前戦ドイツGPを圧勝で終えたマクラーレン&ルイス・ハミルトン。
前々戦のイギリスGPでの雨が絡む中で輝く走りを魅せた後で、
今度はドライコンディションの中、圧倒的なパフォーマンスを魅せつけた格好だ。
この勝利で、ポイントランキングの単独首位に返り咲いた。
しかし、シーズンを通して考えると、ホッケンハイムの勝利は単なる1勝とは違う意味を持っているかもしれない。
確かに、フェラーリが不調だったこともある。
同チームの代表、ステファノ・ドメニカリが
「今日は良い一日ではなかったし、それを否定する要素がない。」
「今季初めて、レースで期待していたペースがキミにもフェリペにも出なかった。」
「ペースが不十分だったために、良い結果を手にすることが難しかった。」
と、振り返るほど赤いクルマが良くなかったのは事実だ。
両ドライバー共に、マシンのグリップ不足を訴え続けていただけに、問題がマシンにあったのは間違いないだろう。
しかし、そんな事実があったとはいえ、ハミルトンの圧勝は印象的だ。
なにせ、チームの判断ミスで、セーフティカー中のステイを命じられ、
リスタート後は”わずか7周で23秒差をつけなければいけない”という無茶な指令の下、
ピットまでに十分なマージンを築けなかったものの、フィニッシュラインまでには次々とライバルをオーバーテイクして
帳尻を合わせての勝利を達成したのだから。
(オーバーテイク自体は多少強引だったが・・・)
あのパフォーマンスからは、マクラーレンの進化と落ち着きを取り戻したハミルトンの姿が感じられた。
そう、昨年前半の強いハミルトンが戻ってきたようだ。
もしかしたら、フェラーリ優位に進んでいたシーズンの流れが変化した瞬間だったのかもしれない。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!