春は肝臓を休めることが大事な季節 | Essentia Herbs

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~エッセンシア・ハーブス~  
フィトセラピスト 堂山ゆうこから、季節のハーブ便りをお届けします 

皆さま  こんにちは。

人とイヌたち、ネコたちのフィトセラピスト堂山です。


今日は「季節のハーブ便り」をお届けします。


草木の新芽や根が伸びやかに成長する季節である春春


うちのちびっこたちも元気に成長中芽



木の芽が出て花が咲くように、

人間も植物も、太陽の温度差や

気候変動の影響を受けて、

体がアクティブに変化します。

肝臓に対しての季節的な要因は、

体内リズムが冬型から春型になり、

生物としてのホメオスタシス(恒常性)を

維持する機構が変化する時期だからです。

私たち動物の身体も、冬の間に停滞していた身体が目覚め、

肝臓に蓄えられていたエネルギー源、

つまり内臓脂肪をエネルギーに変える活動が活発になり、

そして、老廃物を排泄し体内浄化をして、

「気」がスムーズに流れるうように活発に働きだします。

そうした時に、過食やストレスといった要因が重なると、

さらに肝臓に負担がかかってしまうというわけです。

イヌたちは、ちょうど、この季節に予防接種が重なったり、

時には、新年度を迎え、就職や転勤、引っ越しなど、

生活環境が変わったことにより、

ストレスがかかることもあるかもしれませんね。

また、栄養過多や過剰な運動も

肝臓にとって大きな負担になることあります。

肝臓の血流は、副交感神経が支配していますから、

リラックスすると肝臓にたくさん血液が流れて処理能力が高まります。


少しだけ、リラックスできる時間を意図的に作るように

意識することも大切ですね。

そんな春の肝臓をいたわる代表的なハーブが

「ダンディライオン」と「ミルクシスル(マリアアザミ)」



特に、ミルクシスルは、予防薬摂取前後や、

長期に渡って医薬品を摂取している犬には、

食事に取り入れてほしいハーブです。

薬や合成添加物、有害な化学物質は肝臓で解毒します。

解毒するときに大量の活性酸素が発生し、

その活性酸素の量が、中和する働きのある

SOD酵素や抗酸化物質よりも増えすぎてしまうと

細胞は傷ついてしまいます。

肝臓での解毒力を高めるためには、

有害物質の摂取量を減らすだけではなく、

対抗する有効成分のSOD酵素の働きを高めることと、

抗酸化物質を積極的にとることが大切です。


ハーブには、含有量はそれぞれ異なりますが、

SOD酵素が含まれています。


そして、肝臓の解毒に必要な抗酸化物質のひとつがグルタチオンです。

そのグルタチオンを増やす働きをするのがミルクシスルです。

そして、プラスでお勧めしているのが・・・・ シジミ汁お味噌汁

シジミに含まれるオルニチンがアンモニアを捉えて

尿素にして体外に排出する

オルニチンサイクルを活性化してくれます。


オルニチンは、継続して使用することで、

肝機能改善だけでなく、

ストレス軽減にも有効とも言われています。


お味噌を溶く前の汁を

イヌたちのご飯におすそ分けして、

お味噌をプラスして、私も一緒にいただけますね。

購入したら、一度冷凍してからご使用くださいね。

オルニチンの含有量が増えてくれますよ~わーい