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エッセンシャル出版社のブログ

本質を共にワクワクしながら探求し、共にワイワイと創造していく出版社です。主に育児・教育・子育てに役立つ内容をアップします。「今までにない新しい視点」の本、「自分と対話する」ための本、「人生が変わるきっかけ」としての本を生み出すことを目指しています!!





こんにちは!エッセンシャル出版社の小林です。

私たちが、”本づくり”をしていく上で、日々、どのようなことを考え、どのような目的で本をつくっているか、記事風に残していきたいと思います。
 

【プロフィール】
大学卒業後、年中~小学校6年生までの子を対象とした塾、花まる学習会に入社。将来メシが食える大人になること、魅力的な人になるということを教育理念の事業で、授業や野外体験の引率などを行う。授業など子どもたちに関わる傍ら、広報部、講演会事業、ブロック責任者などあらゆる業務にも携わる。現在はエッセンシャル出版社で、本づくり、広報など、出版業に関わる全てに携わる。
エッセンシャル出版社: https://www.essential-p.com/


目まぐるしく環境が変化する社会。
VUCAの時代の到来。

新しいサービスができて、あっという間に世間に広がったり…
そのサービスより、更に良いサービスができて、そちらに流れたり…
SEO対策をしていたけれど、評価軸が変わって右往左往したり…

そんな社会の中、「スピード感をもって変化していかないと、取り残されてしまう…」と焦ることがあります。

”変化する”ということは、進化していく上で重要なことだと思います。
ただ、”どう変化をさせたらいいのか、わからない”のです。


そこで最近考えているのは…

全体感がわかれば、自分で仮説が立てられるのではないか

ということです。

例えば、アリの行列を、自分がアリの視点になって見たとしても、この行列がどのように動いているのか、どこに向かっているのかは、把握しにくいと思います。でも、人間の立場でアリの行列を眺めてみると、「あ、段々と右側に寄っていっているな」というような、集団の動きの変化にも気づきやすいと思いませんか。
 

別の例で言うと、小学校3年生の子どもの漢字テストがあるとします。
残り3日しかないけれど、子どもが全く勉強をしていません。

そのテストは、
読み方:30問、書き:10問、音訓問題:5問、書き順:5問 合計50問
という型で出題されることを、自分が知っているとします。

そうしたら、子どもに「まずは、読めるように練習しようか」という提案ができるかもしれません。

でも、テストの構造(型)を知らなかったら!?
子どもに対して、効果的なアドバイスは難しくなってしまうでしょう。

また、例えば、受験の専門家が、受験生の親に対して、「夏は、過去問はやらなくていいんです。この時期にやるべきことは、1学期までに扱った課題の復習です」というアドバイスをしていたとします。

夏というのは8月までなのか、9月までなのか。8月の2週目くらいまでなのか…夏は受験生にとって、どういう時期で、残りの時間にどんなことが待っているのかを知らなければ、保護者は、ただ、そのアドバイスに従うことしかできないですよね。

しかし、今はコロナもあり、塾にも通いにくくなるかもしれない、本屋さんで過去問を買うこともしにくくなるかもしれない。Amazonも生活必需品を優先して、本の発送を遅らせるという対応をするかもしれない…そんな状況の中、本当に今年の夏も、過去問をやらなくてもいいのか?」と不安になることもあるかもしれません。

そんな時に、別の専門家は「とにかく過去問だけを徹底的にやれば、受かります」と言っている…、そんな情報を耳にしたら。
どうしたらいいか、何を判断基準にしたらいいか、どんどん迷ってしまうことになってしまいます。

これらはあくまでも、たとえです。

迷ったときに、どの様にやり方を選択すればいいのか、環境の変化に応じてやり方を変えていく方がいいのか、毎回、専門家に相談して、不安を払拭することも一つの手だとは思います。

でも、他人の意見に右往左往するのではなく、少しでも自分で判断していくためには、一生懸命、「How to」を集めるのではなく、まず、全体感を持つこと、少し俯瞰して、その物事を見ることが、”急がば回れ”になるのではないか、そんな風に考えました。
 

