「対立しない自分」で生きるためにできる3つのこと〜相手のモノサシを知る〜 | エッセンシャル出版社のブログ

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西洋占星術の世界では、2020年の12月から「土・大地の時代」から「風の時代」に変わったと言われています。
このような時代の変化というのは200年ごとに起こるそうです。

本日は、風の時代の特徴としてあげられる「調和」に必要なこと、
逆説的に言うと「対立しない思考」をするための3つの方法をご説明します。

 

■1、良い悪い/好き嫌いを捨てる

■2、他人の価値観と自分の価値観を混同しない

■3、相手のモノサシを知る

 

敵を倒すこと、勝つことが大事とされてきたここ50年、100年。政治も経済も社会構造も国際情勢も、「敵と味方」にわけて考え、「勝つ」こと、「勝ち続けること」が、ある意味、至上命題でした。


しかし、段々と、その「対立する考え」や「敵と味方をわける考え」に、多くの人々が疲弊してきたのではないでしょうか。

今までは、例えば、SNSなどを通して、「有名人」は、叩かれても仕方ない、有名になるということは、有名税みたいなものでもあるのだから・・・という考えもあったと思いますが、近ごろは、「有名人」だからって、叩いていいものではないのではないか?という論も、少しずつ強くなってきました。

SNSは「匿名」で書けるところが良いところでもありますが、使い方を間違えてしまうと、人間の悪の部分を増長させてしまうという特徴があります。

かつて、子どもたちに指導していた頃の経験ですが、暴言を吐いた子に「もう一度、言ってみて」と言うと、ほとんどの子は気まずそうに言いよどみます。言葉の暴力を少し落ち着いて考えてみるきっかけとして、「もう一度、面と向かって言えないようなことは言わない方がいい」ということを、子どもたちには伝えるようにしていました。


大人気となったNiziUのプロデューサーJ.Y.Park氏の言葉をかりれば、
「カメラの前でできない行いはいつでもしない。”隠すものがない人”であれ。」といった、誠実さや本質の大切さを、多くの人が気付き始めているのかもしれません。

 

「対立しない自分で生きるためにできる3つのこと」


1、好き嫌い・いい悪いで判断しないということ

人は誰かの話を聞くときに、その人の選択や決意に対して、「いい・悪い」「賛成・反対」などの考えを持ちながら、聞いてしまいがちです。
もちろん、自分の意見、自分はどう考えるかを持つことは必要なことです。


しかし、あまりにも早い段階で「いい・悪い」を持ってしまうと、偏って聞こえてしまったり、偏った受容をしてしまうこともあるでしょう。


本来、最後までフラットに聴いて、情報を揃えた上で、「自分はどう考えるか」とするのがいいのではないでしょうか。ただ意見を言わずに、口を挟まずに聴くということはできても、そこに自分の「ジャッジ(いい・悪い)」を持って聴いていないか?という点は、常に振り返って考えておきたいものです。


自分の中に「良し悪し」がある場合、それが、結果的に、社会で起きている現象に対しても「良い悪い」という視点で見て考え、言葉で対立を生み出していくことになるのです。


究極的に言えば、世の中の様々な対立は「社会」に存在しているのではなく、自分の中にある対立する意見、「いい・悪い」の判断が顕在化しているとも言えそうです。


様々な日常の場面や、いろいろな情報を得た時に、対立構造を感じるときには、自分に指を向けて、自分の心の中にどういう善悪の判断基準があるのかということを考えてみると良いと思います。

 

2、他人の価値観と自分の価値観を混同しない


「〇〇好きって、こういう人が多いんだって!」「△△ができない人って嫌われるらしいよ」という話は、世の中に多くあると思います。

飲み会の場などを盛り上げようとして、そういう話をしてくれる人もいます。私も、今までは「そうなんだ!」と受容していました。

 

しかし、よく考えると、それは他人の価値観であり、自分の価値観ではないのです。特にそれが、誰かを批判するような内容だった場合、何かの対立構造を生むようなものだった場合、「そうなんだ」と対立構造を受容してしまうだけで終わるのではなく、「なるほど。そう考える人もいる。じゃあ、私はどう考えるのか?」と、常に自分の心・思考に指を向けて考えるということは必要なのだと思います。

 

これも、また、自分の心・考えに問いかける=「指を自分に向ける」ということにつながります。

 

3、相手のモノサシを知る


「自分がどう思うのか?」ということを考えるのと同時に、「相手はどう考えるのか?」を考えることも必要です。

自分からすると、その人は、「どうしてそんなことをするのか?」という出来事があったとしましょう。その理由は簡単です。相手にはそうする理由があるのです。逆に言えば、そうすることが相手にとって、必ず何か、ある面で「メリット」になっているのです。

 

例えば、「どうしてネットで悪口を書くんだ!」とか「どうして仕事が遅いんだ!」とか「どうして毎回遅刻するんだ!」とか言っても、相手には相手なりの理由が必ずあるのです。それは、理由があるから仕方ないとかそういうことではなく、皆、「それなりの理由があって」「そうすることによってメリットがある」と感じるからこそ、その行動や行為をやっているということです。

 

その相手の「モノサシ」を想像したり、知れるなら知ってみたりすると、問題が問題と感じなくなることもあるのかもしれません。

 

要するに「自分の中で善悪」がある事象については、悪とされる出来事が起こったときに対立する気持ちを持ってしまいます。

でも、自分のモノサシ上は悪でも、相手のモノサシ上では「最善」のものとが並んだ時に、対立ということはなくなる可能性があるのです。

 

なぜならば、相手にとってはそれが「最善」だと理解できるからです。もちろん、その最善が他人に迷惑をかけるという場合もあるので、「最善だから許そう」ということではありません。

 

ただ、そういう「相手のモノサシ」からすると「最善であり、メリットがあること」なんだなと思えるだけで、一面的な対立構造とは少し違う視点から見えるようになるということです。



対立した思考、許せないという思い、苛立ちが出てきたときには、この3つのどれがを思い出して意識してみてはいかがでしょうか。
 

✳︎今回の3選は、10万人以上の行動を変容させてきた伝説のメンター大久保寛司さんの『あり方で生きる』を参考にさせていただきました。

 

 

 

 

死ぬときに自分の人生に〇をつけらえる生き方

 

 

 

 

 

【参考著者】

 

―大久保寛司( Okubo Kanji )

 

 

「人と経営研究所」所長

日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。

 

 

大久保寛司著「あり方で生きる」

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

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