新しく何かに挑戦しようとするとき。
風のように行動する人と、石のように行動が重い人がいる。
風のように行動する人は、いつも直感で動いていて、「思う=やる」という方程式を持っている。
けれど、石のように動かない人は、いつもリスクばかり考えている。
理詰めで考えているので、「失敗したとき」のことで頭がいっぱいになってしまて、行動できないのだ。
「リスクのない世界」は、もちろん存在しない。
新規参入するとき、理詰めで考えると、リターンばかり考えてしまう。
当然、失敗したくない気持ちが大きくなった分、リターンばかり考えているのだろう。
リターンばかり考えていても、リターンがくるわけでなく。
リスクにフォーカスするあまり、いつまで経ってもトライすることができないのである。
人間の本質は光。
影があってこそ、光がある。
光と影の両極があってこそ一つとなる。
ビジネスの基本は、自分にとって”良いもの”であると同時に、相手・世の中にとっても”良いもの”であることが大原則。
影にいる場合、見渡す限り周りは暗いので、ついつい視野が狭くなってしまい、自分のことだけしか考える余裕がなくなってくる。
視線を光、つまり自分と相手・世の中に移したとき、急に世界が開けてきて、視野が広くなり、打開策が見えてくる。
自分の想いを誰かに伝えるときでも、相手に共感してもらうには、リスクばかり考えたビジネスモデルよりも、自分・相手・世の中にとって”良いもの”を提案する方が、よっぽど共感してくれる。
人を巻き込んでいくためにも、自分・相手・世の中を意識したものじゃないと、人は集まってくれないし、振り向いてもくれない。
「自分はこうしたい」
だけでなく、
「巻き込んだ人にどんな影響を与えることができるのか?」
「世の中にどんな影響を与えることができるのか?」
人の本質は光だからこそ、自分だけ照らすことはできない。
周りを照らすことによって、その輝きは大きくなっていき、大きくなる=影響が大きくなる、ということ。
選ばれるためには、リスクも考える必要があるけれども、それよりも「誰に何を届けるのか?」「届けると世の中はどのように変化するのか?」を、世界に宣言する必要がある。
例え今は闇に包まれてて、光が見えなくても、人の本質は光。
今は見えないだけで、いつかは光が見える瞬間がやってくる。
そのときまで、影の自分さえも受け入れていくこと。
今の悩みや不安は、所詮今のものだから、進んでいけばいつかは不要になってくる。
悩みや不安にフォーカスするよりも、進んでいけば不要になるからそのうち”置いていく”時期がやってくる。
「思う=やる」の方程式と共に、回転数を上げていくことが、なりたい自分になれる最短距離なのだから。
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