エスペラント語への疑問 Duboj al Esperanto
 
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クロード・ピロン氏のビデオ

2年前に亡くなられたクロード・ピロンさんは心理学者であり、翻訳者であり、また作家でもあった著名なエスペランティストでしたが、亡くなられる数ヶ月前にエスペラントの宣伝ビデオを残されました。

http://dotsub.com/view/54b18453-7176-44ef-b686-9

ところがこのビデオ英語なんですよね。
どうせ英語がわからない人は字幕を読むのにですよ。

何でエスペラントで話さなかったんだろう?

世界の大部分の人はエスペラントなんて聞いたことがない。エスペラントが実際に使える言語かどうかも知らない。
だったらまさにエスペラントで話してくれたら、ああそうか、エスペラントって実際に話せる言語なんだって実感できたのに。

このビデオは結局皮肉なことに「英語の宣伝ビデオ」になっているんですよね。

著名なエスペランティストが、皆さん、エスペラントなんて役に立たないから英語を学びましょう、と言っているようにしか見えないんです。

まるでエスペラントの没落を象徴しているようではないでしょうか?

ブログ村がエスペラント語カテゴリーを新設!

ブログコミュニティー「にほんブログ村 」が、外国語カテゴリーの中に
エスペラント語サブカテゴリー を作ってくれました。 これは案外画期的なことかもしれません。

エスペラントに関するブログをお持ちの皆さん、どんどん参加しましょう!


Japana bloga komunumo "Nihon Blog Mura " faris Esperantan kategorion   !

papageno


国際共通語エスペラントなんでも掲示板

バベルの塔

全地は同じ発音、同じ言葉であった。時に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ。、、、彼らはまた言った、「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。、、、」時に主は下って、人の子たちの建てる町と塔とを見て、言われた、「民は一つで、みな同じ言葉である。彼らはすでにこの事をしはじめた。、、、さあ、われわれは下って行って、そこで彼らの言葉を乱し、互いに言葉が通じないようにしよう。」こうして主が彼らをそこから全地のおもてに散らされたので、彼らは町を建てるのをやめた。これによってその町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を乱されたからである。、、、
旧約聖書「創世記」第11章より



神様もえらい事しはりますなあ。なんや言うてそんな迷惑な事を、、、いやまあ、おかげで外国語を学ぶという楽しみを与えてくれはったんやから、ええとせんかいな、、、ちゅうたかて、楽しみ言うよりは苦しみやないか? ああ、ほんまになんちゅうを事をしくさりやがったんや、神様ちゅうやつは。

そやけどそこに神様がバラバラにした言葉をまた元に戻そう言うやつが何人か現れてな、とりわけザメンホフゆうやつが有名やけど、いや、元に戻そうとした訳やのうて、別にまた皆が使う一つの言葉を作ろうとしたわけやけど、しかしさすがに全知全能ちゅう神さんがバラバラにしてしもたんやから、並大抵の事やない。とことんバラバラにしくさって、皆目通じんようにしてしもたんや。

そやからザメンホフ言うやつが皆が使えるよう、新しいもん作ったから言うて、せいぜいヨーロッパちゅうお互いまあまあ似た所の言葉をええ案配に混ぜただけやから、それ以外の所に住む人間にはむずかしゅうて結局使えんし、不公平や。

まあ、わしら大阪の人間、いや日本人にできる事はせいぜい相手の言葉がわかってこっちの言葉もわからせられる機械でも作って、なんとか切り抜ける事やないやろか? そんな事言うたかて、あの神さんがバラバラにしくさった言葉ちゅうもんは、機械がて今んとこ歯が立たへんて?

結局、世界共通語がなかなかできんちゅう事と、翻訳機がなかなかできんちゅう事とは同じ事なんかいな?

La Turo de Babelo

papageno


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外国語教育より翻訳機開発に全力を

英語もエスペラントもヨーロッパ語の一つであり、日本語の構造とはあまりに異なっている。どちらにせよ、日本人がこれらを完全に習得するのは極めて困難であり、ごく一部の才能に恵まれた者か、よほどの超人的な努力をした者のみが使いこなせるようになるだけだろう。

そんなものの教育・学習に莫大な時間とお金と労力をつぎ込むより、日本は翻訳機の開発に全力を挙げた方が、よほど国益になるだろう。また世界中から感謝される事にもなるだろう。


Tutan forton por realigi de tradukilo, anstataû edukado de fremdaj lingvoj

Angla lingvo kaj Esperanto ambaû estas eûropaj lingvoj, kaj treege diferencas de japana lingvo.
Do por japanoj estas preskaû neebla manipuli ilin. Nur malmultaj talentuloj de lingvo, aû iuj, kiuj klopodis superhome kapablos manipuli ilin.

