実際起こり得る未来への警笛の様。
沈没していく国を捨て他国で難民として生きるか、草彅剛演じる主人公・小野寺の
母の様に故郷を捨てずに家族の遺した家を守る覚悟を決めるか。
自分やったらどげんしよう。楽に死ねたらいいけど、生き残ってしまったら、
今の所はまず家族と共に行動するでしょうね。
「ディープ・インパクト」で主人公が父親と共に津波にのまれた様に。
大事な人が傍にいる、それで幕が降ろせたら幸せかもしれません。
総括するに、まさに樋口真嗣監督作品!!っていう感じでした。
私が大好きな映画「ガメラ」シリーズの特技監督さんで、私は特にガメラの登場シーンが
カッコ良くてお気に入りのシーンなんですけど。
(話はとびましたが、ガメラって奥が深いのでぜひ見て欲しいです。)
そういえば「ガメラ」では京都駅ぶっ壊してたなぁ。火山爆発シーンは「ドラゴンヘッド」や
「キャシャーン」(宇多田夫作品映画の方)を醸し出していましたし。
さあ、話は元に戻してグッときたのが小野寺の母の台詞。
家を捨て避難するよう促す息子に「命より大切なものがあるの、ここで家族が
過ごしてきた想い出とか。そういうものは命より大事なの」
ホームという言葉って深いな~とシミジミきたのでした。