寸法感 | 根多帖別冊 by おしろまん

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おしろまん です。
絵を描いていますので、そちらをメインにしたいのですが、お城の論考を書いたりしており、城関係がやたらと多いブログとなっています。
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先日、法貴山城へ行ったとき…

縄張図講習会でご一緒した松風さんもご一緒だったのですが・・・

 

わかい彼にオッサンであるわたしがお話致した、師匠・木内センセイからご教授いただいた

ナワバリ図を摂るた理由のうちのひとつ・・・

 

それは【サイズ感】であります。

 

法貴山城は高い山の上に横堀・竪堀・土塁を廻らした、よくつくられたお城であるといえます。

ただ、実際1/1000で図を摂り始めて気が付いたのです。意外と小さい。

100m×50mといったところか。千一の図面だと5x10㎝。

 

他と比べてみると、例えば下図の上は駿河丸子城

法貴山城と同じく横堀を多用しています。

並べてみると法貴山城との大きさの差がわかるでしょう。

遺構を見、写真を撮っているとそこらへんがわからない。麻痺してしまうといってもいいほど。

まあ、丸子城も実際歩いてみるともっと大きく感じたものでしたが。

 

で、法貴山城ですが清書を始めてみると細かい遺構を表現できない!

このお城こそ前々回もお話いたしましたが、1/500で摂るべきだったなと。

 

ということでこのお城については改めて踏査したうえで1/500にて摂り直したいと思います。

 

・・・あ、当然のこと乍ら、大きいお城がイイお城!というわけではありません。念の為。