昨夜、大阪から帰国した歯科専門 接遇講師の久保 佳世子です。
会話の中で、投げた言葉に対してどういう返しをするのかをよく観察しております。
他人の会話もよく聴き入っています。
例えば「私なんてもうオバサンだし」と言われたら
「確かにそうですね」とは言わないですよね。
オバサンだからと言いながらも否定して貰いたい気持ちがあります。
そして軽い気持ちで言っているのに真剣に「そんな事無いです」と言われると重たい。。。。。
百貨店時代の外商顧客(デパート上お得意さま)で「お金あらへんね~」とよく冗談を言うお客様がいました。
私は笑って「○○さん、何言うてはるんですか」と返していました。
お金が無かったら、外商顧客にはなれませんから、真面目に否定するのはナンセンスです。
先日私が「出張は嫌いやないし気持ちは元気なんやけど、大きな荷物を持つとホンマ体がしんどいねん。やっぱり44歳にもなると、なんぼキャリーバックでも15キロもある荷物持つのは、えらい(しんどい)わ~」
と若い女性と話したら、「何を言ってはるんですか!まだ若いじゃないですか」と言われました。
この言葉で私は余計に疲れました。
同意を期待した訳じゃありませんし、人生経験の少ない彼女が私の望む答えを言えるとも思いませんでしたが、同意と否定はよく考えて話した方が良いです。
相手が何を望んでいるのか?
前後の会話や、話し方、相手の表情をよく見れば、答えが見えてくる筈。
私は、百貨店内の高級紳士服を扱っている時に、この洞察力は大きく磨かれました。
じゃないとお客様は高級スーツなんて買ってくれません。