Estas pli bone, ke Japanujo dedic^u sian tutan forton por realigo de tradukilo. Tio donos nacian bonon al Japanujo kaj ricevos dankojn el la tuta mondo.

papageno


La plej granda forumo pri Esperanto en Japanujo

せめて世界の100人に一人の人がエスペラントを、、

エスペラント学習者の一人として、せめて世界の人の100人に一人がエスペラント使用者であったらどんなに助かるだろうか、と思う。現状は約百万人だと言われる。もちろんレベルをどの程度に設定するかで全然違って来るのは言うまでもないが、まあ大ざっぱに言って約一万人に一人である。これでは世界の町を歩いていて偶然エスペランティストに出会うなどという事はほぼ皆無である。

エスペランティストの中には、世界中の全ての人が第二言語としてエスペラントを使用するようになるべきだという、とんでもない妄想を抱いている人もいるようだが、そんな事はまず世界の100人に一人が使用するようになってから考えて欲しい。

それからエスペラントが世界で唯一の共通語になるべきだという考えもやめてほしい。「唯一の共通語」という考えは、結局その時点で一番強い国の言葉という事になってしまい、現在なら英語という事になってしまうのである。「唯一」ではなく「数ある共通語の一つ」を目指すべきなのである。

「全ての人」から「100人に一人」
「唯一の共通語」から「数ある共通語の一つ」

という現実的なレベル(これでもかなり妄想に近いが)に目標を修正すべきである。

Almenaû unu el cent homoj en la mondo uzu Esperanton, mi esperas.
Ne deziru ke "c^iuj" homoj uzu Esperanton aû Esperanto estu "sola" monda komuna lingvo.
Tiaj pensoj estas iluzioj. Ni devas modifi la celojn.

papageno


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なぜエスペラントが成功し、また没落しつつあるかと言うと、、、

なぜエスペラントが人工言語としては成功したかと言うと、エスペラントが汎ヨーロッパ語だったからです。そしてエスペラントが生まれた19世紀末から20世紀初頭はまだヨーロッパが世界最強だったから。 エスペラントのモデルをヨーロッパ語に限ったザメンホフは決して間違ってはいなかったのです。

そしてエスペラントが現在没落しつつあるのは、ヨーロッパが没落したからです。没落したというのは言い過ぎかも知れませんが、少なくともヨーロッパの文化が絶対的なものから相対的なものになった。数ある世界の文化の一つに過ぎないという事が認識されて来たからです。

代わってアメリカが登場して、英語が国際共通語になっているのはご存知の通り。

つまり、エスペラントが成功したのも英語が成功しているのも、単純に国あるいは地域の力の問題に過ぎません。同じ理由なのです。さて未来はどうなるのでしょう?

Kial Esperanto sukcesis kaj ruinig^is? C^ar Eûropo sukcesis kaj ruinig^is.

papageno


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エスペラントを使いこなすのはかなり難しい

日本人にとってエスペラントを使いこなすのはかなり難しいことだと思う。エスペラントはヨーロッパ系統の言語であり、単語については言うまでもなく、その表現や発想までも全くヨーロッパの言語そのもので、頭が英語やフランス語などを使用している時と同じ回路になる事を要求される。だからいくら文法が思いっきり整理されているとは言え、そんな事はごく些細な事であり、使いこなせるようになるには我々非ヨーロッパ人は多大な努力と労力を必要とする。

日本で莫大な費用と時間と労力をかけて英語教育を行なっているにも関わらず、使いこなせる人はごく少数だという事を考えて下さい。エスペラントでもそれは全く同じでしょう。将来何かの間違いでエスペラントが日本の義務教育で教えられる事になったとしても、使いこなせるようになる人は結局ごく少数でしょう、英語より少しましだとは思いますが。大部分の人は辞書を引き引き、やっとなんとか読めると言った程度でしょう、今の英語と同じように。

2ちゃんねるのあるエスペラントスレで次のような書き込み がありましたが、 禿しく胴衣です。

入門期1日
初級期数日
しかし
中級期一生
上級者ほぼ皆無

Estas tre malfacile ke japanoj lerte manipulas Esperanton.

papageno


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一体何だってエスペラントなどという言語を始めようと

一体何だってエスペラントなどという言語を始めようと思ったのか、もう20年以上も前の事なのでよく覚えていない。

ただ一つはっきり覚えている事は、中学校にエスペラントをやっている教師がいて、学校の文化祭でエスペラント書籍などの展示をやっていた事だ。その時は、ふ~ん何だろこれ、と思っただけなのだが、それが後にエスペラントに関心を持つきっかけになった事は確かだ。

