現在、歯科業界で人材育成させて頂いている事もあり、プライベートで友人とも歯科に関する話題が多くなってしまいます。
これは友人が自費治療を選択する時の話です。
彼女は歯の治療をよく受けていて、かぶせ物も過去何度も外れたりして普通の人より歯科医院に行く回数が多いです。
今回も治療へ少し不安を持っています。
昨日ドクターから勧められた治療が予測以上に高額だったので、彼女が難色を示すと、ドクターの態度が変わりました。
ドクターが勧めた素材よりも下のランクの素材で良いと言ったら、明らかに不機嫌になりました。
私の師匠でもあるT先生もおっしゃっていました。
自費では無く保険治療を選択した時こそ、患者さんに優しく接すると。
その時は保険でも、後に自費になる事も多々あるようです。
自分も百貨店で紳士服を担当していた時に、約1時間かけて接客し買って頂けるだろうと思ったいたお客さまに「ちょっと他も見たいんで、考えても良いですか?」と言われる事がありました。
心の中では、アレッ買ってくれへんのや
と思いながらも、それを絶対に気づかれないよう笑顔で「かしこまりました。他も是非ご覧頂きご検討下さいね。このストライプのスーツはお客さまの雰囲気にピッタリなので、もし気になられたら戻ってきて下さいね」と伝えます。
殆どのお客さまが戻ってきて「やっぱり、このスーツ下さい」となる事が実に多かったです。
どんな業界であれ、顧客が自分の思い通りの行動をとらなかった時(買わない・断った)こそ、見栄張ってでも笑顔で接するべきです。
自分にとって都合の良い顧客ばかりでは、ありません。
買って貰えなかった時や断られた時に、その人の本性が表れるのだと、つくづく感じます。
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