減少を続けてきた香港のBNO所持者数が今年、激増しています。
背景はもちろん国安法です。
10月末までのBNO所持者総数は469416人に達し、50万人まで目の前にまで来ています。
BNOを取得する目的は、当然、将来にイギリスへ移住する事を想定した動き、もしくはいつでもイギリスへ移住する事ができるようにする為の保険と言ったところでしょうか。
既に2000人以上がイギリスへ移住し、同時にオーストラリアやアメリカ、カナダへも一定数が向かったとも思えます。
来年以降、何人が実際に香港を離れるかはわかりません。
ここに生まれ、ここで育ち、ここで働き続ける事を選ぶ人が正直、多いと思います。
パパの周りでも英語が苦手で自信がないのでイギリスへ移住する事へ決め切らない人が相当数います。
慣れ親しんだ環境、食事などそうは簡単に捨てられません。
特にノマド的な生き方をした事のない人は特にそうです。
パパはノマド的人生を歩んできた一人なので、そうしたハードルは低いですが、大半がそうではありません。
きっと同じ事が日本で起きれば、殆どの人は残留を選択すると思います。
残るも地獄、行くも不安では厳しいですが、何かに挑戦するという意味では、どちらに転んでもそれも選択です。
子供を持つとより子供の将来を考えた行動をとる事になります。
パパは息子さんたちの事を思うと、よりダイバーシティのある環境で何かに閉じこもったり偏狭な考えに凝り固まった人間にはなって欲しくはないので、チャレンジを選択します。
こうして安全を探るのではなく、チャレンジを見せる事で子供らが何かを感じてくれればといつも考えています。