19日、東京高裁で顎の手術の後に死亡した女性の両親が「固定用のワイヤが脳に刺さるミスがあった」として日本医科大学に1億600万円の損害賠償請求を求めた訴訟の控訴審判決があった。..........≪続きを読む≫
昔はパターナリズムと言われる、医師の押し付け診療がなきにしもあらずでした
最近はインフォームドコンセントと耳に蛸が出来るほど市民権を得ました
当然医療とは医師と患者さんとの信頼関係の構築が一番大切であると、私は思います
ただ、患者さん主体の診療と患者さんの言う事に迎合するというのは明らかに違いがあると思います
産婦人科医の逮捕の例でもそうですが、
一人地域医療に携わり、人でもない所で、突発的な病変悪化
不幸にして患者さんが不足の自体に陥り、不利益がこうむるケースもありうると思います
現代は何か、
訴えた者勝ち
強く出た者勝ち
と受け取れる患者さんのあまりに無理な要求も見受けられるのではないでしょうか
医師の資格がある者が
この患者さんを痛い目に合わせてやろう
とか
モデルケースで、練習してみよう
等と言う医師は皆無に等しいと思います
攻め寄せてくる患者さんを少ないスタッフで、身を粉にしても
医療人としての使命感から連続35時間などという勤務体系にも我慢しておやりの先生も多々あると
お聞きします
結果的に全てが成功するとは言えない医療現場です
判例がどうも、患者さん側に明らかに偏っているという見解なのは
私だけでしょうか??
それゆえに
外科、産婦人科を希望する医学部生は現象の一途となっています
反対に
危ない橋は渡らない
という萎縮診療に我々でもなりかねません
本当に権利主張が強くなり、
プロフェッショナルとしての思いとは別の方向に流れている昨今ではないでしょうか・・・
http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院