世界中で移民規制へ | パパの倫敦ライフ(旧パパの香港ライフ)

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香港からロンドンへ移住し3年目!ロンドンでの生活などを中心に日々出来事を綴ります!

コロナで世界のどこも人材不足が巻き起こり、足りなくなった分を移民受け入れで補填しようとしていましたが、ここにきてその政策も大きく変更される流れが出来つつあります。

 

イギリスも増えすぎた移民の数を規制すべく政策を整えようとしていますが、先ず手っ取り早いビザの発行条件を厳格化させ、さらにその更新も発行条件変更を適応させる。そして、一番の問題となっている留学生への学生ビザを規制することで、学生ビザの家族ビザも取得の厳格化で学生ではないのに家族でイギリスに移住してきてそのまま居残る組の数をなんとかしようと政策を弄る方針のようです。

 

次男坊の以前の学校でも同級生の生徒にパパが学生ビザで来て、奥さんと子供も家族ビザで来英。そのままイギリスで子供を育てイギリスに移住するということを計画している中東の方がいました。

 

問題はこういったパターンでさらに家族だけではなく親とか連れてきて本当に家族で移民をって考えている移民が相当数いることです。

 

22/23年に787000人が学生ビザでイギリスの大学機関で学んでいるらしいです。

 

21/22年が68万人ちょっとだったようなので、実に1年で10万人強増えているそうです。

 

この数には家族ビザは含まれておらず、移民数の増加に結構なインパクト残していると思います。

 

オーストラリアも学生ビザでやってきる外国人が増え過ぎたとして学生ビザの発給要件を大幅に厳しくし、しっかり英語ができる、将来、国家に貢献でき得る人材を選別していく感じです。

 

移民総数を現在の51万人余りから半減を目指し、25万人/年間以下にすることを発表しています。

 

高度なスキルを持った人のみを積極的に受け入れるという方針に変更するようです。

 

よく指摘される移民増加要因の一つとして香港やウクライナといった地域や国家の人へのビザは人道的な理由というカテゴリーに入り、ビザの取得要件が異なります。

 

イギリスへ移住してきた香港人の約半数(48%あまり)がイギリスで家をすでに購入しています。要はイギリスの福利厚生を必要としている人たちとは異なります。同様に仕事もなんでもやるというスタンスの方が大半です。

 

彼らは2年間で実際にイギリスにやって来たのは15万人強くらいです。

 

すでにその移民ピークは超えた感があるので、今後はそれほど大きな数的インパクトはあまり起きえないかと思います。同時にイギリス内ではほとんど福利厚生を得られません。学校のFreeMealですら申請不可です。

 

ウクライナの方々も期間限定的なものなのでいずれ帰国していく方々です。財政支出という点ではウクライナ難民へはそれなりに出ていると思います。

 

そのたの問題は今話題にルワンダへUTurn政策!

 

ボートピープルとしてやってきたアフリカとかからの難民にかけている資金がものすごいことになっていて、ここはしっかりとフランスに責任をとってもらう必要があります。両国合意の下、こうしたボートピープルの渡英を阻止する事約束しているのにお金だけ取って何もしていないフランスは流石に酷すぎる。

 

ルワンダへUTurn政策も来年、実際にUTurnとなり得る人数も200人余りとされているようで、その予算と人数に大きな乖離があって、この問題をどう決着させるのか来年は目が離せません。

 

ボートピープル難民らの支援にいったいいくらかけているの?ってくらい困窮するイギリス国民を蔑ろにしている現状はなかなか受け入れられないと思います。

 

ドイツも国境の管理を厳しくしたようで、最近は難民数を減らし始めたようです。

 

兎に角、来年は増え過ぎた難民、不法移民者をどうするか、欧州だけではなく世界中で大きな問題になると思います。

 

でも、日本は世界の真逆に進んでますね。。。

 

不思議な国だな。