再入院(何度目だ。。。)2「床ずれもありうる」 | 父ちゃんの食道癌…改め…父ちゃんの「せん妄」

父ちゃんの食道癌…改め…父ちゃんの「せん妄」

2013年夏、私の父親(70代)に食道腺癌が見つかる
11月に食道亜全摘手術を受け、術後の経過も順調だった

ストレス耐性が弱い父は「食べる事」に挫折

せん妄

食欲は回復したが、認知症対応型施設に入院

退院

12月20日、金曜日。


とても疲れてしまって面会に行けないので、父に電話してみる。

私「具合どう?」

父「悪い」

父「でも、昼ごはん、ちょっと食べてみようかな」

私「原因はわかったの?」

父「まだわからない」


午後、母が面会へ。


母によると

「床ずれ(じょくそう)が出来るかもしれないって」

「寝たきりでお尻に体重がかかりっぱなしだから」

「ご飯食べたけど、吐いちゃった」

「『術後の経過良かったのに、オレ、死ぬのかな』って。。。。」


かつて、おじいちゃん(父の父)が入院した時に床ずれが出来てしまったので、父は「床ずれが出来たらヤバい」ということを自覚している。


癌を切除して、経過も順調で、退院して、、、

退院する時に(もう2度と入院しないぞ!)と思っていたのが、また入院して、その上床ずれも有りうる、、、本人も家族も精神ダメージが大きい。




12月21日、土曜日。


Aさんが荒れる。

私と母に向かって、

「あんたらが手術やめさせないからいけないんだ!!!」

「あたしの言うとおりにしてアロマだけやってればこんなことにならなかった!!」

「ジジイ(父の事)が死んだら、あんたらのせいだ!」

「すごい死に方をして苦しめてやる!」

「アタシが死んだら、あんたら貧乏だから葬式代に困るだろうね!!!」

などなど。毎度おなじみのセリフ。


私としては、Aさんが死のうがどうしようが勝手にしてくださいと思う。もううんざりなんだ。。。


父にも毎日「こんな手術して苦しい思いしてバカじゃないの?」と言うのが耐えられない。何故、術後でつらい人を余計苦しめるの!?



そんなこんなで久しぶりに過呼吸になってしまった。

私は持病を我慢しながらそれなりに頑張ってるつもりなのに、、、

母だってとても疲れているのに、、、

体力も気力も有り余っているAさんは何も手伝わないで、暴言ばかり吐いて、父と母と私を苦しめ続けて、楽しいの?





午後、私と母、父の様子を見に行く。

退院する時に見たクリスマスツリーを、今日は全く違う気持ちで見る。


父の様子

・せん妄(記憶があいまい・覚えていないことも)

・またレントゲンを撮った

・トイレは歩いて行ける

・多少息苦しい

・しばらく絶食することになった

・経腸栄養は、絶食の為1日4パックに(1600kcal)

・タンが頻繁に出ている


看護師さんに容態を聞くと

・入院日のレントゲンと比べて、肺の右下が少し白くなっている

・誤嚥性肺炎の疑いあり

・「食事→吐く→誤嚥」を防ぐため、絶食

・床ずれの心配がある。今は無くても今後なるかも

・今入っている部屋は看護師の目が届きにくい(4人部屋窓側)ので、ナースステーションからすぐ行ける部屋に移る

・入院が長くなるかもしれない


姉が来てくれた。

副担当医が来たので、姉と一緒に説明を受ける。


・タン吐き→誤嚥、かも

・肺の音が少し「肺炎様」なので、抗生剤を入れている

・でも、「タンが出せている」から大丈夫

・上半身を起こしていること

・なるべく座っていること

・発熱については、たまたまです(←たまたまって、なんだそれ!?)


結局、何がいけないのかはっきりしない。。。

熱はまだ38度ある。

父「寒気がする」とのこと。


看護師さんが父に

「お部屋移動しますよ」というと、父はもうろうとしつつ

「今窓側だから、窓側がいい」と答える。

看「2人部屋の廊下側ですよ」

父「窓側がいい~。廊下側は嫌だ~」

何度も同じやり取りをして、母と姉と私が説得して、ベッドごとお引っ越し。