後になってからわかることだが、Kちゃんは私が今まで出会ってきた人たちと全然違った。
初めて出会うタイプの人間だった。(向こうもそう思っているだろうけど
)
私は「Kちゃんと仲良くなりたい」とストレートに本人に言ったことがある。
でも答えは「会社の人間とは仲良くなるとかそういうのは違う」と言われた。
・・・さっぱり意味がわからなかった。
(これはNOってことだったのかな
)
ちょっと関係が縮まったころに「Kちゃんは可愛いね
」と言った。
彼女は怪訝な顔をしていた。むしろ怒ってるの?くらいな表情で返した。
・・・予想もしない返答だった。
(これって嫌いな人間にすることだよね
)
もっと後に「好きだ」と言ったら「私は嫌いだ」と言われた。
(これは言葉通りか
)
Kちゃんの返事は今まで体験したことのないものばかりだった。自分の予想よりもいつも上をいっていた。
それが刺激的でもあったし、もどかしかった。全然距離が縮まらない。むしろ離れていく。
当時の私はちんぷんかんぷんで、家にいてもどうしたらKちゃんと仲良くなれるのか考えて、会社ではそれを実行して空振りに終わる・・・というのを繰り返していた。完全にKちゃんワールドにハマっていた。
後で聞いた話、Kちゃんは私の事がほんとに嫌いだったらしい。
それすらも気づかないほど彼女に夢中になっていた。
あのころはまだ学生気分のまま、仕事中にも関わらず会社の先輩に馴れ馴れしく仲良くなりたいとしつこくせまって、自分の要求を無理矢理押しつけて、自分のことだけ考えていた。
Kちゃんの気持ちは考えたことはあるが分からなかったし、きっといつか心を開いてくれると思っていた。
嫌われているんだろうな、とは思っていたけど、私はそんなに人に拒否されたことがなかったから分からなかった。
彼女は苦しかっただろうな・・・。こんなバカに好かれたばっかりに