1本でどこまでできる?LAKLAND SL44-94を徹底深掘り! | GWSスタッフの日々ブログ

GWSスタッフの日々ブログ

楽器の街・東京 御茶ノ水の中心部に位置する 「ESP Guitar Workshop」は、ESPのクラフトマンシップのすべてが体感できる工房と楽器店の融合したコンセプトショップです。

皆さんこんにちは!スタッフのトッドです! 

いよいよシルバーウイークが近づいてきましたね。皆さんはどんな風に過ごす予定でしょうか? 

たっぷり時間を使って楽器の練習をしたり、仲間とバンド練習をしたり、気になっていた新しい機材を探したり……。 

せっかくの連休、楽器好きならいろいろと楽しみたいところですよね! 

ということで今回は、私自身も大好きなベースブランド「Lakland」から、Lakland SL44-94について、もう少し深掘りしてご紹介していきたいと思います! 

 

Laklandは...?

Laklandは、ベーシストの Dan Lakin とルシアーの Hugh McFarland (ヒュー・マクファーランド)によって1994年に設立されました。社名「Lakland(レイクランド)」は、「Lakin」と「McFarland」という2人の姓を組み合わせたものです。 

Lakinがベースに出会ったのは1976年、彼がまだ11歳の頃。高校時代にはジャズを学び、その後はロックバンドでの活動を通じてベーシストとしてのキャリアを積んでいきました。 1991年、ダン・レイキンはインターネット以前の時代に、自身の経験と情熱を活かして、ベース専門の売買ビジネス「Dan Lakin Basses」を立ち上げ、1000人以上の登録者を抱えるまでに成長しました。 

この頃、Lakinは市場に出回る多くのベースを手にする機会を得ましたが、その多くがメンテナンスを必要としていたのです。そんな中で出会ったのが、卓越したリペア技術を持つルシアー、Hugh McFarlandでした。 

Hughは1980年代にDean Guitarsの工場で働いていた経験があり、特にフレット処理の技術においてはミュージシャンから高い信頼を得ていました。 

 

1994年、LakinとHughは共同で、新しいコンセプトのハイエンド・ベースの製作に着手しました。 彼らが目指したのは、伝統的なベースのスタイルをベースにしながら、そこへ独自のアイデアを融合させた新しい楽器。 そして誕生したのが、Jタイプベースの繊細で幅広いサウンドと、MMタイプならではの力強い存在感を融合させた、Lakland独自のスタイルSL44-94でした。 

 

Shorelineシリーズ キラキラ

(このマークはShorelineシリーズの特有マーク) 

日本製のLaklandが登場したのは、2006年頃です。 

この時期から、日本国内限定モデルである 「Shoreline(ショアライン)シリーズ」 の製造が開始されました。 Shoreline(ショアライン)シリーズは、日本国内限定で販売されるモデルで、USAモデルの仕様に基づいて日本国内で製造されています。 

 

パーツ類(PU、プリアンプなど)は基本的にUSAモデルと共通のものが採用されており、価格を抑えながらも、非常に高い性能を備えたパーツが使用されています。 

 

44-94の最大の特徴ともいえるのが、その多彩なコントロールです。 ハムバッカーPUは内部のシングルコイルを個別に選択でき、60年代・70年代のJタイプを意識したPUレイアウトへ切り替えることが可能です。 さらにリア側のPUのみを使用すれば、MMタイプならではのクセと力強さを持ったサウンドも楽しめます。幅広いサウンドメイクに対応できるため、さまざまな音楽ジャンルにも柔軟に対応できます。 

 

そして、Bass・Mid・Trebleの3バンドEQをすべて独立してコントロールできるのもポイント。アンプやエフェクターに頼りすぎることなく、手元で細かな音作りができるのも44-94の大きな魅力です。

 

Deep Cutaway&Diagonal Heel 22フレットよりも深くシェイプされたディープカッタウェイと斜めに設計されたダイアゴナルヒールはハイポジションプレイする上で大きな手助けとなります。 

ジョイント部ギリギリまで精密に加工されたネックグリップと相まってストレスを感じさせません。 

 

ペグにはUSAモデルと同じく、「Hipshot UltraLite(ウルトラライト)」を採用しています。 

軽量かつ精度の高いペグで、特に大きなメリットとなるのが演奏時のバランスの良さです。 一般的なベース用ペグよりも軽量なため、ヘッド側の重量を抑えることで「ヘッド落ち」を防ぎ、ストラップで構えた際にも安定したポジションをキープできます。 

 

さらに、精度の高いギアによる優れたチューニング安定性も魅力。軽量化とチューニングの安定性を両立した、44-94の演奏性を支える重要なパーツです。 

 

総評:こんな人におすすめ! 

LAKLAND SL44-94 Deluxe/Mは、ルックスの美しさだけでなく、幅広いサウンドに対応できる高い実用性も魅力のモデルです。 特に、プロミュージシャンや、1回のライブでさまざまなジャンルの楽曲を演奏するベーシストには、心強い相棒になってくれるでしょう。 

 

USA製モデルと共通するパーツを採用しながら、日本製ならではの作りの良さを備え、30万円手前という価格帯を考えても、非常に高いコストパフォーマンスを感じられる1本です。 「2本目、3本目のベースとして、今までとは違う音にも挑戦したい」という方はもちろん、1本のベースでできるだけ多くの音楽をカバーしたい、これ1本で完結させたいという方にもぜひ注目してほしいモデルです。 

 

Jタイプの扱いやすさ、MMタイプの力強さ、そして細かな音作りまで楽しめるSL44-94 Deluxe/M。 1本でどこまでできるのか――ぜひ実際に弾いて、その懐の深さを体感してみてください!