学校は今変わろうとしている!当たり前の物差しが変わる時代。「学校」という境界線を超えていく! | エッセンシャル出版社のブログ

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本質を共にワクワクしながら探求し、共にワイワイと創造していく出版社です。主に育児・教育・子育てに役立つ内容をアップします。「今までにない新しい視点」の本、「自分と対話する」ための本、「人生が変わるきっかけ」としての本を生み出すことを目指しています!!

古いレールから乗り越えよう。時代は新しいレールへ。

学校の面白いを歩いてみた。

私立学校も、私塾も、地域もチャレンジしている。
公立学校だって、どんどん変わっていく。


「学校」は、今、変わろうとしている。

「学び」の本質に向き合った時、
「教育」「学校」という概念もシフトせざるを得なくなってくる。

 


年齢、地域、分野、性別、時間・・・多くの人が、さまざまな境界線の間で、当たり前のように葛藤し、考え悩んでいる。

価値観を分割する「境界」という線が、その「葛藤」を生み出している。

そこから、ひとつの問いが生まれてくる。
「どうしたら、この境界線を越えられる、心のジャンプが可能なのだろうか?」と。



あまりにも当たり前だと考えていたことが、あっという間に変わってしまった時代があった。

そんな時代を、人間は何度も、当たり前のように生きてきた。

江戸から明治という時代にかけても、今を生きることで、未来を築き上げた日本人たちの大いなるジャンプがあった。

その頃、日本は鎖国というシステムに縛られていて、鎖国という「境界」の先に、海外という「世界」があった。その世界を目指して、人々は、政治・文化・経済・人間の鎖国を跳び越え、そこから「明治維新」という新しい時代の物語が数多く生まれた。

坂本龍馬は、藩という制度に縛られていた境界線を踏み越え、日本初のカンパニー、「亀山社中」を作った。そこには、新しい時代のビジネスのエネルギーがみなぎっていた。しかし、今や、多くの人は、その「会社」や「仕事」に縛られている。

木戸孝允は、武士という伝統に縛られていた境界線を乗り越え、「散髪脱刀勝手令」を発布し、ちょんまげを切り、刀を捨てた。その後、ヘアスタイルや背広といった新しいカルチャーが日本を席巻した。しかし、今や、沢山の現代人が、その「西洋的価値観」に、とらわれ過ぎている。

福澤諭吉は、日本語というOSに縛られていた境界線を越え、英語を翻訳して、「広告」や「新聞」をはじめとする、様々な概念を輸入した。そこから、新しいメディアのパワーが台頭した。しかし、今や、日本中が、そのメディアが推進する「競争原理」や「合理主義」に、エネルギーを奪われている。

歴史を振り返り、現在を見たとき、ひとつの疑問が生まれてくる。

「もはや、境界線を越えることは、究極の解決ではないのかもしれない。
結局、シフトしても、繰り返し、新たな境界線が生まれてくるだけなのではないか?」

多くの宇宙飛行士が、口をそろえて言うコトバがある。

「宇宙から見れば、国境など一切なかった。」

地球規模では大きな葛藤を生み出している国境という存在も、宇宙という次元で考えれば、境界線そのものが見えなくなってしまう。

素粒子の研究が進んできて、自然も人間も、自分も他人も、すべてはシンプルな元素の集合体にしか過ぎないことがわかってきた。

ミクロの次元から見れば、今まで人間が様々に分類し、違いを作り出してきた境界線などなくなってしまう。

視点の次元を変えてみれば、時に、世界は簡単にスイッチするのだ。

我々が現在進行形で生きている「withコロナの時代」も、また、
あまりにも当たり前だと考えていたことが、あっという間に変わってしまう時代になるだろう。


今、「学校」という枠で取り囲んでいた境界線も、どんどん超えられていく潮流がある。
境界線のボーダーラインで、「学校」という境界線をジャンプする取り組みが始まっているのだ。




■インフィニティ国際学院

世界をフィールドに、本質的な体験学習を行う学校。

世界を知り、日本を知り、自分と自分の未来を知る。
100年以上変わらない、日本の教室を飛び出して、
世界を旅しながら学び合い、そして自分の生き方を知る
国際進路に特化したインターナショナルスクール。

