20代の持ち家過去最高 | 大ぬっぽん帝國万歳!!

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私のハンドルネーム「ぬっぽん」とは、民主党政権誕生辺りから政治に目覚め、ネットで政治ネタを漁っていると、愛国心にも目覚め国名を名乗りたかったのですが、おこがましいので「ぬっぽん」となりました。そんなしょーもないおっさんの他愛もない日常を記したブログです。

 

 

 

 

 


持ち家比率とは世帯数の中の持ち家と、持ち家以外の割合で、20代の世帯が持ち家比率過去最大とは、世帯で家を購入した人の割合が過去最大になったそうです。

このグラフを見ると、29歳以下の2人以上の世帯とあるので、20代の婚姻世帯のうち35%が賃貸や社宅では無く、住宅を購入しているという事になります。

 

日経新聞によると若い世帯が資産形成に積極的で、将来に対する収入増に期待持てる、今買わないと、将来値上がりするから。等の分析もありますが、確かにここ4,5年住宅価格の値上がりが著しいのですが、一番は少子化が進み住宅購入層が減り始めているのに対し、売上を落とせない住宅会社が低金利や住宅ローンの長期化を利用し、住宅需要の先食いをして来たのが一番大きいと思います。

 

住宅ローンと言えば35年払いが定番ですが、5,6年前だったかと思いますが、当社所有地に某住宅メーカーの営業マンがお客様を連れて来て、その土地に家を建てたいご夫婦と売買契約を締結しましたが、組んだ住宅ローンが何と50年払いで驚きました。

そのご夫婦は20代でしたが、年収が400万以下で注文住宅を土地から購入して建てるには年収が足らないはずですが、50年ローンがそれを可能にしたのです。

 

注文住宅を土地から購入して建てるなら、年収600万以上で自己資金もそれなりに無いと厳しいのですが、住宅購入の中心層である3~40代のファミリー層は少子化の為に減少の一途を辿り、減った購入層も長年の低金利やデフレ下の住宅過剰供給で購入しているのでしょう。

そこで減った需要を増やす為に、若年層の取り込みカバーしていったのでしょう。

 

20代の世帯は、3~40代より更に少子化が進んでいるし、若年層の未婚化も進んでいるので、住宅業界の先行きには暗雲が立ち込めていますw

笑い事ではありませんが、数字は全てを物語ります。

 

住宅、不動産業界も新しいビジネスモデルを切り開いて行かないと、生き残ってはいけないでしょうね。