退院まで(3月29日~4月3日) | 父ちゃんの食道癌…改め…父ちゃんの「せん妄」

父ちゃんの食道癌…改め…父ちゃんの「せん妄」

2013年夏、私の父親(70代)に食道腺癌が見つかる
11月に食道亜全摘手術を受け、術後の経過も順調だった

ストレス耐性が弱い父は「食べる事」に挫折

せん妄

食欲は回復したが、認知症対応型施設に入院

退院

3月29日、土曜日。


父、頭がはっきりしてきた。

食事も残さず食べているとのこと。


思い込みは相変わらず。

「保険金がたくさん入るはずだから通帳記入しといて」

「怪しい水だから飲まない」

「東京マラソン見に行けないなあ」

(東京マラソンによほど執着があるのか、毎週言ってるヽ(;´ω`)ノ)

などなど。



3月30日、日曜日。


姉夫婦が面会に来た。

姉、父の痩せた姿、棒のような脚に驚いていた。



3月31日、月曜日。


看護師さんに、「検査の数値が良かったら今週退院です」と言われる。


母と私、焦る。もう退院!?

母、かかりつけ医に相談する。



今後について、食道外科の担当医と精神腫瘍科の医師と話し合わなければならない。。。。

母「アタシだけじゃ説明聞いてもワカンナイからミチルちゃんお願い」

私「何でもそうやってワカンナイって言ってこっちに丸投げするのはもうやめて」

私(´-`).oO(あー言っちゃいけないこと言っちゃったかも。のちのち禍根になるかなあ。。。)



4月1日、火曜日。


父、かなりしっかりしている。

急にどうしたんだ!?

入浴する。(2月14日以来、初の入浴)



午後、精神腫瘍科の医師、食道外科の医師、母、私、面談。

せん妄については

・神経のバランスが崩れている

・年齢

・長い喫煙歴による脳の委縮

・栄養状態

・脱水

これらの要素によると言う説明。

数値が改善したのでこれ以上入院を続ける理由が無い。

「せん妄」だからといって入院させてくれる病院はそうそう無い。

今後は具合が悪くなる前にかかりつけ医と相談すること。

退院する日は家族の都合も考慮しつつ、今週中で。

など。



4月2日、水曜日。


父、病院内の床屋へ行ってサッパリ。(抗がん剤治療後もと通りに生えてきた頭髪と眉毛をカット。爪も切ってもらった)


父の昼食時間に合わせて面会へ。

父は病院食を、私はコンビニで買ったおにぎりを食べる。


私の梅おにぎりを食べたいと言うので、父の病院食のパンとトレード。

父がおかずの他に、このおにぎりを食べきったのでびっくり。

家にいた時はおにぎり1個すら食べられなかったのに。


更に食後、売店でアイスを買って食べたw川・o・川w




4月3日、木曜日。


父、退院。

母が迎えに行く。


父、自宅前でタクシーから降りようとして転倒。

擦りむいただけで済んだが、ヒヤヒヤ(((( ;°Д°))))


退院早々、父と母は口喧嘩が絶えずギスギス。

父は母の悪口を、母は父の悪口を、それぞれ私に言うし、喧嘩に巻き込もうとするし、どっちも私を味方に付けようとするしで疲れる。


病気の事も不仲の事も、夫婦の問題なのか家族の問題なのか訳が分からなくなってきて心がすり減る。。。


ギスギスした空気の中に、叔父(父の弟)来訪。

助かった~。ザ・ギスギス中和剤・叔父。。。

叔父がまめに来てくれるので有り難い(ノ´▽`)ノ


せっかく来てくれたからお寿司の出前を取るぞと張り切る父。

そして父はお寿司を食べすぎ、また入院前の様になってしまったのであった。。。。


元気になる

食べすぎる

気持ち悪い

食べなくなる、引き籠る


もうこれ3度目!

食べすぎないようにちゃんと見てなかった私が悪い。。。