俯瞰する習慣がないのは当たり前。
これまでは、俯瞰しなくてもいい時代だった。
 

物事を俯瞰するのはなかなか難しいですし、成果が感じられにくいです。「How to」を手っ取り早く知りたい、という気持ちもわかります。
初めてのことに挑戦するとき、私も、「How to」を求めることが多いです。ついつい、「初心者でもできる」とか「まずは◎◎をしよう!」という書籍や記事を探してしまいます。
 

でも、何かを知れば知るほど、そのことの理念や考え方をきちんと理解しなければならないですし、結局、自分自身の軸や方向性がなければ、どの方法を選べばいいのかもわからないと思うのです。

いろいろな参考例を調べても、「この人にとっては良かったけれど、私にとってはそんなに良くない」ということもよくあります。(それこそが、多様性の社会において、前提条件や目指しているものが、人それぞれ違うということだと思います)
 

かつては、専門的に学んだ人や経験した人が、「これだけは大切!」とか「絶対にこのやり方がいい!」という信念をもって発表している本だけが、役に立っていたのかもしれません。

でも、価値も価値観も、生き方も人生観も、生活している環境も、いろいろなことが多様化してきた現在、「一つの方法」が当てはまりにくくなってきたのではないでしょうか。

これまで、私たちは、常に「効率化」「より良くなることが大切」「○をとる教育」を受けてきたために(今の教育でも多くがまだ、○をとる教育です)、効率的な「やり方」ではなく、「全体感」を学ぶことが、あまり得意ではないのだと思います。
 

「全体像を俯瞰すること」、それは、ちょっと無駄な”遠回り”のように感じてしまうのだと思います。


でも、変化がより激しくなる時代だからこそ、「全体を見る、俯瞰する」ということを、"急がば回れ"としてやった方がいいのだろうと思いました。
 

この業界、この世界に向き合い、挑みたいからこそ、「急がば回れで、俯瞰をしよう」と考えているところです。

お読みいただき、ありがとうございました!

 

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子どもが成長していくときに周りの人の声かけは、とても重要です。
「子どもをグングン伸ばす言葉とは?」「叱らなければいけないときは?」「褒めるより認める?」 
「子どもにかける言葉」について、考えてみたいと思います。


■CROSS VIEW「子供にかける言葉」


"子どもにかける言葉"について、『子育てスイッチ』の著者・かわべけんじ先生と、『オフ・ザ・フィールドの子育て』の著者であり、ラグビーのコーチを教えるコーチをしている中竹竜二さんの視点を掛け合わせて、エッセンシャル出版社流に、クロスビューしていきます。
 

■1、赤ちゃんのうちからできる、アイデンティティの声かけ


東京の新橋で「未来歯科」で、治療しない歯医者さんを営む、かわべけんじ先生は、37年間、子どもの「予防」をしながら、その子たちが大人になるまでをずっと見続けてきました。その経験から、「子どもが生まれた瞬間からグングン発達する88の秘訣」を発見されました。
 

子どもアイデンティティ(プラスのイメージの性格・人格・方向性、名前をつけたときに込めた想いなど)を5つ決めて、応援の言葉にしよう!

遺伝ではなく、個性でもなく、育て方次第で成長は変わります。たとえば、くじけそうな我が子を見たときは、「あなたは最後までやり遂げる子」なんだよと、応援の言葉をかけてあげるといいのです。

泣くということをどのように扱うかが、親子の最初の駆け引きです。子育ては全て、子どもの身体とアイデンティティを育てるためにあります。2歳くらいになると、親たちは子どもに振り回されますが、その原因は親が子どものアイデンティティを悪いように決めてしまったことにあります。「この子は○○ができないんです」と言っていませんか?

