別名 | 根多帖別冊 by おしろまん

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おしろまん です。
絵を描いていますので、そちらをメインにしたいのですが、お城の論考を書いたりしており、城関係がやたらと多いブログとなっています。
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2022年最後の根多は、弩マイナーなこの城

 

赤穂郡上郡町の 別名(べつみょう)城

木内師匠の縄張図を見て書いてみようと思い、実際に行ったのは今年の一月。

ただ清書するには考えが纏められなかったのです。だからといってこれから先纏まるとも思えないので挙げます。

挙げることによって何かが動き始めることを期待して。

播備国境からほど近く、船坂・才ヶ・山伏の各峠が上郡に降りてくる結節点を望む山の上にあります。

主郭は郭Ⅰであろうと思われますが削平は甘く、郭ⅡやⅣのほうが造りこんでる感があります。

だからといってそこに居住性があるかといえば面積的に無理っぽいのです。

 

郭Ⅳが城域西端でしょうか出入口は枡形状になっています。ただその尾根先には岩盤上の見張り台のようなⅤがありその先が谷で落ちていることから、ここまでが広義の城域であったように思います。

 

岸も切ってあり、土塁もあることから人為的であるのは間違いないのですが、通常ならあるべき堀切がないなど軍事的要素が薄い気がしています。

寺院…? 

Ⅴから尾根沿い半里ほどに、真言宗の太山寺があります。その関連施設だったりしませんかねぇ。