過ぎる縄張図講習会、結局主催者講師先生含め10人での、たいへん楽しい会となりました。
ここからはワタクシゴト
以前、10年前に僕が初めてひとりで図面を摂ったのがこの播磨コダニ城(兵庫県加西市小谷)だったのですが(下図)縮尺を1/500で摂りました。紙は1㎜方眼のB4。
それから約10年で200以上の城を摂図し、上記仕様にする必要も感じず、100枚超えてA4・5㎜方眼にしています。
あと、50mメジャーを使用していたのをレーザー距離計、一昨年からゴルフ用距離測定器を使っています。これだと水平距離と斜距離両方出るし、明るすぎて赤外線ポイントが見えなくなることもない。ただレーザー距離計も併用しますがね。
あと、これは全く切り替えたというわけではないですが、今回の図は千分の一で摂っています。
最近は1/1000でもそんなに変わらないかなと思ってきましたが、1/500と1/1000を両方摂ったのは今回が初めてで、その時気付きました。
図面右側、主郭西にある展望所(長方形)の右上の塁線の折れ(これを横矢と評価するかはまた別の話)は、実際は1mほど。千分の一だと1㎜しか表現できず、500イチだと2㎜になる。
もし、ここをしっかり表現しようと長めに描いたりすれば過剰表現でヨロシクない。
これは遺構評価を主目的とする縄張図ではとても大きいのではないかと思う次第です。
ということで細かな遺構評価が必要な場合、大きめの縮尺を使用することも考えなければと思い直しましたとさ。