(中略)

親子指導やトレーニングをするときに、よく聞く言葉があります。
「この子はこういう子なんです」「子どもがかわいそう」
これらの言葉は、あまり好ましくないアイデンティティを育んだり、親が我が子に対して固定観念をもっていることを示しています。

(中略)

負の言葉を聞いて育つ子は、親が抱いている固定観念に沿うような形で育っていくものです。たとえば、子どもが何かにつまずいて転んだときに、親がかわいそうという顔をしながら「痛かったね」と声をかければ、本人はたいして痛くなかったとしても、「痛い」ものとして認識していきます。逆に、笑顔で「転んじゃったね、でも大丈夫」と声をかければ、痛みに強い子に育っていくものです。

「子育てスイッチ」川邉研次著より




―未来歯科 川邉研次(Kawabe Kenji)


余程のことがない限り、子どもは、怒らないで育てたいものですよね。

「あなたは○○な子なのよ、頑張って!」と声をかける=アイデンティティで育てるは、そのための一つの素晴らしい方法だと思います。

たとえば、子どもに、「勇気をもってほしい」と思ったことがあれば、「あなたは、勇気のある子なんだよ!」と伝えたり、くじけそうなことがあれば「あなたは、強い子ね。大丈夫よ」と声をかけることが、かわべ先生の説く「アイデンティティで育てる」ということにつながるでしょう。


アイデンティティで育てられた方の例では、『全員参画経営』の著者である、プロセスデザイナーの簑原麻穂さんがいらっしゃいます。

簑原さんは、母親に「あなたは何でもできる子なのよ」、そして「あなたは諦めない子なのよ」と言われて育ったそうです。


また、経営者の父親には「これからの時代は、手に職を持ち、自分で自分を養える経済力を持たないとだめだぞ。専業主婦という時代もそろそろ終わるから、手に職をつけなさい」と言われていたそうです。

そして、今、簑原さんは、困難や課題を抱える企業の業績回復・向上と、そこで働く人の幸せを両立させるプロセスデザイナーという天職を得て、充実したお仕事をされています。
 

■2、ほめるよりも、認めるを大切に


中竹竜二さんは、「ほめるではなく、認める」ということを大事にしていると言います。

 

―中竹竜二( Nakatake Ryuji )
 

株式会社チームボックス代表取締役
日本ラグビーフットボール協会理事

実際、いいコーチは褒めません。そうではなく、事実を承認するということをしています。たとえば、ある選手のミスで試合に負けたとします。そんなときコーチはどうやって認めるのか。
「一生懸命頑張っていたけど、パスを失敗したよね」と声をかけます。
頑張っていたことも認めるし、ミスした事実も認めるのです。そして、「失敗して悔しいよね」と相手が感じていることも伝えます。いいところも悪いところもちゃんと見ているということと、悔しい気持ちもわかっていることを伝える。そこに嘘は一つもありません。

人間にとっては存在承認が一番大事です。逆に言うと、人間にとって最大の脅威は無視されることです。その人が存在していることに対して、ちゃんと見ているということを伝える。いいときも悪いときも、誰かがちゃんと見ているということが大事なのです。

「オフ・ザ・フィールドの子育て」中竹竜二著


ここからわかるのは、
■大前提の存在承認をしている。
■相手が悔しいという気持ちをわかっていると共感する。
■頑張っていることも見ているし、失敗した事実も見ていると伝える。
ということです。


また、中竹さんは、存在を承認(認める)ということについて、こう書かれています。

いいところにだけフォーカスする=褒めるという行為は、一見するといいように思われます。でも、悪いところや失敗したところだって、それが「現実のあなた」であることに違いないのです。

そんなあなたをちゃんと見ているよ、認めているよ、と伝えてあげることこそ、人にとっては大事なんですね。

それから、落ち込んで下を向いていたら、「下を向いてるね」と、心が表れている行動を言葉にしてあげるのも一つの方法です。リーダーや親というのは、仲間やわが子を何とか元気にしよう、元気づけたいと考えます。それは優しさから来ることなのですが、こういうときは、「ダメなところをさらけ出させてあげるチャンス」と捉えてほしいのです。

それによって本人がより落ち込んでしまうのではないか、と心配する向きがあるかもしれません。でも、「下を向いてるね」と言葉をかけることで、「あなたのことをちゃんと見ているよ」と伝えることができるので、本人は孤独を感じたり、八方塞がりになったりしなくて済みます。

