【演奏は筋肉活動です】
姿勢、楽器の構えや操作、腕や手指の使い方、呼吸、表情筋、舌などなど、
演奏に必要な動きのこれら全てに筋肉が関わっています。
身体のどこを使うのかを知っていること(知識・情報)と、
自分の体にある筋肉を意識的に使いこなすこと(身体感覚)と、両方が必要だと思います。
アレクサンダー・テクニークのレッスンの中で、これらを学ぶことができます。
さて、世の中ではここ数年の演奏活動制限が解かれ、あちこちで活動が戻ってきました。
ところがここ最近、ブランク明けの演奏の調子が悪いという相談が増えている印象です。
レッスンでよくあるご相談のケースは、
(1)練習していると身体が痛くなる
(2)呼吸や音が安定しない、出しにくい
(3)フィンガリングが遅い
などです。
「痛み」があると練習が苦痛になりますし、不安感も高まります。
「音の不安定さ」は実力が落ちたかも知れないという自信喪失にもつながります。
喜びがあって続けてきた演奏活動なのに、苦痛が大きいと辛いですよね。
やりたいことが以前より上手くいかなくなった原因はどこにあるのでしょう。
もちろん、心や身体、周辺環境のこと、仕事や人間関係のストレスなど多々あるとは思います。
でもここで、シンプルに『筋肉』のことを考えてみるのはいかがでしょうか。
今ここに居る自分の身体の使い方に目を向けます。
とっても現実的で実践的な対処ではないでしょうか。
演奏は筋肉活動です。
ブランク前は頻繁に練習していて維持できていた演奏のための筋肉がなまっているとしたら、
精神論では通じませんし、無理な全身強化のエクササイズもマトが外れています。
なんとかしたいと頑張って、全身を硬くしてしまっているかもしれません。
立ち続ける、座り続けるための筋肉はどんなバランスで働くのか?
楽器を持ち続ける腕の筋肉は、身体全体とどう繋がっているのか?
指を早く動かすための筋肉はどこにあるのか?
呼吸の筋肉は? アンブシュアは?
タンギングはどこをどう動かすのか?
演奏を快適にする姿勢のバランスはどこを意識すればいいのか?
こんなふうに具体的なテーマで演奏する身体の使い方の再検証をしていくと、
演奏に必要なのにブランク中に衰えた筋肉がわかってきます。
無闇に頑張って邪魔をしていた筋肉もわかってきます。
必要な動きを特定して適切な意識のもとにエクササイズ(演奏のための筋トレ)をすることで、
ブランク明けの不調を改善できる可能性が増えるはずです。
ブランク明けは筋肉を知ることから始めてみませんか。
演奏者としての経験値、身体と心を深掘りして学んできた知識、そして音楽的なアドバイスを織り交ぜながら一緒に楽しく演奏できる方法を探究します。
レッスンのお申し込みをお待ちしています。
【いろいろなレッスンから選べます】
♪嶋村順子個人レッスン(スタジオレッスン、オンラインレッスン)
詳細はレッスン案内のブログ記事やホームページをご覧ください。
♪Self Quest Lab(セルフクエストラボ)のプラクティカルクラス
楽しいグループレッスンクラスです。何度でも受けられる月額定額制。
講師は、嶋村を含めた3人の演奏家兼アレクサンダー・テクニーク教師が担当します。
初回無料見学あり。
当ブログのプラクティカルクラスの案内記事か、セルフクエストラボのホームページをご覧ください。
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嶋村順子
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