ルイス・ハミルトンの圧勝で幕を閉じた中国GP。
タイトルを争うライバル、
フェリペ・マッサはポイント差を7と広げられて最終戦、母国のブラジルGPに臨むこととなる。
ただし、このポイント差は、
レース終盤に2位を走行していたキミ・ライコネンからそのポジションを譲ってもらって手に入れたポイントである。
これがなければポイント差はさらに2ポイント広がって9ポイント差となっていたはずだ。
そして、このチームオーダーが一部で議論の的となっているようだ。
チームオーダーは2002年に
当時フェラーリドライバーであったルーベンス・バリチェロがミハエル・シューマッハに行った行為が問題となり、
現在のレギュレーションではチームから強要して順位を操作することは禁止されている。
ただし、ドライバーが独自の判断でチームメイトを先行させることに規制はない。
(例えば、マシントラブルや戦略の違いにより自分よりチームメイトの方が速く走れる場合は譲って当然だろう。)
ということで、チャンピオン獲得の可能性が数字の上でもなくなったライコネンが、
最終戦に望みをつなぎたいマッサにそのポジションを譲るということはきわめて通常のことである。
(当然、チーム側からの指示はない。まぁ、事前に話し合いはあっただろうが・・・)
「フェリペがキミをパスした?われわれのドライバーたちはチーム最大の関心についてよく知っているから、それに合わせて行動した。実際に今日のようなレースは今季これまでにも他のチームで起きていたし、それはF1のようなスポーツでは正常なことだよ。」
と、チーム代表のステファノ・ドメニカリが語ったとF1-Live.comが伝えている。
今回のライコネンの判断は、同じ状況になった場合、全てのドライバーが実行する戦略であると思うが、
ことさら、これを問題視するという観点が理解し難い。
レギュレーションの本質(チームが”強要”することを禁ずる)を見失っているように感じる。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!