鉄製の燃料タンクです。
長期放置のためかタンク内にサビがありますね。
腐食して1mm程度の穴が開いています。
サビだけなら漏れはありませんが
ここまでなるとガソリンを入れた瞬間に漏れます。
燃料タンクを新品に交換する必要がありますが
廃盤機種は簡単にいきません。
今回はワコーズのタンクライナーという製品を使用してみます。
いろいろな燃料タンク内のコーティング剤がありますが
・サビ、汚れを落とす洗浄剤(ピカタンZ等)
と
・タンク内の表面をコーティングする液剤
の2種類があります。
ワコーズのタンクライナーは後者になり、
2液性の樹脂のようなもので主剤と硬化剤が入っており
これをまぜてからタンクに注入して満遍なくいきわたらせます。
タンクライナーを入れる前に
サビや汚れを落とせるだけ落とします。
燃料ホースが刺さる部分は詰まらない&漏れてこないように
内径にピッタリのものを刺しておきます。
施工後はこんな感じにシルバーのツヤツヤ
粘性のある液剤なので非常に小さな穴であれば十分埋まります。
硬化後はカチカチになりツルっとした質感に変わります。
施工から半年ほど経過していますが
ガソリン漏れは全くありません。
注意しなければいけないのは
一度注入したら剝がせないこと。
特に冬は気温が低いと硬化不良を起こすことがあるみたいなので
十分注意して施工することをお勧めします。