ずっと前から思っていたことがあります。
アレクサンダー・テクニーク(AT)の創始者、FM(フレデリック・マサイアス)アレクサンダーさんは、
レッスンの中に「自律神経系の調整を促す何か」が存在することを体験的に知っていたのではないか。
レッスンの中に「自律神経系の調整を促す何か」が存在することを体験的に知っていたのではないか。
ポリ・ヴェーガル理論®︎(多重迷走神経理論)とソマティック・エクスペリエンシング®︎(トラウマ解放療法)を学び、
このことについてますます関心が高まります。
このことについてますます関心が高まります。
ATは単なるボディワークではなく、意識的なワークであると言われてきましたが、
その意識を超えた何かがその人の習慣に影響し、また変容に寄与しているのではないかと感じるAT教師は少なくありません。
その意識を超えた何かがその人の習慣に影響し、また変容に寄与しているのではないかと感じるAT教師は少なくありません。
私自身も自らの経験上、根深い習慣的思考や反応パターンを変えることの困難さや、
無意識の領域で起きていることと自己の変容との関係性を実感してきています。
無意識の領域で起きていることと自己の変容との関係性を実感してきています。
100年前に生まれたこのワークが人間の変容に影響するのは、
単に意志や意図だけでなく自律神経系へのアプローチになっていたからではないか。
単に意志や意図だけでなく自律神経系へのアプローチになっていたからではないか。
そのことに、実はFMアレクサンダーさんは気づいていたのかもしれない。
ATがこの100年途絶えずに伝えられ続け、現代もなお世界中に残っている理由は、
本当に人の幸せに貢献する変容が起こるから。
当時の医学や科学ではそれを説明する言葉を持たなかったけれど、
たくさんの数えきれない回数のレッスンから、
その人たちに起きている変容は、実は身体の奥深いところに届いた何かによるものだと、
FMさんは気づいていたのではないかと思います。
たくさんの数えきれない回数のレッスンから、
その人たちに起きている変容は、実は身体の奥深いところに届いた何かによるものだと、
FMさんは気づいていたのではないかと思います。
身体の使い方を意識したり、思考のプロセスを意図したりするワークはとても役立つものですが、
単にそれだけではない何かが存在している。
単にそれだけではない何かが存在している。
その何かを生み出すために重要かつ不可欠なのが、
生徒(クライアント)と共にいる教師(セラピスト、プラクティショナー)自身の
一貫した自己調整力と、その場の安全環境(精神的、及び身体的な安全が確保されている場)。
生徒(クライアント)と共にいる教師(セラピスト、プラクティショナー)自身の
一貫した自己調整力と、その場の安全環境(精神的、及び身体的な安全が確保されている場)。
これらはAT教師になるトレーニングで最も重要とされる要素です。
ポリ・ヴェーガル理論®︎を当てはめてみると納得がいくことばかりです。
アレクサンダー・テクニークによって心身の不調が減ったり、
やりたいことがやりやすくなったりする効果は多くの人が認めています。
しかしその作用機序があまり明確に説明されていないので、
「良くわからないけどなんだかいい」と、謎めいたワークとして扱われがち。
少しでも分かりやすく理解してもらうために、機能解剖学や心理学、脳神経科学の情報も取り入れて探究を深めています。
現代の医学や科学の観点から改めてアレクサンダーワークを捉えてみることに、今とても関心を持っています。
科学は日進月歩。
100年も前に取り組まれたワークが今も人々の中で受け継がれている理由も、これから色々わかってくるのかもしれない。
本当に人間は面白い。人間は奥深いなぁ。
(江古田スタジオ前、千川通りの桜)
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嶋村順子
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