最近、歩きスマホを「普通の光景」として見かけるようになりましたね。
一昔前は、歩きスマホの人にわざとぶつかって注意するような、正義感の強すぎる人がニュースになることもありましたが、あの頃はまだ「良くないもの」という共通認識があった気がします。
今はどうでしょうか?
残念ながら、完全に一般化しました。
いわば、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と同じ構造でしょうか。
数が増えた瞬間に、それは「マナー違反」から「新しい普通?」に変わる。
先日、久しぶりに品川駅を利用しました。
電車を降りた瞬間から、すでに始まっています。
車内でスマホを見ていた人が、そのまま視線を上げることなくホームへ。ゲーム、動画、SNS。
そのままエスカレーターや階段へ流れ込む。
混雑したホームで、あの状態は正直かなり危ない。
ただ、当人たちはおそらく危ないとは思っていない。
なぜなら、「みんなやっている」「自分は大丈夫だ」からです。
さらに、港南口に向かうあの長い通路。ここでも歩きスマホの行列です。
本人たちは周囲に合わせて歩いているつもりなのでしょうが、見ている側からすると明らかに歩調がおかしい。遅いし、不規則で、結果として流れを乱している。
ある意味で、「見えていない人」が増えている感覚です。
少し視点を変えると、海外ではまた違った「普通」があります。
電車内や飛行機の中で、普通に音を出して動画を見たり、スピーカーで通話をしたりする光景は珍しくありません。
これをマナー違反と感じるかどうかは文化の違いですが、ひとつ言えるのは、「一度許容されると、それは止まらない」ということです。
歩きスマホがここまで広がった以上、「外国人の車内通話だけダメ」と線を引くのは、少し都合が良すぎるのかもしれません。
そして最後に、この写真です。
昨年、中国のとある空港で撮った一枚。
三人のパイロットが、見事に一列になって歩きながらスマホを操作しています。
まるであひるの親子のように整列し、誰一人として前をちゃんと見ていない。
(真横から見たらもっとシュールだったのですが、残念ながら間に合いませんでした。)
そして、おそらくこの流れは止まらないでしょう。
気づいたときには、「前を見て歩いている人」の方が少数派になっているかもしれません。
少なくとも、あの三人のパイロットが操縦席に座ってるときだけは、スマホを置いて前や計器を見てくれてたと信じますが。
