今年はプロバスケの「広島ドラゴンフライズ」が優勝しましたが、他にもJリーグのサンフレッチェ広島と、プロ野球の広島カープも現在、リーグ1位で、この2チームが優勝すると、広島に本拠地を置く、プロスポーツチームが優勝を独占してしまいます。
サッカーはここ2,3年常に上位争いをしていて、強いチームになっていたのですが、今年は新しいスタジアムが完成し、観客動員が激増!更に選手補強も的確で、選手が海外へ移籍してもその穴を埋める選手を獲得し、先週ついにリーグで1位に昇り詰めました。
残すはあと9試合ですが、この間、アジアチャンピオンズリーグ、天皇杯、ルバンカップの試合をこなさなければならず、この過密日程が優勝に向かって一番の障害ではないでしょうか。
試合を見ていると、確かに、他のチームを圧倒していて、リーグで一番強いのではないかと思います。
プロ野球の広島カープも現在セ・リーグで1位です。
カープについては、他のチームと比較しても圧倒的な強さはありません。投手力は他のチームより一歩抜きんでた感はありますが、打線にホームランを打てる選手が少なく、守り勝つ野球といった印象です。
特に今年、ショートのポジションでレギュラーを確保しつつある、矢野選手の守備力が話題で、10年連続ゴールデングラブ賞のセカンド菊池選手との二遊間の守備は鉄壁の守りといった感じです。
現在、2位の巨人とはゲーム差なしの1位ですが、3位阪神とのゲーム差が5ゲームあるので、広島と巨人のマッチレースになって来ました。
こちらは残り試合があと30試合程で、カープが巨人より有利な点が2点あり、まず、残りの巨人との直接対決が全て地元、広島での試合で、更に、残り試合が巨人より6試合多いので、日に日に優勝が色濃くなって来ています。
広島市は周辺の都市人口を含めても12~30万人程の中堅都市で、どのチームも資金力が豊富にある訳ではありませんが、無名でも有望な選手をスカウティングし、鍛えて生え抜きの主力選手に育てていきます。
この「無名の選手を鍛えて育て、一人前の選手にする」過程が広島市民が大好きなのです。
各チームを見る目が家族や親せきの様な視線で、ドラゴンフライズも、カープもサンフレッチェも、皆、チームと選手を家族の様な感じで暖かく見守っています。
3チームとも全て優勝すれば、広島市民から見ればこの上ない喜びですね。