勝負の決め手は「民法」 | 講師 木村一典「司法書士合格塾」

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20年の講師生活で感じたこと、日々の講義で感じたことを司法書士試験の合格を目指して真摯に頑張っている皆さんに伝えていきたいと思います。

今日はジャンプ答練の3回目でした。

会社法の問題が難しかったので、

25問前後の点が多かった印象です。

しかし、勝負は、会社法ではなく

民法でついています。

30問以上正解している人のほとんどが、

民法を落としていない。

ここが差になっています。
 

例えば、以下の問題はどうなるでしょう?

(問題)

A(19歳)が婚姻した後、Aの父BがAを

認知するのに、Aの承諾を要しない?
 

(解説)

成年の子を認知するには、子の承諾が

要求されます(782条)。
成年の意思の尊重です。
     ↓
この趣旨は、婚姻した未成年者にも

あてはまります(成年擬制)。
     ↓
したがって、本問AをBが認知するには、

Aの承諾が必要となります。
 

民法は、条文を知ってるだけでは

あぶないのです。

 

 

 

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