一度だけ関西のあるエスペラント会に行って、説明を受けた事はあるが、後はもっぱら独学である。大学書林の「エスペラント四週間」 が教科書であった。

人工言語と言うから、どんなに人工的で自然の言語からかけ離れたような言葉かと思ったら、何とヨーロッパのどこかの言葉のようではないか。な~んだ、と思うと同時に文法の整然としている事に度肝を抜かれた。そうか、計画的に言語を作ればこんなに規則的にできるのか、と感心し感動する事しきり。すっかりエスペラントの虜になってしまったのである。とは言うものの、使う機会が無いので勉強は時々思い出したようにやるだけ。いわゆる eterna komencanto(永久初心者)というわけ。

そうは言っても、これまでエスペラントのために数百時間を費やして来たはずである。お~い、易しい、易しいと宣伝しているけど、ちっとも上達しないじゃないか? 数千時間も勉強しなければならないなら、そりゃ他の自然言語と変わらないじゃないか、誇大広告すんなよ! という気持ちが数年前からむらむらと起こって来たのである。さらに自動翻訳というものを知ってからは、当然これの方がエスペラントよりはるかに公平で中立である事に気付き、とうとうこんなブログを書く事になってしまった次第である。

しかしそのおかげで、ちょこちょこっとエスペラント文を書いたりして、エスペラントの方も上達しそうでありがたい事である。

Kial mi komencis Esperanton antau~ dudek jaroj c^irkau~?

papageno

何語でもいいではないか?

私はある時、ドイツ人と韓国語でしゃべった事がある。まあ、しゃべったと言っても私の韓国語だから、ごく簡単な話をしただけだったのだが、彼はテコンドーを習うために韓国に留学している人だったのだ。まあ英語で話そうと思えばできたかもしれないが、他にいたのが皆韓国人だったので、自然に韓国語でしゃべる事になったのだ。

本当にごく短い時間の事だったが、この体験は私の心に強烈に刻まれている。

もちろんこんな事はまれである。もし彼がドイツ語と韓国語しかわからず、私が日本語と英語しか知らなかったら、会話は不可能である。そして世界中で人の行き来が激しくなっている現在、何か一つの共通語が求められている事もわかる。一般にはそれは英語であるし、エスペランティストはエスペラントだと言う。

だが待て、日本人とドイツ人が韓国語で話す事もあるんだよ。もうちょっと柔軟に考えてみたらどうだろう? 未来は通訳機の時代なんだし。

英語の押し付けも、エスペラントの押し付けも御免こうむりたい。

Mi unufoje interparolis en korea lingvo kun unu germana junulo. Tio estis tre stranga sperto.

papageno


エスペラントのライヴァルはいないのか?

人工語が全て国際語になる事を目的として作られた訳ではないが、人工語の世界でエスペラントはダントツの支持を得ているようである。エスペラントを使う人 (すなわちエスペランティスト)は全世界に百万人ほどいると言われている。実際にちゃんと読み書き話す事ができる人は、多分その十分の一くらいではないか と思われるが。

あるwebページで、現在その次に人気があるのがクリンゴン語 だと書いてあるのを見たが、本当だろうか? 私はクリンゴン語を研究した事は無いが、テレビドラマ「スター・トレック」に登場する架空言語であって、国際語になる事を目指したものではないが、熱心なファンがいるそうである。実際、クリンゴン語版ウィキペディアgoogle検索 もある。

その他に比較的使用者数の多いものとして、インターリングア があるが、その数は1000から1500人ぐらいで、エスペラントの1%、あるいは0,1%ほどである。またエスペラントから派生したイド や、エスペラントの先輩ヴォラピュク や、最近のものではロジバン とかトキポナ とか、無数にあるのだけれども、どれも到底エスペラントの使用者数にはかなわない。

エスペラントにはライヴァルがいない。これはエスペラントにとっては不幸な事だと思う。自然言語の世界は今英語が全盛だが、それでも英語には、フランス語、スペイン語、中国語、アラブ語などと言ったライヴァルがいる。だから必死になって英語を世界中に押し付けようとするのだろう。

一方エスペラントは、人工言語の王様の地位にあぐらをかいてはいないだろうか? なんだか十年(百年?)一日のごとく、「易しい」だの(時々これに「世界一」が付いたりする)、「中立公平」だの、寝言を聞かされているようである。

エスペラントの目を覚まさせるような、強力なライヴァルは現れないのだろうか? せめてエスペラントの十分の一でも使用者のいる人工言語が現れれば、エスペラントもうかうかしていられないだろう。いやそのような可能性のある言語はすでにできているのだが、我々が気付いていないだけかも知れない。

Venu rivalo de Esperanto!

papageno