「オフ・ザ・フィールドの子育て」中竹竜二著


ちなみに、10万人の行動を変容させた伝説のメンター大久保寛司さんも、
 

相手の気持ちを理解していない時、正しい言葉に説得力はありません。

相手には必ず、そうする理由があるんです。それなりに。

そこを理解して、相手の気持ちになって、一言声をかける。

人は理解された時、変わる。
変えようとするんじゃないんです。相手が変わるんです。

と仰っています。

人は理解された時に変わるのだとすれば、まず気持ちを理解することは、その人のアドバイス、言葉を受け取るための第一歩になるのだと思います。
 

人は、ある程度、大人になって心をコントロールできるようになってくると、自分の悔しい気持ち、ネガティブな気持ちを抑え込み、なかったことにできてしまいます。


また、人によっては、負の結果に目を向けられないという人もいます。「このプレイは苦手なんだよね」とか「また、嫌な人が目の前に現れた」とか言っているうちは、負の結果に目を向けられていない、状況を改善できていないということでもあると思うのです。


そんなとき、良いも悪いも、成功も失敗も、自分の得意も不得意も、全てをひっくるめて、「存在」を承認してもらえるという安心感は、ものすごく大きいのではないかと思います。


また、そんな全てを見てくれている人の認めてくれる言葉が、最高のほめ言葉になることもあると思います。つまり、「ほめよう」と考えるのではなく、「丸ごと認めよう」という姿勢こそが重要なのかもしれません。

 

■3、できたことを認める、できなければスルー

一方で、かわべ先生は
「できたらほめる(認める)、できなければスルー」ということが大切と言います。

 

嫌なことから逃げて泣く子を抱っこするのは「過干渉」です。それによって子どもは成長をやめてしまいます。逆にそこで抱っこをしなければ、多少痛いことや嫌なことがあっても、平気で我慢できる子になります。

(中略)

「痛かったね~」と言いながら、抱っこしてしまえば、それ以降、何か痛みを感じることや嫌なことがあると、すぐに泣いて親に甘えようとしますし、その状況から逃げ出すようになってしまいます。

「子育てスイッチ」川邉研次著より

 

これは、良いところを伸ばしていくと、欠点も自然と伸びていくという考え方にも繋がると思います。

私は、前職で幼児~小学校低学年の子に対して、集団授業を行っていました。その時も、この方法は使っていました。

例えば、パッと自分に注目させて何かを伝えたいときには、合図をしたあと、「あ、もう先生の方を見て、話を聞く姿勢になっている子がいるね」と準備ができている子の行動を言葉にするのです。

そうすると、まだできていない子どもたちに、「早く準備をしなさい」とか「ほら、○○していないで、こっちを見なさい」などという言葉を使う必要がないのです。


少しでも良くなったことを言葉にする(認める)ということの効果は、「1:1の関係」だけでなく、「1:多数の関係」でも、あると思います。また、それは、子どもに限ったことではなく、大人に対しても、例えば、怒らずに伝えるという場面などで、活用できるのではないでしょうか。


 

(まとめ)

 

1、アイデンティティの声かけ
2、ほめるよりも、認めるを大切に
3、できたことを認める、できなければスルー


2の「どんなあなたも認めていると伝えること」と、3の「できたことを認める、できなければスルー」は一見、矛盾するように感じるかもしれませんが、実は、どちらも正解で、どちらも大事なことなのだと思います。

ただ、しつけ的な要素については、「できたことを認める、できなければスルー」というのが、より効果的だと思います。

一方で、人との関係を築いていく上では、「弱さ、欠点、辛いことをさらけ出せるチャンス」とも捉えられるのです。

人は体の痛みは忘れても、心を傷つけられた言葉は忘れないという言葉があります。

この3つのポイントは、赤ちゃんから大人まで通用する言葉のかけ方だと思います。

是非、試してみていただければと思います。

 

【参考著者】

 

―川邉研次(Kawabe Kenji)
 

未来歯科 院長

 

