フランスGPにおいて、レースのほぼ半分をチームメイトすら寄せ付けない圧勝ペースで先行しながら、
エキゾースト・パイプの破損により、2位に甘んじることとなったキミ・ライコネン。
「週末を通して優れたマシンがあって、ポールも獲得できたし、楽にリードしていたけど、マシンにトラブルが発生したから、終わりとしてはガッカリだ。」
と、レース後の記者会見で、その無念さを表現した彼。
しかし、見方によっては、彼はラッキーだったのかもしれないのだ。
ひとつは彼が走行を継続できたこと。
何故なら、破損したエキゾースト・パイプが、いつ切れるかもしれない、細いワイヤーのみでつながれた状態で、
走行が許可されたことに疑問を投げかける関係者もいるからだ。
ピットインし、危険物の除去を命じられても、おかしくない状況だったと言える。
(当然、レースディレクターは危険度が低いと判断したようだが。)
もうひとつはエンジンが力尽きなかったことだ。
事実、レース後の記者会見でも、
「最後の数周は何度も止まっちゃうんじゃないかと思ったから、まだ何周か残っていてフィニッシュできないんじゃないかと思った。」
とライコネンが語るほど、エンジンのパワーダウンが顕著だったようだ。
結局のところ、無事フィニッシュでき、フェリペ・マッサに続く2位を獲得し、
ポイントランキングでもトップのマッサから5ポイント差の3位と悪くはない状況だ。
「ポジティブな面を見れば、リタイアしてもおかしくないトラブルを抱えたにもかかわらず、チームが素晴らしい仕事をしてくれて8ポイントを獲得できた。それに、カナダGP後よりもトップに近づけたしね。」
と、前向きに捉えるライコネンである。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!