親愛なる お母さん、 お父さんと 仲良くやってますか？
（墨文字絵：京子）
「あんなにお父さんに愛されて 私は幸せな女やった・・・」
私の聞いた 母の最後の言葉。
母は、父に愛され抜いた女性（ひと）です。
２００９年３月２５日 午前４時１０分 母は この世を去りました。
（ちなみに、３月２５日 午前４時１０分に この記事の更新を予約しました）
父がこの世を去った５ヵ月後でした。
母のきれいな 起きることのない寝顔は 穏やかだった。
私は、片時も離れたくなくて、母の冷たくなった手を じっと握り締めていた。
その日は 当然 施術の予約が入っていた。
遠方のため、定期的に受けることができない方と
３人の子育てで 疲れきっている方を含んだ Ｈさま御一家。
下の姉
「今日の予約は 入ってるん？」
私
「うん・・・ 電話して 別の日にしてもらおうと思ってる・・・」
下の姉
「行っておいで」
私
「イヤや！ お母さんのそばを離れたくない！」
下の姉
「キョン（私です）の施術を楽しみにしてくれてるお客さんの気持ち、私は わかる。
まだ今すぐに 後の予定が決まるわけじゃないし、姉ちゃんたちが準備しとくから 行ってあげて。」
私
「あかん・・・よう行かん・・・（号泣）」
下の姉
「プロとして行っておいで。 お母さんもきっと同じこと言ったと思うで！」
私の脳裏には、
この日を楽しみにしてくださっている Ｈさまファミリーの顔が浮かんでいた。
亡き父も母も、他の姉や兄も、
そして この下の姉は特に 私の仕事の良き応援者＆理解者であり、施術のファン。
私の プロ根性に火が点いた
家を出てくる時、施術用タオルだけは 動揺してか？ 喪服と一緒に車に積んでいた。
施術着は用意してなかったので、姪っ子のパッツンパッツンのジャージを借りた。
（グレー×ピンク色のジャージ・・・ー＿－；）
遠方のため、定期的に受けることができない方と
３人の子育てで 疲れきっている方の施術を行った。
Ｈさま御一家には 何も話さず、いつも通りに振舞った。
（パッツンパッツンのジャージ姿は、なんとかごまかした）
姉からメールが入っていた。
「本日、午後６時より お通夜になったけど、帰ってこれる？」
あと１人残っていたけど、
他の方は 先のお２人に比べたら 日にち変更してもらいやすい。
ここで初めて 母が亡くなったことを話した。
「も～う、なんで来たの～？？？ ちゃんと言ってくれれば うちはいつでもよかったのに・・・」
想定内の言葉だった。 だからこそ、本当のことは 言えなかった。
最初から気を遣わせてしまっては、良い仕事は出来ない。
片付けしてたら間に合わない。
Ｈさまが 「ここは もういいから、早く行って！」
後片付けをしてくださいました （その節は、ありがとうございましたm(__)m）。
とりあえず荷物を Ｈさま宅に置いたまま
車をぶっ飛ばして ギリギリセーフ！（死語使用中）
パッツンパッツン ジャージ姿で 母のお通夜に参列・・・(笑)
とはいっても、父の時も 母の時も 実家の和室で家族葬。
あの会館の寒々しいところには 連れて行けなかった。
帰りたがっていた家で 近親者だけでゆっくりじっくりと見送ろうと。
温かい お通夜とお葬式だった。
立派な祭壇、自宅飾り（自宅用祭壇）一式、進行スタッフさんが３～４名。
こちらは 最小限の近親者 十数名。
相方も参列してくれました。
やさしくて かわいい笑顔の 母の遺影写真が飾ってあった。
「よう行って来たね。 お疲れさんやったね。」
仕事してきた私に そう言ってくれてた母が思い出されて号泣。
そんな母と ご縁があるのでしょうか？？？
あれから ２年経つ 母の命日。
（先日、無事に三回忌を終えました）
また 私は ２年前と同じ Ｈさま御一家宅へ。
（７年間 毎月１回・２日間連続で訪問しています）
遠方のため、定期的に受けることができない方と
３人の子育てで 疲れきっている方の施術です。
（この間の講習会の次の日から ３日連続訪問です）
元々の予定は、Ｈさま宅は 昨日までの２日間でした。
が、巡りめぐって
遠方のため、定期的に受けることができないご親戚の方が
急遽お見えになることになったのでした。
午前中、母のお墓参りをしてから Ｈさま宅へ向かいます。
「あら！ また Ｈさんところ？ ご縁があるんやねぇ。。。 いってらっしゃいね♪」
母は、きっと そう言うやろうな・・・(*^_^*)
この間の私の誕生日に 震災直後で書かなかった言葉を解禁。
おとうさん、おかあさん、
産んでくれて ありがとう。
生まれてきれくれて ありがとう。
２つとも ポチっと押してくださると嬉しいです。
