼女は警察署にいるんだけど、死刑になってしまうかもしれない。ある警察官に600ギルダー渡せば、彼が彼女を逃がしてくれるそうなんですが、私にはお金がないんです。』って。」


「だから、私が持っていたお金全部と、友人達からかき集めてきたお金、きっかり600ギルダーを彼に渡したんです。」


「でも実は、彼は密告者だったんです。彼の妻は、逮捕なんてされていなかった。敵が彼に、私がユダヤ人達を助けているかどうか探るようにって頼んだんです。」


「彼は、同時にいくらかお金を稼げるんじゃないかと思ったんです。ポケットに600ギルダーを入れて、彼は家に帰って行ったけど、5分後、敵が来て、私の家族は全員、捕まってしまった。」


「後になって、あの男性が私達のことを密告したってことを聞いた時、あなたに起こったのと同じように、憎しみが私の心にやって来ました。私は、自分が持っていた最後のお金を、彼にあげたんですよ。でもその後で、神様の目から見たら、憎しみは殺人だという聖書箇所を読みました。」


「憎しみをどう対処すればいいか知って、凄く嬉しかった。
聖書はこう言ってます。『(神の)御子、イエス・キリストの血はすべての罪から私たちをきよめます。もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。』(Ⅰヨハネ1:7,9)。
私は、憎しみをイエス様のもとに持って行きました。そして、イエス様は私をきよめ、赦してくださったのです。」


「終戦後、あの密告者は死刑判決を受けました。私は、彼に手紙を書きました。
『あなたの密告によって、私の84歳の父と兄、兄の息子、そして姉は刑務所で命を落としました。私自身も、あなたの過ちによって、ひどい苦しみを受けました。でも、あなたがした全てのことを私は赦しました。これは、イエス様の赦しと愛を現わしている、本当にちょっとした例です。
イエス様が私の心の中で生きておられるので、私はあなたを赦すことができます。イエス様は、あなたの心にもやって来られ、あなたを神の子どもとしてくださいます。あなたの罪を、イエス様に告白してください。カルバリの十字架で、あなたと私の罪のために、イエス様はすべてを成し遂げてくださったのです。』」


「後に、彼から手紙が来ました。こう書いてあったんです。」


「私は、『イエス様、あなたが、あなたに従う人の心に、敵にたいするこのような大きな愛を与えることができるなら、私にも希望があります。』と祈りました。私は、イエス様に罪を告白しました。・・・私は、神の子どもとなりました。」


「わかりますよね。私が本当に憎んでいた男性の魂を救うために、イエス様が私を用いられたってことを。あなたが赦さないなら、あなたは神様の赦しを受けることができないことを知っていますか?もちろんあなたも、私も、自分の力では赦すことはできません。でも、イエス様にはできるんです!」


その日、あのアフリカ人の囚人は、妻にこう伝言しました。「私を殺す者達を赦しなさい。君にはそうすることはできないし、僕にもできない。だけど、イエス様にはできるんだ。もし、僕達が赦さないなら、僕達も神様から赦しを受けれないんだよ。」


私達が自分の敵を愛する時以上に、神様の愛に触れる時はありません。しかし、私達は、自分自身の力でしなくていいのです。
聖書は言っています。「私達に与えられた聖霊によって、神の愛が私たちに注がれているからです。」(ローマ5:5)
神様が力を与えてくださるのです。
ハレルヤ!

コリー・テン・ブーム(1892-1983)
第二次世界大戦中、強制収容所で10か月間過ごす。解放後、執筆や講演を通して神様の愛を40年以上伝え続けた。


この記事は、「Marching Orders for the End Battle: Getting Ready for Christ's Return(最後の戦いの進軍命令:キリストの再臨に備える)、コリー・テン・ブーム著」より抜粋。 

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