 


■ユナイテッド・ワールド・カレッジ
インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAKジャパン)


世界的国際教育機関であるユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)の加盟校に認定されている、日本で初めての全寮制国際高校。
授業は全て英語、世界中から集まる生徒、社会に変革を起こすチェンジメーカーとして育て上げる仕組みなど、前例のないインターナショナルスクール。

 

 

 

■アノネ音楽教室

音楽は境界線を越える芸術。
「本物」に触れる、「楽しく学ぶ」。
音楽を通して、本物の美しさに触れることで、国境も年齢も超える、音楽教育の最前線。
子どもを本格的に音楽に向き合わせるには、レッスンが多少つらくても当たり前。プロを目指さない子は大人になって楽譜が読めなくても仕方がない。
日本では標準の、そんなつまらない音楽教育の境界線を超え、楽しさと本格的な音楽教育を共存させる音楽教室。

 

 

 

 

 

 

公立学校だって、どんどん面白くなっている!

この本の企画は、エッセンシャル出版社でいまの教育の問題を、あれやこれやと話していたときに生まれた。話せど話せど、話題は尽きない。それほど、いまの教育には問題が山積している。そこから話は、「悪い話しかないの?」という流れになっていった。

教員を目指している若者が多いということもある。

そんな若者たちがいるというのに、教育のブラックな面ばかりに焦点をあてた情報だけを発信していていいのだろうか、と考えた。より良い教育のためには、悪いところを指摘していくことも大事なことだとおもっている。
同時に、明るい前向きな情報も必要なのではないだろうか。

現役の教員にとってブラック的な情報は、自らの仕事の過酷さを再認識し、現状を諦めるためだけの材料にしかなっているかもしれない。しかし明るく前向きな情報は、再度、自分が前を向くための後押しをしてくれるはずだ。自分の職場を変えようという意欲につながるかもしれない。

変わって欲しいとおもうなら、自分たちで変えていくしかない。

教員と話をしていると、こんなに酷い職場だという話をよく聞かされる。
酷い、良くないことが分かっているのなら、「それを変えてみたらどうですか」と質問すると、「誰かが改善の声をあげたら同意しますよ」という返事がかなりの確率で返ってくる。

明るくて前向きな情報は、学校現場を自分たちの力で変えていく実践をしている人たちの話である。そういう話から、自分たちが行動するためのヒントが得られるかもしれない。

保護者にしても、明るい前向きな情報が我が子の教育、学校を考えなおしてみるきっかけになるかもしれない。そんな前提から、明るくて前向きな情報を求めての取材を始めた。

そして、教育を真剣に考えて実践しているたくさんの人たちがいることを知ることができた。

取材してみると、そういう人たち、そういう人たちの周りから聞こえてくるのが、「面白い」だった。


――「学校の面白いを歩いてみた。公立だってどんどん変わる」前屋毅著「はじめに」より抜粋

 

 

「学校の面白いを歩いてみた。」前屋毅著

 

 
 
地域ぐるみで校庭に「里山」を作っちゃった学校、
いち早く企業と連携してICTを積極的に取り入れている学校、
「美術館」という異分子に協力を仰いで朝時間を有効活用している学校

などなど、「学び」の質や職員室を変えようと奮闘している各地の学校を訪ね歩いたルポルタージュ。
 

■目次

 

●「勉強は面白い」といえる子――モンテッソーリで学んだ女の子

●広島県福山市が挑戦する「分かる授業」

●普通ではない「役立つ」英語の授業をする教員(千葉県柏市)

●変わる教員たち――反発から率先へ(埼玉県所沢市)

●変わる教員たち――対話型鑑賞を教員に広げる試み(愛媛県)

●生徒・児童中心の考えが学校を変える――校則のない学校(世田谷区)

●学校に里山をつくる(横浜市)

●「大事なのは遊び」という世田谷区長

●学校はカラフルでいい(横浜市)

●ファーストペンギンをめざして(埼玉県戸田市)
●変わりはじめた文科省
●教員が授業を決める

 

 

 

 

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