だんだん雲雀さんが変態化してきてる気が(´Д`)
ぽろりもあるよ!!
つられにきたひとどうぞ。きっとがっかりです\(^o^)/
設定:並中の女の子*
内容:ギャグ70%
雲雀さん:ヘンタイ\(^o^)/
∮~∮~∮~∮~∮~
――ヒバードはなぜかわたしに懐いてくれない。
わたし……変な匂いでもするのかな?
「ヒバード、こっちおいで~」
放課後の応接室。
テーブルにとまったヒバードの目の前に、クッキーをちらつかせるわたし。
……今日こそはヒバードをなつかせてみせる!!
意気込んでいれば、呆れたようにため息をつくひばりさん。
手には書類の束があって、いかにも忙しそう。
「君ね……仕事も手伝わないでそれって、何?」
「う。だってわたし風紀委員じゃありませんし」
痛いところを疲れ、思わず言葉に詰まるわたし。
そう、わたしは本当なら応接室に出入りできる立場じゃない。
……だけど、ひばりさんが“あの子の世話をするならいいよ”っていって、いつも入れてくれるんだ。
ヒバード、ぜんっぜん懐いてくれないんだけどね!!
――でも、今日こそは負けないから!!
まぁとにかく世話を任されている以上、懐いてもらわないと困るわけで。
今日は餌で釣るために自分のおやつを持参してきた(卑怯
知らず知らず、クッキーを持つ手に気合が入る。
しかし。
そのせいでクマの形のクッキーにヒビが入り、無駄に恐くなってしまった。
食べるかな……??
最初は、くりくりっとした瞳でこっちの様子を伺ってたんだけど。
「あ、ちょっと近づいてきた……!!」
ちょこちょこ、と少しずつ歩み寄ってくるふわふわの黄色い小鳥。
かわいい!!もう少し!!
……っていいところで、声をかけてくるひばりさん。
「ねぇ、ひまだからこっち来てよ」
「はい?!今すごくいいところなんです!!邪魔しないでください!!」
お母さん?!
ゲームのセーブポイントが見つからないのに電源切ろうとするお母さん?!
あまりの変なテンションに、意味不明なコメントが飛び出る。
要するに今はとてもとても緊迫している時なんですが?!
動くのもためらわれて、ヒバードと視線を外さないままに返事をすれば。
見なくてもわかる、不機嫌になったひばりさんのオーラ。
「……何、それ。僕よりその子とイチャつく方が楽しいってこと?」
「表現が古いです。っていうか、ひばりさんもイチャつこうとしてるんですか?!」
「悪い?君も好きなくせに……僕とイチャつくの」
「変な誤解が生じるのでやめてください」
まるで毎日そんなことしてるみたいに聞こえるけど、そんな事実はありません。
ヒバードから視線をそらさないまま答えると。
「しょうがないね……今こっちに来れば、いっぱいちゅーしてあげるよ?」
「え?!」
……ちゅ、ちゅーって!!
恥ずかしい反面、なんだか気になる気もする。
あまりの衝撃に思わず振り返ってしまった。
っていうか、ひばりさんが“ちゅー”とか言ってるの可愛すぎる!!
でも……でもっ!!
「、ヒバード、に、餌あげなきゃなんで……!!」
や、やっぱり無理!!
恥ずかしすぎて素直に行くことなんて出来ない。
真っ赤になった顔を伏せて言えば。
「ふぅん。……そう」
「え?ひばりさん?」
「……おいで」
ひばりさんがひとこと呟くと。
『ヒバリ、ヒバリ、』
「ぁっ!!ま、まって!!」
ヒバードはひらり、と舞い上がって。
……そのまま、ふかふかの髪の毛へと止まってしまう。
正しくは、ひばりさんの頭の上に。
なんでだ。なんでひとこと呟くだけで飛んでいくんだ。
世話はちゃんとしてるはずなのに、なんでひばりさんの方に懐くの?!
なんだか怪しげに微笑むひばりさんを前に、クッキーを持ったまま悩むわたし。
「……で?餌あげるんじゃなかったっけ?」
「はい?!」
それはそうだけど……
警戒しながらも続きを待てば。
「仕事任せてあるんだから、ちゃんとしてよ」
え、こ、このまま?!
手に持ったクッキーと、頭にのったヒバードを交互に見比べる。
「ひばりさん。たぶんっていうか、確実なんですけど……クッキーの欠片、髪の毛につきますよ?」
「落としたら咬み殺す」
それはわたしとヒバード、どちらに言ってるんでしょうか。
……見れば、ヒバードは素知らぬ顔で『ヒバリ、ヒバリ、』と連呼している。
そーですか。わたしに言ってるんですね。
しょうがないから、細心の注意を払いながらクッキーを差し出す。
下にはひばりさんがいるから、机越しで。
「ほーら、ヒバード、餌ですよー」
さっきのように、ひらひらとクッキーをちらつかせるけど。
「……食べないね。毒かなんか入ってるの?」
「普通のクッキーですよ!!……まぁわたしの食べかけですが」
ひばりさんも呆れたようにそれを見上げるばかりで。
……なんで?もしかしてわたしの食べかけが悪いの?