1953年、愛知県半田市生まれ。歯科医師として、噛み合わせ治療や顎関節治療において、歯を削ることや抜くことに疑問を感じる。自身の交通事故による顎関節症で整体に通うなかで姿勢に着目。その後、数々の試行錯誤の末、世界初の予防歯科システム「姿勢咬合によるメソッド」を開発。削る治療から削らない治療へ、そして薬の臭いの無い歯科医院を目指し活動する。現在は、口腔内にとどまらず、全身疾患の根本的原因を捉えるトレーニング、解決を図るためのセミナーを積極的に行っている。また、20年以上の長きに渡りホワイトニングの研究・セミナーを続けており、これまでに受講した歯科医師数は、のべ1,700名以上、1,500件以上の全国の歯科医院でその技術が導入されている。著書に、「知っておきたい「最新歯科医療」」、「「身長伸ばし」5分間ダイエット」、「かわべ式 願いをかなえるハッピーノート」、「手相を描けば幸せになれる!」など多数。累計約100万部。
2020年、これまで培ってきたメソッドをまとめた
『かわべ式 子育てスイッチ 〜生まれた瞬間からグングン発達する88の秘訣〜』を上梓。

 

◆子育てスイッチの紹介◆
本書はオールカラー!そして読みやすいペタ―っと開くコデックス装。
月齢ごとに必要なメソッドを見開きでわかりやすく紹介。
抱っこの仕方やおっぱいの与え方、泣かせ方、歯が生える前の歯磨きの方法、お口ぽかんにならないための姿勢から親が元気でいるための秘訣まで。
赤ちゃんも親も笑顔で成長するためのメソッドが満載です!

 

 

 

 

 
 

 


―中竹竜二( Nakatake Ryuji )
 

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株式会社チームボックス代表取締役
日本ラグビーフットボール協会理事
 

1973年福岡県生まれ。早稲田大学卒業、レスター大学大学院修了。三菱総合研究所を経て、早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し、自律支援型の指導法で大学選手権二連覇を果たす。2010年、日本ラグビーフットボール協会「コーチのコーチ」、指導者を指導する立場であるコーチングディレクターに就任。2012年より3期にわたりU20日本代表ヘッドコーチを経て、2016年には日本代表ヘッドコーチ代行も兼務。2014年、企業のリーダー育成トレーニングを行う株式会社チームボックス設立。2018年、コーチの学びの場を創出し促進するための団体、スポーツコーチングJapanを設立、代表理事を務める。ほかに、一般社団法人日本ウィルチェアーラグビー連盟 副理事長 など。
著書に『新版リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは』(CCCメディアハウス)など多数。
2020年、初の育児書『どんな個性も活きるスポーツ・ラグビーに学ぶ オフ・ザ・フィールドの子育て』を執筆。

 

 

◆『オフ・ザ・フィールドの子育て』の紹介◆
[目次より]
1章■「自分らしさ」を見つければ、可能性はずっと広がる!
人を育てるための第一歩
自分との向き合い方、振り返り方
「好き」と「得意」は分けて考える
弱さをさらけ出すことを恐れない/「自分らしさ」を見つける方法 ……ほか

2章■off the fieldで子どもを伸ばす親の6ヵ条
親が陥る間違った「期待」のかけ方とは?
成功している未来の自分に会いに行く
子どもを伸ばす親になるための6ヵ条
成長の度合いを測る方法 ……ほか

3章■自他ともに成長するための「フォロワーシップ」
全力でフォローする人がいるチームは強い!
全員がリーダーになる必要がある時代
ラグビーが多くの人に感動を与えた理由
型破りなキャプテンとともに学んだ1年 ……ほか

4章■特別対談vs.高濱正伸さん
 

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「自分らしさ」を大事に、「自分らしさを活かした働き方」をした方がパフォーマンスが上がると、よく言われていますが、一方で、環境がそれを許さないということも多くあり、一部の人だけができることなのだろうと、多くの人は諦めてしまいがちです。


■CROSS VIEW「自分らしい働き方」
 

「自分らしさとは何か?」「自分らしい働き方とは何か?」というテーマについて、『オフ・ザ・フィールドの子育て』の著者であり、ラグビーのコーチのコーチをしている中竹竜二さんと、
『多様な自分を生きる働き方』の著者であり、複業エバンジェリストの中村龍太さんの視点を掛け合わせて、”自分らしい働き方”について、エッセンシャル出版社流に、クロスビューしていきます。


