私はこんなだから結婚は考えていなかった。

友達には「28歳くらいには結婚したいよね~Wハート」なんて話していたが、本当はそんな気はさらさら無かった。

今の暮らしをのほほ~んと続けていければいいなぁ。実家を追い出されたら友達と一緒に部屋を借りて住むのも楽しいかもキラキラと先の事はあまり考えていなかった。


ところが母はそれを許さなかった。


私は3人兄姉の末っ子だ。そして3人とも独身だった。

当時、1番上の兄は33歳。姉は29歳。私は27歳。

兄は家を出て一人暮らし、実家に母と姉と私とたまに帰ってくる父の4人で住んでいた。


母は友達が多い。いろんな友達とよくランチに行っていた。

そのくらいの年頃の子供を持つ母親たちのランチでの会話は、嫁姑問題、結婚しない子供の話か孫の話だ。

孫のいない母はランチの後は必ず私たちにイヤミを言ってきた。


「××さん家は2人目が産まれたらしいわよ~うらやましいわ~」

「早く結婚して孫の顔を見せて!」


何年も前から言われ続けていたので、いつも「またか・・・うるさいなぁ」ぐらいに流していた。

だいたい結婚ってのは年功序列でいくもんだろ。末っ子の私にはまだまだ関係ないやと他人事のように聞いていた。


だけどある日の母は違った。

ここでまた運命が大きく変わった。