いつもひばりさんの頭の上に乗ってるから、贅沢ぐせがうつっちゃったのかもしれない。
「ひばりさん、食べかけぐらいなんですか。ちゃんと食べましょうよ」
「……ちょっと待って。なんでそれ僕に言ってるの」
「ひばりさんが贅沢するから、ヒバードにうつっちゃったんです!!」
「贅沢なんてしてないけど」
「じゃあどうしてヒバードは食べてくれないんですか?」
文句を言うように尋ねれば。
「さぁね。でも、君から逃げないってことは、嫌われてはいないはずだよ」
「そうですか??」
「――ただ、主人想いな賢い子だってだけ」
うーん。意味わかんない。
考えてる間にも、ひばりさんは書類に視線を落としはじめちゃったし、再びヒバードとふたりの戦い。
わたしもそろそろ手が疲れてきた。
「ほら、ヒバード……あーん」
こんなことで食べてくれるとは思わないけど。
しかし、せめてもの希望をかけて差し出せば。
「あっ?!」
――かり、
クッキーの削れる音。
食べられた。
でもそれは……
「~~ひ、ひばりさんが食べてどうするんですか?!」
ひばりさんがかじった音で。
わたしの手を引き寄せたまま、そのままもぐもぐと口を動かしている。
「僕だって食べかけくらい気にしないよ。……君の食べかけならね」
「~~そ、そうじゃなくて、これはヒバードの餌であって!!」
呟きながらも、少しずつクッキーをかじっていくひばりさん。
つまんだ指から、クッキーが削れていく振動が伝わってきて。
「……いいでしょ。あの子が食べないんだから、僕が貰ったって」
「そ、そんな……、ぁ、」
、ちゅ、
小さくなったクッキーの欠片。
指先にひばりさんのくちびるが当たってしまう。
そのやわらかな感触に、思わず顔を真っ赤にしてしまって。
「~~ひ、ひばりさん!!」
「なに」
「た、食べるんなら一気に食べてください!!」
~~わざわざちょっとずつ食べなくても!!
抑えられたままの手に抗議すれば。
「しょうがないね。……ん、」
、ぱく、
ごくん、と喉を動かしたあと、やっと食べ終わったらしいひばりさん。
本当ならヒバードがこうして食べてくれるはずだったのになぁ。
ひばりさんが懐いてくれてることは嬉しいけど、意地悪ばっかりしてくるし。
……ヒバードは懐いてくれないけど、きっと懐いたら可愛いはず。
そんなことを考えていたら、無意識に。
「……どうせ懐くなら、飼い主よりヒバードの方がよかった……」
と、ぽろりと本音を零してしまった。
慌てて片手で口を押さえるけれど。
まずい。聞こえちゃった……?!
すると……。
「……ねぇ……それって、僕よりあの子の方がいいってことだよね」
ばっちり聞こえてたみたいですね。
再び不機嫌オーラが背中を漂っている。
「えっと、さっきのは言葉のあやってやつで……」
「却下」
「ええ?!」
ひばりさんは、短く呟くと。
「~~きゃぁ?!」
……抑えたままだった指先を、ちろちろと舌先で舐めだした。
くすぐったいような、変な感覚。
「っぁ、……ちょ、……ひばりさ、ん?!!」
「クッキーの粉とってあげてるだけ。……僕を怒らせたお仕置きだよ」
「お、おこらせたって、なんで怒ってるんですか……?!!」
「まだそんなこと言ってるの?鈍すぎだよ」
言いながらも、ぺろぺろと指先を舐め続けていく。
……と。
『ミードーリータナービクー……』
「ひ、ヒバード?!どこ行くの?!」
「君と違って空気が読めてるってことだね」
ちいさなツバサを広げ、窓の外へと飛んでいくヒバード。
え、ちょっと待って。この状況で二人っきりってやめて?!
ひばりさんはわたしを鈍感だと言ったけれど、今の状況がやばいのはわかる。
だんだん遠くなっていく校歌が、なんだか死刑宣告のようで。
「あぁ、そっか。君、食べるなら一気に食べて欲しいんだっけ」
散々舐め尽くした後、ちゅ、と指先にキスを落としてくるひばりさん。
自然と上目遣いで見上げてくる視線は、なんだか艶やかだ。
「~~あ、の、ひばりさん?」
「大丈夫、ちゃんと残さず食べてあげるよ」
「ぇ……えええ?!」
標的はきいろい小鳥。だったはずなのに。なんで?!
あの子が気の無い素振りをするのは、僕が嫉妬しちゃうからだよ。
『ヒバリ、ヒバリ、』
『あ、戻ってきた!!たすけてヒバード~!!』
『ファイト、ファイト、ヒバリ、』
『うん。ありがと、頑張るよ』
『ちっがーう!!応援しちゃだめ!!』
~えんど~
何かの気の迷いです。断じてぽろりなどさせません\(^o^)/
というか書いていて思いました。うちはギャグに向いていないと。
次からは普通にしたいです(´Д`)ウハァ
とりあえずお読みいただきありがとうございました~。
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