■自分らしさを発揮するには、自己認識から
 

「自分らしさを発揮した働き方というのは、決して自分の”強み”だけを発揮した働き方ではない」と、中竹さんは言います。

 

―中竹竜二( Nakatake Ryuji )氏


自分は何が好きで、どのような強み(凸)があって、何が嫌いで、どのような弱み(凹)があるのか。


凸凹が明確だと、チームで○をつくるときに、組むべきパートナーが見えてくると言います。その時、大切なのは、自分の凸を活かすための相手の凹、相手の凸を活かすための自分の凹だと考えられるかどうか、ということです。

そして、役職らしさに引っ張られない、自分らしさ、自分たちらしさを出した戦いをすることで、最高のパフォーマンスをすることができるのです。

■自分の中には、いろいろな自分がいる
 

自分の中には、実は、さまざまな自分がいます。臆病な自分もいるし、状況によっては英断する自分もいる。勉強をするのが嫌いな自分もいれば、興味を持ったテーマを徹底的に学ぶことが好きな自分もいる。
 

人間は、好きの前に、そもそも外から、もしかして内からも認知が難しい、様々なことに関心を持つ生物であると感じる。それは、小説家の平野啓一郎氏が、提唱し、龍太がとても共感している「分人」にも通じている。

平野氏は、『私とは何か「個人」から「分人」へ』(2012年、講談社)の中で、次のように分人を定義している。

一人の人間は、「分けられない individual」存在ではなく、複数に「分けられる dividual」存在である。だからこそ、たった1つの「本当の自分」、首尾一貫した、「ブレない」本来の自己などというものは存在しない。

人は、たくさんの関心や喜びと、人と人の相互関係の掛け算によって、一人の人間が様々な違う振る舞いをする生物だ。

「多様な自分を生きる働き方」中村龍太著より

 

「いくつもの自分がいるのだから、その自分をそれぞれ輝かせてあげよう!」それが、『多様な自分を生きる働き方』を提唱している中村龍太さんの考えです。

 

 

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―中村龍太( Ryuta Nakamura )氏
 


■多様な人同士が生み出す価値こそが自然
 

様々なキャラクターをもった人々が、様々な場でコラボレーションすることで生み出させる多様な仕事や多様な価値。それは、まさに、自然界に存在する生態系のようだ。

分人である自分というピースには、たくさんの関心の出っ張りがあり、自分に関心がない凹みがあっていい。それらのピースが他の分人とパッ、パッ、パッと組み合わさって、信頼を確かめながら複業すればいい。さらには、分人であっても、ライフステージや環境によっては、専業という選択肢もありだ。この世界観は、1つの小さなコミュニティから大きな組織、そしては古い産業や新しい産業まで、「分人」同士の複業から織りなす生態系的社会。それが龍太の理想の複業だ。

「多様な自分を生きる働き方」中村龍太著より


複業は、何のために追い求めるのかということについて、中村龍太さんは3つの視点をお持ちなのですが、その一つに、
「貢献感を得るため」というものがあります。
 

貢献感とは、アドラー心理学の定義では、自分軸で考える貢献としており、他人軸で考える貢献は貢献感とは言わない。例えば、人の役に立とうと頑張る、または、人の期待に応えたりすることではない。自分軸で考える貢献とは、「貢献しなければいけない」ということからの解放だ。つまり、自分が貢献していると感じていれば良いのだ。

