翌日のチャンポンのせいでひさしぶりに二日酔い。それでも六時に宿舎を出る。
ロビーでは朝食の準備をしていたので 「いただけませんか?」 と問うも 「七時からですので」 とそっけないお答え。(宿泊料は朝食込だったのに)
しょうがない、コンビニにでも寄って・・・と思ってクルマを走らせていると、「あれ?集合7:15に佐川駅だったよな」
いつのまにか細く曲がりくねった山道 (のち県道53号と判明) を走っていた。
二分遅刻・・・のイイワケでした。
で、佐川の町を見下ろす山の上にこの日最初の目的地・松尾城があります。
松尾八幡宮から登ります。ここの説明版でここが 久武内蔵助 の居城だと知ったわけです。
急な山道を登ると 『西物見の段』
そこから尚、今度はそれより少し緩やかな坂を登っていくと 畝状竪堀群に囲まれた 『二の段』

写真だとなんのことかわかりませんね。左が 『二の段』 切岸~昔は横堀であった道~土塁~竪堀
さらに鞍部 (広い堀切ともいえるか) を隔てて 『詰の段』 主郭・本丸です。
この城は 『詰の段』 北側の大堀切からの五連続堀切 そして東南には 十三連続の堀切を隔てて 『東の段』 へ

連続堀切を踏査するツアーメンバー
とにかく過剰な防衛です。
東・北とも10mほどの切岸と空堀で区画されているので、ここまでの連続堀切を企図する意味がイマイチ分かりません。
やはり城主・久武内蔵助の性格によるのでしょうか。
いや、彼自身はこの城に水源がないため居城を佐川城へ移しているので、それ以前の普請なのでしょうか。
ということで、この素晴らしさを是非鳥瞰図で・・・と思ったのですが、まだ間に合っていません。
とりあえずのはしり描きです。