さて、GWに行って来た因幡・伯耆・出雲
1泊するつもりが超高速日帰りになっちまったのは先刻申したとおり。
最後の訪問地は東伯郡の由良台場。画像のとおり日没となりました。
画像右は台場の南入口(虎口といっていいのか?)
蔀土塁により桝形や馬出のようである。
ぼくは台場というものにあまり興味はないのですが、八橋城から近かったこともあり寄ってみました。
最近は地図を見るときに国土地理院の傾斜量図を見たりするのですが、そこにも明瞭に写っています。
その印象を考えると思ったよりも小さいかな。それでも120m×80mはゴツイ…
現地案内板より
台場を実測して図に起こす人もおりますが、ぼくはそのことに意味を感じません。
なぜならば、中近世城館の図を摂るのは遺構評価なのです。郭や堀、虎口といったパーツはなぜここにあるのかを解き明かすためのもの。
翻って台場は、飛び道具が主役なのです。そこに遺構(この場合土塁)を評価する意味を見いだせません。
当時そこにあった大砲の射程や発射角・射方向を記入するのであれば意味は出てくるのですがね。
上記は以前お城の踏査をご一緒させていただいたN先生(白髪の軍事伝道師)、M先生、H判官どの(ミリタリーライター)の受け売りなのですが。