「多様な自分を生きる働き方」中村龍太著より


人の期待ではなく自分軸で考える貢献。
ここでも、自分がどう感じるか、他人軸ではなく、自分で自分を知ることの重要性を感じます。


■自分たちでリーダーの定義を決める

中竹さんも、「他人の期待ではなく、自分らしさを考えていくなかで、自分なりのリーダーの定義を決める必要がある」と言っています。

また、「自分でリーダーらしさを考えるだけでなく、自分たちで自分たちのチームのリーダーの定義を決めることも重要」とのこと。
 

人は自信をなくしたり、スランプに陥ったりしたときに、自分の役割、その役割らしさに頼ることが多い。そのほうが失敗したときに、「リーダーらしくやった」という、ある意味で納得できる逃げが打てるのです。
(中略)
でも、本当に納得できるのはどちらでしょうか。「自分らしさ」という最大の武器を持って挑んでいくほうが、ストレスもプレッシャーも少なく、持てる力を最大限に発揮でき、圧倒的にゴールを達成する確率は上がります。

たとえそれがうまくいかなかったとしても、「やり切った!」という満足感が得られるのではないでしょうか。

「オフ・ザ・フィールドの子育て」中竹竜二著より


世間一般的に言う”役職らしさ”や他人が求めることをやるよりも、

自分が自分らしさ全開で最大のパフォーマンスを発揮すること。
それこそが鍵なのです。


(まとめ)

 

副業から複業の時代になり、いくつもの仕事をするということが当たり前になっていく時代に必要な力とは何でしょうか。

 

1、自分の中にある多様な喜び、関心を知ること
2、自分らしさの凹凸を知ること
3、世間で定義される○○らしさに左右されず、自分らしさを出して最大のパフォーマンスをすること


この3つを意識しておくことが、複数の仕事をすることを見据えたときに、それぞれのプロジェクト、組織で活躍するための第一歩と言えるのではないかと思います。

 

【参考著者】

 

―中村龍太( Ryuta Nakamura )
 

画像3


1964年広島県生まれ。日本大学卒業後、1986年に日本電気入社。1997年マイクロソフトに転職し、Office365などいくつもの新規事業の立ち上げに従事。2013年、サイボウズとダンクソフトに同時に転職、複業を開始。さらに、2015年にはNKアグリの提携社員として就農。現在は、サイボウズ、NKアグリ、コラボワークスのポートフォリオワーカー。2016年「働き方改革に関する総理と現場との意見交換会」で副業の実態を説明した複業のエバンジェリストとして活躍中。

 

 

 


―中竹竜二( Nakatake Ryuji )
 

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株式会社チームボックス代表取締役
日本ラグビーフットボール協会理事
 

1973年福岡県生まれ。早稲田大学卒業、レスター大学大学院修了。三菱総合研究所を経て、早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し、自律支援型の指導法で大学選手権二連覇を果たす。2010年、日本ラグビーフットボール協会「コーチのコーチ」、指導者を指導する立場であるコーチングディレクターに就任。2012年より3期にわたりU20日本代表ヘッドコーチを経て、2016年には日本代表ヘッドコーチ代行も兼務。2014年、企業のリーダー育成トレーニングを行う株式会社チームボックス設立。2018年、コーチの学びの場を創出し促進するための団体、スポーツコーチングJapanを設立、代表理事を務める。ほかに、一般社団法人日本ウィルチェアーラグビー連盟 副理事長 など。
著書に『新版リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは』(CCCメディアハウス)など多数。
2020年、初の育児書『どんな個性も活きるスポーツ・ラグビーに学ぶ オフ・ザ・フィールドの子育て』を執筆。

 

 

◆『オフ・ザ・フィールドの子育て』の紹介◆
[目次より]
1章■「自分らしさ」を見つければ、可能性はずっと広がる!
人を育てるための第一歩
自分との向き合い方、振り返り方
「好き」と「得意」は分けて考える
弱さをさらけ出すことを恐れない/「自分らしさ」を見つける方法 ……ほか

2章■off the fieldで子どもを伸ばす親の6ヵ条
親が陥る間違った「期待」のかけ方とは?
成功している未来の自分に会いに行く
子どもを伸ばす親になるための6ヵ条
成長の度合いを測る方法 ……ほか

3章■自他ともに成長するための「フォロワーシップ」
全力でフォローする人がいるチームは強い!
全員がリーダーになる必要がある時代
ラグビーが多くの人に感動を与えた理由
型破りなキャプテンとともに学んだ1年 ……ほか

4章■特別対談vs.高濱正伸さん
 

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