最強両打席打者松永浩美噺 | 根多帖別冊 by おしろまん

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 昨日ラジオに出演されていた松永浩美氏

 ぼくの記憶の中では、阪急ブレーブスで素晴らしい成績を残されたことと、トレードで来た虎サンチームを一年で出て、フリーエージェント選手第一号になった・・・ということと

 あとは、背番号 02 くらいかな・・・

 ラジオではレギュラーの福本豊さんとの掛け合いの中で、いろいろな話を聴くことができた。

 かれは高校を中退して一年間練習生兼用具係をしていた。

 福本さんいわく 「あれはちょっとずるい 『囲い込み』 やったね。」 と尋常ならざることを言われていたが。

 最初の契約更改のとき、松永氏は球団からこう訊かれたらしい。

 「キミのこの給料はどこから出ていると思う?」

 「会社 (球団) からですか?」 と松永氏が答えると、

 「これは福本・山田 (久志)・加藤 (英司) を見に来たお客さんの、そのおこぼれで君たちの給料が出ているんだよ」

 と言われたということを話しておられた。

 そんな松永氏が、レギュラーを取った次の年の自主トレ・キャンプで福本氏からこう言われたらしい

 「おまえ今日どこ走っとったんや?」

 「二列目の真ん中くらいですけど…」

 「おまえがチームを引っ張るんや。一番前の左側を走らんかい。」

 それから松永氏は云われたとおりにチームを引っ張り続け、ホークスに移ってから同じことを小久保(裕紀) に伝え、小久保は内川に伝えた…といういい話。

 FAについても、虎サンチームが如何こうだったわけではなく、当時問題になったドラフト指名拒否する人たちに、職業としてのプロ野球の魅力を向上させるためのものであったということを語っておられた。

 まだまだあるが、かれが間違ったイメージで伝えられていたことが多かったことが寂しかったので敢えて書いてみた。

 それと・・・

 福本 「誰よりも早く来て誰よりも遅くまでいた。球場に誰よりも長く球場に居たよね。」

 松永 「それだけは誰にも負けません」

 
 ・・・否定とか謙遜とかせえへんのや。 それだけご自身のされてきたことに自信をお持ちであったのがよくわかった。