大学に入りアルバイトを始めた。アルバイトをするのは初めてだった。

サービス業に就いたのだが何もかも新鮮で刺激的だった。もちろん嫌なこともあったが、楽しかったしお金ももらえて自分で買えるものの枠も広がり世界が広がった。


いつの間にか勉強よりもバイトに夢中になって留年しそうだった354354


そのバイト先で違う大学の②君と出会った。

飲み会の多い会社で、酒の勢いもあり②君と付き合うようになった。


彼はバイクに乗っていた。私は小さいころから白バイ隊員になりたかったので、彼のバイクに惹かれた。

二人乗りをする時は、手を腰にまわす女の子スタイルはどうしてもできなかったので、肩に手を乗せるという危険な乗り方をしていた。あれは疲れるし危ない。


付き合い始めて2か月目くらいのころから彼は「キスがしたい」とうるさかった。

私はまだ彼の事が好きなのかどうかもわからないのでずっと拒否していた。

あまりにしつこくて、3か月目ではもう断れない状況だった。


男とキスするのは初めてだった。

彼は舌を入れてきた。タバコの臭いがして舌はザラザラしていて気持ちが悪かった。

彼は満足したようでその日はそれで別れた。


私は家に帰ってから洗面所で口を洗ってゆすいで、さらに歯磨きもした。

その時の気持ちはただ「情けない」だった。自分が惨めに思えた。一体何をしているんだろう・・・。

泣きそうだった。


それからしばらくして②君に別れて欲しいと告げた。

彼は「なんで?理由は?どうして?」とまくしたてたが本当の理由は告げなかった。



私もどうして彼とのキスが気持ち悪いと感じたのか自分の感情を整理できなかった。

女の子とした時はそんなこと思ったことがなかったから。


舌を入れたから?タバコ臭かったから?


普通の女の子のように男を好きになりたいドコモ絵文字変わりたいドコモ絵文字と思っていた私は、「自分が普通じゃないから??」という答えは考えないようにしていた。何度も頭をよぎったがすぐに消すようにしていた。


違う理由を探して「たまたま気持ち悪かっただけだ。違う男の子ならそう感じないはずだ。」という答えに落ち着いた。


そう考えるほうが楽だった。