「今」こそ全てであり、未来は今、創られる。 | ビジネスコーチ@中野丈矢

ビジネスコーチ@中野丈矢

本当の自分を取り戻し、才能を世界へ放とう。

「やりたい事を、やりたい時にできること」

これを豊かさと呼ぶんだと思う。




人によって、豊かさの定義は違うだろう。

時間的自由、経済的自由、精神的自由など、
あげればキリがないくらいに出てくる。




海外旅行に行けることや、
安定した収益を上げること、
有名な人との人脈など。



いわばエゴを満たせるものは、

感動や喜びなどは一瞬にして薄れてしまい、
翌日の朝には、そのほとんどが薄れていってしまう。


そして、数日も経ってしまえば、
かなり昔の出来事だったと思ってしまうのではないだろうか?




「欲しいものを得たはずなのに、なぜか満たされない」


僕はそんな人たちと出会ったり、
僕自身もそんな思いを抱いたこともある。





そこで僕はこう思った。

自分以外から得たものには、
 人は心からなかなか喜ぶことができず、
 むしろ、今あるものに感謝できない人間が、
 例え未来の自分がなりたい自分になれたとしても、
 感謝すらできないだろう
と。




だからこそ、豊かさを感じるには、
今あるものをきちんと整理していくことが、
大事なんだと思う。




「手に届きそうにないものを掴んでこそ、
 僕は満たされるのである」



僕も昔はこんなことも考えていた。


豊かになるには、「上へ上へ」といった意識があったからだ。


「上へ上へ」行くためには、今の自分にはなれない存在や、
今の自分には持っていない物。


それらを得たり、掴んだりすることが、
豊かになる秘訣なんだと勘違いしていた。



「上へ上へ」行くためには、人より何倍も働いて、
寝る暇を惜しんでがむしゃらになったことも。


そうこうしているうちに体に無理をさせながら、
未来のために、今を犠牲にしていたのかもしれない。



やりたいことをやっていたから、
「私は不幸である」とは思わなかったけれど、

「今」に対して豊かさを感じることができなかった。



その時に、ある人から
「あなたは豊かな人間ですか?」
と聞かれたら、「ノー」と答えていたであろう。




なぜ、現状に不満を持ちながらも、
未来に対しては期待を持っていたのだろうか。





今でこそ分かるものなのだが、

「今」ではなく、
未来に対して「架空の自分」を想像することで、

今の現実から目を背けることができ、
自分自身の不甲斐ない(と思っていた)
過去から逃げることができる、と錯覚していたからだ。



逃げたり、目を背けたりすることで、
もっと言えば、本当の自分に嘘をつきながら、

とにかく行動さえしていれば、
僕は豊かになれるんだ、と信じていた。






「5年後の自分は何をやっている?」
と想像した時、

色んな物を浮かべることはできる。



・・・・・・。



そう。


思い浮かべること”は”できる。





けれども、紙に書いたリストを見れば、
その時は「やってみみよう」という気持ちはしたが、

実際になれたか?というと、そうでもなく、
地に足のつかない、ふわふわとした自分を
でっちあげることで、


現状に対する不満や不平などを忘れることができ、
うまくいかない現実から、逃げることはできた。





けれども、

豊かさとは、逃げることでやってくるものでもなく、
豊かさ自身、逃げるものではない。







今、取り組んでいることが、現実逃避になっていないか?

時限爆弾を抱えたまま、未来に向かっていないか?








「今、ここ」にこそ、
豊かさは存在しているのだから、


なりたい自分になるには、
「今、やりたいことを選ぶことができるかどうか」


やりたいことを、やるよりも、
やりたいことを選んだほうが、

豊かさはグッと近づくどころか、
そのものを感じ取ることができるだろう。


それこそが、選ばれる起業家の方程式なのだから。


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