こういうのが子や孫に迷惑をかけるんです
第２８９６日
みなさんこんばんは！
今日はお手伝いをさせていただいている案件の相続財産の調査。
この案件は、特に不動産の数が多く、名寄帳兼課税台帳によると、約１２０筆ほどの土地がありまして。
まず、これらがどんな不動産なのかを確認するところが大変。。。
この名寄帳兼課税台帳、あくまで市町村が持つ台帳であって、登記簿とはまたちょっと違うのです。
あくまでも「課税台帳」なので、課税の関係を示しているに過ぎず、誰が所有者なのかは表示していないんですね。
（イラストは「相続イラスト.com」さんより拝借しました）
なので、全ての登記簿を取得して、
・所有者が誰か。
・地目はどうなっているか。
・抵当権や賃借権、地上権などの事情がないか。
などを代表とした、いろいろな事項を確認していきます。
ここで出てくるんですね。
「ずっと固定資産税を払っていたので、被相続人のものだと思っていた」
「けど、違った」
という不動産。
大概、そういうのって、ご依頼者さんから見ると「祖父」や「曽祖父」、下手をするとそのさらに上の世代の名義のままになっている。
これが困るんです。
その世代の相続だと、相続人さんがかなりの数に登ることが考えられます。
また、その世代から手続きが「ほったらかし」になっているということは、その「たくさんの相続人さん」にはほぼ間違いなく「当事者感覚がない」でしょう。
また、数度の相続手続きを重ねて行わなければならないことも多く。
少なくとも相続人を調べ上げるまでに時間も費用もかかる。
どう甘く見積もっても、依頼者さんに「良いこと」は何一つないでしょうね。
出てくるのは
「なんでちゃんと手続きしてないんだよ。。。」
というため息まじりの声。
みなさん自身やみなさんの周りの方々で、こんな状況になっている人はいらっしゃいませんか？
早めに手を打っておかないと、可愛い孫や子に「迷惑をかけて」しまうことになるかもしれませんよ。
こんな状況、最近本当に多いですよ。
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