11月以降の恐ろしいシナリオ | パパの倫敦ライフ(旧パパの香港ライフ)

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香港からロンドンへ移住し3年目!ロンドンでの生活などを中心に日々出来事を綴ります!

11月にアメリカ大統領選挙が控えていますが、その結果次第で、もしくは結果を問わずアメリカが対中国、対香港に対する施策が次々に打たれてくると思われています。

 

もしトランプ大統領が選挙に負けたとしても、次期大統領に政権を明け渡すまではかなりの時間があります。

 

つまり、トランプ政権は少なくとも年内は対中政策としては相当厳しいものを敷いてくると思われます。

 

1)中国パスポート所有者のアメリカ入国の原則禁止

 

2)香港ドル/米ドルのペッグ制廃止

 

3)HSBCの分離

 

4)ポンペオの台湾訪問

 

この4点に次々に動きが出てくるものと思われます。

 

1)は既に中国パスポート所持者で観光ビザを持っていた中国人が空港で入国拒否を喰らっていると報道されていることからも既に施行され始めていて、同時にアメリカ留学を目指す中国人のVisa発行もほぼされていない事からも既にアメリカにいる中国人も次々帰国させられていく事になります。

 

あのまだまだ貧さから抜けきれていない普通の中国人の子供らがあれほどお金のかかる日本人ですら諦めてるアメリカ留学に出せるお金はあるはずもなく、結局アメリカ留学ができているのはほぼ全て中共党員関係者の子息たちに間違いありません。

 

2)既に長らくいろいろ話題となっている香港ドルと米ドルのペッグですが、中国人民元の価値を担保する為に香港経由で確保されている米ドルを断つという目的があり、早ければ11月にも同ペッグ制は廃止の方向になると噂されています。

 

今のうちから出来る限り香港ドルから他のつうかに換金しておいた方が得策ではないでしょうか。

 

3)収益基盤がアジア、特に中国と香港に依存するHSBCの事業を欧米事業と切り離して、アジア事業を中国資本に売却し、HSBCの2分割が語られています。

 

欧米での事業はアジアに比べれば規模的には見劣りしますが、それでもそれなりの規模ですので、経営の立て直しには十分な規模を有していると見られています。

 

同行にはなんとかグローバルバンクとしての位置、価値を維持してほしい限りです。

 

最後の4)10月10日あたりに台湾を訪問すると見られているポンペオ国務長官による中台関係の悪化問題。

米台の国交回復なのか、米軍の駐台なのか、米台のFTAなのか、いろいろ今の時点ではどれも可能性を秘めた話になっています。特に最後の米台FTAですが、これは国家間による取り決めというのが一般的な事なので、もし両国でFTAが結ばれれば、実質的に国交回復という流れです。

 

10月はアメリカ大統領選挙を前にした最後の1ヶ月、ポンペオの動きとアメリカ政府の動きそれぞれから目が離せない月となる事は明確です。