エアーコンプレッサーの故障診断 | エステクニカルワークス

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今日のネタは当店の業務提携先の大型コンプレッサーです。

 

 

 

こちらの会社で作業中に突然モーターが回らなくなりエアーを汲んでくれなくなってしまいました。

ずっとエアーを使わせてもらっていたで自分のせいで壊れたんだと思いちょっと見てみました。

 

 

 

話を聞くとこのコンプレッサーはおそらく40年ほど働いてくれているようで以前にプレッシャースイッチとリレーを交換したようで、見るからにその部分だけ新しかったんです。

 

 

 

交換してすぐではないが使用頻度が高めなので壊れることもあるか・・・

 

 

 

 

と思いつつ・・・

 

 

 

 

 

まずプレッシャースイッチの配線をたどってみる。

 

すると配線を触っている時だけに明らかに接触不良のような感じで瞬時にオンオフが繰り返されました。

(本来は電源を遮断してテスターを当てて導通を探るのが正解です。

電源を入れたまま触るのは今回のように突然動き出す可能性があり、危険ですのでご注意ください。)

 

 

 

この時点の症状から中途半端な断線、または接触不良が一つ考えられます。

 

 

 

プレッシャースイッチからの線をたどっていくとリレーに入ってねじ止めされていました。

正確にはねじ止めされた感じなだけでしたね。

 

 

 

 

太さの違う2本の配線が1つのねじ止めの端子に挟まれています。

(被服のサイズは同じで芯線の太さが違います)

 

そのうち一つの太い方の配線は被覆を剥がし捻じってある柔らかい配線。(端子はなし)

 

もう一つはプレッシャースイッチからくる細い配線で半田が流してあって硬い配線。(端子はなし)

 

 

 

 

 

もう感のいい方はお分かりだと思いますが

 

太さの違う配線を一つのねじで締めたら細い配線が抜ける(締まってない)のは簡単に分かりますね。

 

この状態で数年経過していたようです。

 

 

このような些細なことで作業が中断され、外部に修理を依頼したときにはさらに時間もお金もかかってしまいます。

 

 

 

 

今回は簡単な構造ですぐ原因が判明したのでまだよかったですがこれがもっと複雑な配線になると時間も原因をつかむのも難しくなってしまいます。

 

 

 

自分の持ち物でもたまに手抜きしてしまいますがいけませんね。

お客様のものはもちろんちゃんとやりますよ!

 

 

 

みなさまもお気を付けくださいね。

 

 

 

 

 

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